- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044462123
作品紹介・あらすじ
「私からは逃げられませんよ」大会社の会長の隠し子として、突然笹本家に呼び寄せられた河村享。新しい生活は、どこか馴染めなくはあったが、それなりに楽しいものだった。しかし、後継者の腹心の部下で、同居している謎めいた男・高城直征の視線だけが、冷静なはずの享の感情を落ち着かなくさせる。やがて高城に搦め捕られるように、享は肌を重ねることになってしまうが…。
感想・レビュー・書評
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表面的には、テンション低く見えそうな二人の恋愛。
冷静で大人っぽい亨のとても初心な心の内がかわいい。
亨のことは、なんでもお見通しのような高城も、その実は結構必死なのかな?みたいなのも読んでてニヘラッとしてしまいそう。 -
シリーズ全4冊
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●あらすじ●</br></br>
「私からは逃げられませんよ」
大会社の会長の隠し子として、突然笹本家に呼び寄せられた河村享。新しい生活は、どこか馴染めなくはあったが、それなりに楽しいものだった。しかし、後継者の腹心の部下で、同居している謎めいた男・高城直征の視線だけが、冷静なはずの享の感情を落ち着かなくさせる。やがて高城に搦め捕られるように、享は肌を重ねることになってしまうが・・・。</br></br>
●感想●</br></br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4044462119&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">衝動のベクトル</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4044462119" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />で登場していた二人のお話。読み始めたものの、前の話が全く思い出せず・・・。結局、もう一度読み返しましたとさ。ボケ始めたかなぁ〜。あんまり高城が和希を馬鹿馬鹿言うから、そんなだったっけかな〜と思って。でも結構苛めて(からかって?)ましたね・・・。
<blockquote>
「外からは見えませんよ。他に高い建物はありませんからね。明るいのも、すぐ気にならなくなりますよ」</br>
「・・・こういうこと、慣れてるんですか?」</br>
「何がです?セックスが?それとも、明るい時間にすることが?」</br>
相変わらず揶揄するような口調ながら、残った服を脱がそうという手つきはむしろ壊れものを扱うかのようだった。もし享が会話に気を取られていなかったら、すぐにそれに気づいたことだろう。</br>
「成り行きでセックスすることが、です」</br>
「それほど暇ではないですよ」</br>
漠然としたその答えは、どうやら否定だったらしい。では今こうしているのは、珍しい気まぐれというものなのか、それとも高城を動かす何かが自分にあったということなのか。
後者であればいいと思った。
「さて、訊きたいことがもうないなら、続きをしましょうか。怖がることはありませんよ。私は寝る相手には、とりあえず優しいですし」</br>
「とりあえず・・・・・・?」</br>
「礼儀としてね。楽しみたいですから」</blockquote>
そこに愛はあるのか、高城〜。ここまで読めないヤツは初めてかも・・・。勝手に「君はねね私のこと好きなんですよ」とか決めつけてるしなぁ〜。ただ享を壊れ物を扱うように抱いた・・・というとこがせめてもの救いか。</br>
享もなんだか流されてるしなぁ〜。高城に言われて自分の気持ちに気付いたみたいな、でもそれって暗示っぽいぞと思ったのね。
<blockquote>
「享さんのため・・・と言ったらおこがましいですね。つまりは自分のためなんですよ。ああいう男が君に付きまとっているのが不愉快だったんです」</br>
「どうして高城さんが・・・?」</br>
欲しい言葉を言わせようとしている自分は、ずるいのだろうと思う。だがおそらく高城のほうが、もっとずるいはずだ。</br>
すべてわかっていて、高城はひっそりと笑った。</br>
「欲しいと思った相手のことなんですから、当然でしょう?好きだとか愛してるだとか、言葉はいろいろあるんでしょうが、一番正しいのは、『欲しい』ですかね。自分のものにしたくて仕方ないんです」</br>
相変わらず淡々とした高城の口調は、熱烈な愛の告白とはほど遠かったが、それは酷く彼らしかった。</br>
「つまり、私と君は相思相愛ということです。まだ信じられませんか?」</br>
「・・・正直言って」</br>
不興を買うかもしれないと思いながらも、享は素直な胸の内を明かした。</blockquote>
高城の口から愛の告白が聞けるとは思いませんが、『欲しい』というのは分かる気がする。手に入れて自分だけのものにしたかったんだなぁ、と。だから、享が気を許してる義理の弟の将吾は邪魔者扱いなんですよね、きっと。結構、独占用が強そうだと思いません?享を手に入れた後の高城を読んでみたい気がする・・・釣った魚にえさをやるのかやらないのか。享が主導権を握ることや高城を振り回すことができるのかとか興味あるなぁ〜。</br>
将吾もイマイチ享に対して、兄弟愛なのか本気なのか微妙です。ただ、あれだけ高城に嫌われているところを見ると本気の色が濃いのかなとも思いますね。高城VS将吾も面白くて良いのですけど。将吾もいい男なんで幸せになって欲しいもんです。</br></br>
●シリーズ刊●</br></br>
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<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4044462119&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">衝動のベクトル</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4044462119" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
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