白と黒のバイレ 踊れ、終演のカンテと共に (角川ビーンズ文庫 44-19)

著者 : 瑞山いつき

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月31日発売)

作品紹介・あらすじ

若返りの呪いをかけられたブランカ姫は、解呪の鍵である"魔王"マルディシオンの身体を操り、妹姫レオノーラを奪取した魔物ペルドゥラルを北へ追いつめていた。だが、最後の決戦に臨むブランカ一行を待ち受けていたのは、過酷な選択で…!?「わたしを愛さなくても構わぬ」「俺以外の男にお前を守らせてたまるか…」"魔王"と護衛騎士セロ、ブランカ姫をめぐる至高の三角関係の行方は!?運命と踊るシリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

[樹さんの感想 · 2012年2月11日]

面白かった。
ブランカの王家の姫としての矜持はすごく立派。
作者が何を伝えたかったのか、ダイレクトに伝わり、いい作品だと思う。
個人的にセロとブランカの身分差の恋愛もすごく丁寧にかかれていて好き。

[うたまっくすさんの感想 · 2011年4月4日]

完結してしまいました。
終わり方はいいんですが、もう少しサービスシーンが欲しい・・・。

[Rさんの感想 · 2011年2月28日]

三部作ということで、すっきりとまとまったお話でした。

[藍月さんの感想 · 2011年1月15日]

シリーズ第３冊目。なんだか今回で完結っぽい気がするけど、来月も本が出るみたいなのでまだ終わってないって事なんかな？
と思ってたら４冊目は短編集でした。

[うらこさんの感想 · 2011年1月8日]

シリーズ第3巻・・・最終巻でした。

ブランカにかけられた呪いと、妹姫のレオノーラ姫とペルドゥラルの行方、セロとブランカの関係と気になるところがいっぱいでしたけど、無事終わりました。

ペルドゥラルがレオノーラ姫を大事にしている感じがして、この二人はこのままにしてあげたいなってちょっと思いましたけど、そうなるとマルディシオンが消えちゃうんですよね。最後の展開はブランカに取っては、納得いかないところもあったかもしれませんが、マルディシオンの中で永遠に生きるというのは納得でした。

ブランカの呪いも解け、セロが自分の気持ちを打ち明けたのに、あくまで王族としての義務を優先させようとしたブランカに対して、リリアナはあっぱれなくらい素晴らしい侍女でした。すっかり忘れていましたけど、セロもいいおうちの跡継ぎだったんですよね。
王様を丸め込み？ブランカをセロに降嫁させることに成功し、ほんとよかったです。

たぶん身体を獄中に置いた状態で、オオカミとしてウロウロしているマルディシオンも、にぎやかな環境で楽しそうですし、ブランカとセロの二人の間に生まれた姫様がマルディシオンを愛してくれたらうれしいですね。

[とうふ女子さんの感想 · 2010年12月23日]

今回で完結編。寂しいなぁと思いつつ読みました。
レオノーラとペルドゥラルの関係が、思ってた以上にお熱くなっていてびっくりしたり、トマスさんが異常なほど目立たないキャラになってしまったり、本当にロベルト様は復活しなかったり(個人的に好きだったので復活して欲しかったんだけど…)リリアナとセロのお母さんが出てきたり、すごいハッピーエンドだったりしました。
９章～エピローグまでの間に何があったのか気になる！！
その番外編も発売されたとのことで、今から買ってこようと思います♪

[marimoppeさんの感想 · 2010年9月21日]

完結編

[Roko（ろこ）さんの感想 · 2010年8月25日]

全３巻完結。

ハッピーエンドだけど何だか切ない。
セロとブランカの、好き合っているけど許されない恋の関係は、どうなるのか不安でした。
セロとの歳の差に悩むブランカが可愛いな～と。
レオノーラたちも、本人にとっては幸せな結末だったのだろうけど、ちょっと悲しい。
このシリーズは挿絵の差込方が独特で小説なのに映像的に惹き寄せられるものを感じられた。

読了2010/08/24

[あでりさんの感想 · 2010年8月22日]

なんと、シリーズ完結です。
そして、すごーく面白かった！　
大満足の完結編でした。

ブランカと、セロ、リリアナ、魔王マルディシオンを軸に、
あまり登場人物を増やさず、
１～２巻ではロベルトとアウグスト、
２～３巻ではレオノーラとベルドゥラルだけにしたので、
とてもすっきりと、
でも要所要所はドラマチックに盛り上がったと思う。

リリアナの婚約者のトマスや、
マルディシオンの魔物ガトーなど、
脇キャラもいい味が出てたし。

最後の最後まで筋を通したからこその結末に拍手！

そうだよね。
自分の人生から逃げちゃ、その先の道は開けないんだよ。