グランシェフの恋愛条件 (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044486105

作品紹介・あらすじ

『大嫌い』な超有名レストランの天才グランシェフ・小田桐宗一郎のもとで働くこととなった新米シェフの鷹野和哉。過去、小田桐にプライドを踏みにじられたことのある和哉は、実力を認めさせようと頑張るけれど、ひょんなことから憎き小田桐から料理の直接指導を受けることになってしまう。その上「失敗のたびにキスマークを一つ付ける」なんて嫌がらせのような宣言をされ崖っぷちに立たされた和哉だけど、小田桐を好きな先輩シェフの出現に、心はざわめき始めて…?とろけるほどに美味しい恋のスペシャル・ラブレシピ。

感想・レビュー・書評

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  •  鷹野和哉は、一年前の出来事が忘れられずにいた。
     料理人の新人賞を取った大会で、完璧だと思える料理を仕上げたのに、思い切りけなされたのだった。
     自信満々だった和哉は怒り、そのけなした相手――超有名レストランの天才グランシェフ・小田桐総一郎に自分を認めさせようと必死で努力してきた。
     そして、ついに自分の実力を認めさせる機会が巡ってきた。
     小田桐がグランシェフを務めるレストランで採用試験があるというのである。
     和哉は、その採用試験の書類審査・一次試験をパスし、面接試験までたどり着いた。そこで再会した小田桐は、和哉を見ても何の反応も返さない。
     悔しさから、暴言を吐いてしまった和哉に、なぜか小田桐から採用の連絡が入る。
     まさかと思いながらも、嬉しく思った和哉だが、入って早々、先輩たちの冷たい視線に晒されることになる。
     そしてつい、売り言葉に買い言葉で、看板メニューを再現できる! と言い切ってしまい、「二週間で再現できなかったら辞める」という約束をしてしまう。
     けれど、その指導を小田桐が務めてくれることになり、その上「失敗のたびにキスマークを一つつける」なんて嫌がらせのような宣言をされるが……

     という話でした。
     相変わらず、フルネームを書いた後、登場人物の視点がいったりきたり。
     今回は、和哉と小田桐の視点を行ったり来たりでした。
     おかげで、登場人物の想いがどっちもよくわかってよかったんですが、相手の気持ちがわからない! というもどかしさを楽しむのは半減してしまうなー……と思いましたが。
     逆にどっちも想い合ってるのに何でくっつかないんだ! という第三者的な視点では楽しむことができるのがこの書き方の面白さかもしれません。

     ストーリーとしては最初に書いたとおりで、最後は和哉が自分も小田桐のことが好きなのだ、と認めてハッピーエンド。
     気が強いですが、その分だけ思い込んだら一直線なので、その辺りはかわいかったです。

  • 水上ルイ×こうじま奈月で贈る、美味しい恋のスペシャルレシピ☆

    憧れのシェフ・小田桐のもとで働く事となった新米シェフの和哉。絶対に小田桐に自分を認めさせてやると意気込んで反発していたけれど、1回指導する度にキスマークを付けると条件を出されてしまい…?

    『大嫌い』な超有名レストランの天才グランシェフ・小田桐宗一郎のもとで働くこととなった新米シェフの鷹野和哉。過去、小田桐にプライドを踏みにじられたことのある和哉は、実力を認めさせようと頑張るけれど、ひょんなことから憎き小田桐から料理の直接指導を受けることになってしまう。その上「失敗のたびにキスマークを一つ付ける」なんて嫌がらせのような宣言をされ崖っぷちに立たされた和哉だけど、小田桐を好きな先輩シェフの出現に、心はざわめき始めて…?とろけるほどに美味しい恋のスペシャル・ラブレシピ

  • すきなシーンは、小田桐に料理指導を施してもらうところ。設定そっちのけで絡みとかを描く無理矢理なやつっているけれど、水上さんはそんなことはなく。シェフっていう職業、その人たちの料理への情熱とかも書き表されていて、設定が大切にされてるなって思う。そういうところが、またすきなのかもしれない。

  • 有名レストランのグランシェフ小田桐と、そのもとで働くことになった新米シェフ和哉のお話

    小田桐から料理の指導を受けるたびにキスマークを1つという条件をつけられた和哉は・・・。

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