故郷へマのつく舵をとれ! (角川ビーンズ文庫 4-19)
- 角川グループパブリッシング (2008年5月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044452209
作品紹介・あらすじ
懐かしい眞魔国を遠く離れた異郷の地-ここ聖砂国で、思いがけない真打の登場に動揺するおれ、渋谷有利(職業・魔王)。禁忌の箱「凍土の劫火」を前に、大切な友達を人質にとられ、信頼していた「彼」はまるで別人のよう。衝撃の連続に息が詰まりそうなのに、事態はまさに「前門にゾンビ後門の騎馬民族」で、思考停止してるヒマもなく…あーもう、どーするおれ!?まるマシリーズ本編第15弾、謎が謎を呼ぶ"聖砂国編"ついに完結。
感想・レビュー・書評
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シリーズ本編第15弾。聖砂国編の完結となります。
ムラケンの身柄を捕らえたイェルシーは、有利およびサラレギーの身柄を返すことを条件に、ムラケンを彼らに引きわたすと提案します。有利は彼の出した条件を呑み、みずからイェルシーのもとへと向かいます。
そこで彼は、イェルシーが母のアラゾンを回復させるために、禁忌の箱を使おうと考えてたことを知ります。
ストーリーの締めくくりにやや不自然さを感じるところもありますが、ともあれ無事完結です。ヨザックやアニシナなど、いくつか未解決の問題ものこっていますが、これは続巻への布石と見ればいいのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
15巻
宝の確保に当たって混迷する話? -
ここまでシリーズ一気に読みました。
涙あり?笑はあり?
うんが強いのも実力ですてきな。 -
聖砂国編終了!
ちょっと駆け足だったのが残念。今後ちゃんとフラグ回収してもらえるんですかね?もうちょっと色々濃く書いてほしかったかも。
ムラケンとユーリの友情とかウェラー卿の過保護とかわがままプーがわがままじゃなくなったのとか見どころはもりだくさん!(笑)
個人的には村田くん、君、渋谷の呼び方はそれで固定かい? -
この巻にて聖砂国編完結です。
先生はどーしてもこの巻で終わらせたかったのだろうか。
今まで引っ張って引っ張って引っ張り続けていたことが会話の中だけでわりとさくさくっと駆け足で説明されただけで終わってしまって、ちょっと肩すかしをくらった気分…。
人物配置も何回か読んでもよくわかんない場面が多いし、今までこんなことはなかったはずなんだけどなあ…。
もっと丁寧に書いてくれても良かったのに。
つうかコンラッドが帰ってくるってのにこんなさっくりして良いものか!
もっと感動のお迎えでゆーちゃん号泣!みたいのを願っていたのにーーー。
面白かったけど、何か色々不完全燃焼だったな。
待ってただけに残念。 -
故郷へマのつく舵をとれ読了。なんでもしってるメアリー・スー的なところのあったムラケンがどんどん思春期少年になってグっときます。聖砂国も終わりか~、最後かなり駆け足でアレッもしかして飽きた?とも思いましたがおもしろかった。派手で。
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聖砂国編終了、というわりに薄かったのでちょっと心配だったものの、読んでみた感想は、まるマってこんなにつまんなかったかなー…?ということ。カロリアやシマロンの頃は、展開は先が読めるものの世界観や人間関係に魅力があったと思うんだけど、今回は個人的にはつまらなかった。
戦闘シーンのあたりも早足過ぎて描写が省かれすぎてどうなっているのかわかりにくかったり(これは次巻への引きなんだろうけど)、戦闘前の膠着状態もなんていうか。つまらない会話だけというか。終わらせるためにとにかく駆け足で進めました、という印象。次巻以降のために長男や王佐にまで言及する必要があったのなら、もっとページを使って描写する必要があったように思う。ギャグはそれをごまかすためにしか思えず、残念。
来月の短編集は楽しみ。 -
ヨザック、どうなったー!
ギュンターの登場はわずかで、しかもあんな哀れな(笑)
読みやすいから読みだすと早いんだな。 -
聖砂国編完結。ムラケンも取り戻せて、ヨザックも帰ってきてよかった。
ただ、サラレギーと、思った以上の悪役だったイェルシーが今後どうなるのか・・・それが気になる。ベネラがあとどれくらい生きられるかわからないけれど、彼女の意思を継ぐ者がきっとたくさんいるはず。いい国になるといいな。コンラッドが大シマロンに籍を置く理由もようやくわかった。やっぱり彼は魔族なんだ。はやく眞魔国に戻ってくるといいのに。箱の鍵も明らかに。今後の展開が楽しみ。
グウェンダルが・・・。崩れていく。 -
2010年4月17日
「ごめんね、何も言わなくて」(うろおぼえ)に泣きかけました。