その腕で惑わせて (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.21
  • (4)
  • (3)
  • (30)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 85
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044422127

作品紹介・あらすじ

大学に入ったばかりの恵の恋人は、人気恋愛小説家・佐原隼人。同居生活は甘く幸せだが、長編の執筆に熱中する佐原に、恵は少しだけ寂しい。そこで、恵は美形ばかりを集めたカフェで、佐原にナイショでバイトをすることに!そのカフェで知り合った、スマートな美形のエリート弁護士・武文に強引に口説かれた恵だったけど…!?心も体も疼いて仕方ないほど、あなたがすき…。無邪気で一生懸命な恵と、本当は独占欲の強い人気作家・佐原の、心とけろるハニー・ラブ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こんなにもお互いのことが大切でも、不安になることはあるんだな。と思った。大切だからこそ、失いたくない。という気持ちが強いからかもしれないけど。いつも冷静に見える隼人が焦るところや、のんびりしてるように見える恵の鋭いところのような、意外なところが見えるのが楽しかった。

  •  大学に入ったばかりの恵の恋人は、人気恋愛小説家・佐原隼人。
     同居生活は甘く幸せだが、執筆に夢中になると佐原が上の空になってしまう癖は健在。
     現在は、長編歴史小説を執筆中で、放っておかれてばっかりの恵は少しばかり寂しい想いをしていた。
     けれど、そんな佐原を理解している恵は、執筆中の佐原を大人しく待ち、佐原のタイミングで話しかけるようにしていた。
     そんな時、佐原への誕生日プレゼントを買おうと思い立った恵は、自分の稼いだお金でプレゼントをしたいと思い、佐原や兄に相談したのだが、よってたかって反対される。
     それでも内緒でカフェでのバイトを始めた恵は、そこで知り合ったスマートな美形のエリート弁護士・武文に強引に口説かれた……

     という話。

     どちらかというと、わかかった分、恵の成長が前作より著しくて恵も大人になったんだなー……という感じ。
     佐原が執筆している時は、反射で返事をしている時だから、佐原がちゃんとこっちの世界に戻ってくるまでおとなしく待つ。ちゃんと佐原の目が自分を映しているのを確認してから話しかける……等。
     完全に、恵が佐原に合わせてあげている状況。これは最終的に立場が逆転する日もきっと近そうな気がします。

     そして、一応、それなりの危機感も育ってきているようで、ちゃんと武文の本当の目的を大体見破って撃退。
     まぁ、武文は武文で余計な事をしたので、ちょっと痛い目を見てましたが……。

     結局のところ、武文とも仲良くなって、恵の世界はちゃんと広がって行ってるから、佐原はうかうかしてられないんだろうなー……と思いました。
     まだまだ子どもだったりする恵ですが、まだ成長する余地がある分だけ、佐原にとっては脅威なんだろうな……。
     これはこれでいい話でした。

  • 大学生になった恵の恋人は、人気恋愛小説家の佐原隼人。隼人にプレゼントを買うため、隼人に内緒でバイトを始めた恵だったが、バイト先に現われた、佐原の弟のエリート弁護士・武文に襲われそうになってしまい……!?

    大学に入ったばかりの恵の恋人は、人気恋愛小説家・佐原隼人。同居生活は甘く幸せだが、長編の執筆に熱中する佐原に、恵は少しだけ寂しい。そこで、恵は美形ばかりを集めたカフェで、佐原にナイショでバイトをすることに!そのカフェで知り合った、スマートな美形のエリート弁護士・武文に強引に口説かれた恵だったけど…!?心も体も疼いて仕方ないほど、あなたがすき…。無邪気で一生懸命な恵と、本当は独占欲の強い人気作家・佐原の、心とけろるハニー・ラブ。

  • シリーズ4作目、佐原×恵。お兄ちゃんは電話のみ、五十嵐くんが出まくり?
    恵が大学生になって、佐原は作家業に燃えていて。佐原に誕生日プレゼントを買いたい恵はバイトをしだして。
    佐原が仕事中はバイトという自分の世界を持つのもいいなと恵は思うようで。
    大人×高校生にはよくある話だけど、子ども…高校生だけど…子どもが成長して大人の庇護下から去っていく系の話ってよくあるよね~。これもそれっぽい話かな?
    五十嵐くんは恵のフォローお疲れさまw
    あ、佐原弟も登場。年下の恵にからかわれて、からかいすぎちゃったから今度からもちょっと控えようとか思われてるあたりカワイイw
    おまけ。「一年若」という文章というか、文字があったんだけど…「一年弱」じゃ?それとも一年若って表現というか変換もあるの?

全4件中 1 - 4件を表示

黒崎あつしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×