少年陰陽師 願いの証に思い成せ (角川ビーンズ文庫 16-42)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044416492
作品紹介・あらすじ
時は平安。安倍晴明の父が神祓衆と定めた、小野螢と昌浩の結婚。その約定を解消するため、昌浩は播磨の郷に行くことを決意する。白い髪に赤い双眸を持つ神祓衆の影を担う男、氷知の案内で郷へ向かうが、そこで明かされたのは、螢の凄絶な過去だった。一方都では人心を乱す黄泉からの風が吹き荒れ、呪詛が解けないまま、皇后定子の命の灯火が消えようとしていた-全ての事件が動き出す"篭目編"第四巻。
感想・レビュー・書評
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籠目編④
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【図書館本】シリーズ35冊目、籠目編4/5。
読書にも内容にもなかなか集中出来ずに読み進まなかった。細切れに読んだせいか、何が何だか……。背景がハッキリせずモヤモヤ。籠目編ではみんながバラバラなのでちょっと寂しい。早く平和な日々が戻ってみんなが笑顔で過ごせますように……。 -
蛍もきになるし、彰子もきになる。みんな幸せになれればいいのに。なんでだめなのかしら。
社会的な動物だけど、そればかりにとらわれるのが大人になるということではないと信じたい。 -
都や伊勢や播磨で、それぞれの闘いがありそれぞれの過去や想いが交差しながら解き明かされていく謎、次巻が待ち遠しい。
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まだまだ展開重いわ… 彰子が姫宮を思って言った言葉の招いた結果。言霊を軽んじてはいけない。情に流され過ぎてはならない。陰陽師でさえ、見失いかけることもあるのに。/昌浩もこどもではいられなくなっているのを自分の成長とともに実感している。大人になるって、何かを手放すこと。そして、何かを得ること。早く籠目編完結巻読まなくちゃ。
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やっとの思いでついた場所で、やっと少し謎が解決される。
白い髪の人物の事、彼女の体調の事。
ようやく休まる場所で体調を崩してしまったその事
都ではついに、どうしようもない定めが動いてしまう。
そのために、気休めとはいえ紡がれた言葉。
ようやく真実をつかんだ兄。
やっと…現実を見始めた帝。
とにかく痛い。
こんな所で終わってしまうのか!? と叫びたいほど
痛くて苦しくて、どうしようもない所で終了。
責任が持てる事だけを言葉にしなければいけない。
それは今でも大事な事で、さらにこの時はもっとも大事な事。
誰もが後悔をして、誰もが泣きそうに辛い時。
その手を放さなければ、と思った昔。
どれほど、誰が泣く事になるのか…。
この編、とにかく精神にきつすぎます!!