ブザンソンにて (角川ルビー文庫 23-24 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第 4部)
- KADOKAWA (2002年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044346393
作品紹介・あらすじ
国際指輝者コンクールに出場する圭に会うため、フランスの地方都市ブザンソンにやってきた悠季。二週間ぶりに再会した圭は相変わらず激しく求めてきて、責められて…。でも、他人を全く寄せ付けなかった彼が、夕食の席で意外なほどにライバル連中とうち解けあっていた。いったい圭にどんな心境の変化が?そしてコンクールの結果は?イタリア留学編の第4部、ついに完結。
感想・レビュー・書評
-
シリーズ第4部6冊目
『ノクターン』
ヴィオッティ国際バイオリンコンクールに挑む悠季が圭の、そして自分のお互いの相手に対する依存性を考えていた内容。
バッハを把握出来ない悠季の懊悩は見事に払拭され、扉の向こうに行き着くことが出来た。
『ブザンソンにて』
指揮者コンクールへ挑戦する圭の応援に一次予選から会場入りした悠季と、子供っぽい自分を認めてそれを表現するようになった圭の話。
久しぶりだったせいかエチも濃厚で(描写は普通)良かったね、お二人さん、という感じ(笑)
しかも奥義も極められたらしい(二人ともドライでイけた)
『証言編「二月十一日」その後』
圭が危篤と勘違いして大阪へ飛ぶ時のチケットを譲ってもらったお嬢さんから見た二人の話。こんなことになっていたのね、というのが分かりました(笑)
『冬のうらら』
伊沢が堯宗と出会って圭を見守るようになった話。
今回、評価を4にしただけの内容でした。
圭が今(悠季と出会った頃)のとしてなぜそうなったか、寂しい家庭環境が読めて辛かった。
伊沢と堯宗とのそういう部分の描写がないことで興味本位でない二人の仲を少しだけ垣間見せてもらったような…。
けれど、だからこそ今の圭は幸せなのだという結びで読み応えありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
圭が挑んだコンクールの行方…伊沢の過去にも触れた一冊です。(エロアリ★★)
-
(あらすじ)
国際指輝者コンクールに出場する圭に会うため、
フランスの地方都市ブザンソンにやってきた悠季。
二週間ぶりに再会した圭は相変わらず激しく求めてきて、
責められて...。
でも、他人を全く寄せ付けなかった彼が、
夕食の席で意外なほどにライバル連中とうち解けあっていた。
いったい圭にどんな心境の変化が?
そしてコンクールの結果は?
イタリア留学編の第4部、ついに完結。 -
フジミシリーズの四部の終わり(らしい) ついに、守村くんも圭も国際コンクールでタイトルをゲット。演奏家として、一歩を踏み出したって感じかな。
しかし、直前までつかめなくて、前日とかにやっとつかめて本番っていうのが守村くん、多すぎるよ(苦笑) 幼稚園の圭は、かわいかった>おいおい -
富士見二丁目交響楽団シリーズ〈第4部〉-06