バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)

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著者 : 藤木稟
制作 : THORES柴本 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044498023

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バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

  • いらない説明が長すぎてテンポが悪いので乗れない気分が延々続き、途中で挫折しそうになるのをなんとか堪えて最後まで。壮大な結末なのに、あっさり終わってビックリ。

  • 面白かった。でも自分的にキャラクターにときめかなかった、ので次作は読まないかも

  • 非常に精緻で巧妙な文体。
    そして、非常に怖いと思った。

    なかなか物語の核心が見えず、最初は読み進むのがつらかったが、
    核心に迫っていくにつれ、止まらなくなっていく。

    どんどん謎が湧き出てくるときには、ワクワクしたが、
    謎が解け始めた時には、背筋が冷える思いがした。

    面白いシリーズだが、次を読むのは、ちょっと間をおいてからにしたい。

  • 続きが楽しみ。

  • 狙いは面白い。
    でも、やたらと雑学ぽい知識があれもこれもと詰め込まれすぎていて…。
    純粋に物語を楽しみたい人にはかえって邪魔になるかも。
    雑学系の話が好きな人にはきっと面白いと思う。
    キリスト教を含め、宗教にも歴史にも通り一遍の知識しかなかったので、けっこう感心しながらも楽しめた。
    男子ばかりの寄宿舎が舞台になっているのに、中盤以降あまり生徒の出番がない。
    もう少し彼らを絡めた話にしてほしかったような。
    とくに決着がついてからの生徒の扱いが笑えるくらいひどい。
    思い入れがある生徒もいたのに、あっさりと後日談もなく物語から退場してしまった。
    そこが少しだけ残念だった。
    純粋なミステリーではないと思うけれど、ミステリーぽい雰囲気は味わえると思う。
    平賀の強烈な個性が表紙の絵とあいまって、なかなかに強い印象を残した。

  • 巻頭に登場人物一覧表が欲しかった。物語が動き出すまでが長い。物語も大風呂敷なわりにこぢんまりとした展開。
    角川ホラー文庫から出てるがホラー要素は全くなし。
    設定が面白そうな雰囲気(あくまで雰囲気だけ)で物語には魅力なし。
    まとめて4冊買って来てしまったがシリーズが進んでいけば楽しめるだろうか、、、不安。

  • バチカンに所属する理系の美青年神父と語学と書物のエキスパート神父の探偵モノ。かなりBL色の強い作品。恋愛や性を扱った小説と違い、作家と性別の違う人間も手に取るミステリやホラーといったジャンルでここまで親密な男性コンビを書くのはどうかと思う。それともそういうのが好きな層をハナから狙って書いているのか。だとしたらこの作家は大したことないな。ターゲットを絞らないと本が出せない作家ということだから。というか文章の書き方が小説が本業でない作家の書き方みたいだな、と思ったのは私だけだろうか?

  • う~ん?!・・・時代背景は現代だけど、場所がカソリック教会をとりまく場所なので、イマイチ入り込めなかった。
    続編に取り掛かるかどうか、迷ってます。

  • このシリーズは、ライトノベル版「ダヴィンチ・コード」 or 「薔薇の名前」だと感じている。特に、1巻目は設定など「薔薇の名前」によくよく似ている。こんなことを言ったら偉い人に怒られるかもしれないが……。ただ、1巻目はやはり著者がキャラクターの個性をはっきりと掴み動かせていない(特にロベルト)感覚があり、他の巻と比べると見劣りする。
    個人的には、このようなヴァチカンや奇跡調査官という設定がツボにはまるので、軽い気持ちで楽しめる作品だ。

  • 世界中の奇跡の真偽を調査する「バチカン奇跡調査官」。とある寄宿学校で起きたという奇跡を調査しはじめた平賀とロベルトだが、奇怪な連続殺人が発生、次々と関係者が殺されていく。殺人犯が潜む学園で、2人は真相をつかむことができるのか――。
    まさにオカルト!ここまで話が広がるのか!と、序盤からは想像できないほどスケールが大きくなっていくのが面白かった。
    平賀たちの視点と生徒の視点が切り替わりつつ、奇跡の真偽調査と殺人事件の調査が絡み合って進行していくので、ホラーというよりはミステリーに近い感覚で読みました。

  • “処女懐胎”という奇跡の中でも“聖痕現象”などと違っておいそれと認めるわけにはいかない現象を調査。

    この説明辺りキリスト教に馴染みない身からすると面白かった。
    「再現できないからこそ“奇跡”」うむうむ。

    ホラーを思わせる導入から最終的には科学を用いたトリック、人間の業で決着つけていくのは藤木氏の得意とするところで。
    京極夏彦氏や森博嗣氏をお好きな方には合うかも。


    ネタバレになってしまうけど、読後間近に映画「アイアンスカイ」を鑑賞。
    とても盛り上がって楽しかったです。

  • シリーズの中で一番好きかな

  • バチカンの奇跡調査官の神父様お二人が奇跡調査の振りして大掛かりな犯罪組織の調査をする話。
    学院の生徒と神父様の交互の視点で進むので状況がわかりやすい。

    キリスト教として読むとちょっと微妙だけれども、オカルト系のミステリーとして読むなら面白い。
    ダヴィンチコードほど緻密でも謎でもないし、ちょっと落ちがいつもの悪役って感じがするけれども、今後のシリーズに期待。

  • タイトルや表紙の装丁からオカルト・ホラー的なお話かと思ったのですが、その実は不可思議な現象・奇跡に対して科学的なアプローチでその謎を究明するという「Masterキートン」的なミステリ、というのが個人的な印象。(そういえば主人公の名前に「平賀」という共通点がありますね…偶然…なのかな?)

    「涙を流すマリア像」「処女懐胎」などといった著名な現象が本作でも登場。それがどんな原理で発生しているのかをどのように解き明かすのかが興味津々で、あっという間に惹き込まれました。さらにそうした奇跡調査を引き金に、舞台となる学院にまつわる大いなる陰謀に巻き込まれる展開も気になって仕方なく、ダレること無く読了。(その陰謀について、相当前に読んだ「ロンギヌスの槍」という本と共通する部分が感じられたので、それもあってより興味が惹かれたような気がします。)

    ただ、登場人物が多すぎて頭の中の整理が追いつかなかったので、やや消化不良の感あり。犯人を分かりにくくする為だったのか分かりませんが、この点はもうちょっとコンパクトにしてほしかったかも。

  • これは…完全にジャケ買いきっかけです(笑)
    ジャケ買いは3割りくらいの確率で失敗しますが、これは大成功でした。
    ダークゴシックな雰囲気もあり、謎解きの妙、何よりも二人の聖職者が魅力的で…勿論、彼等と敵対する妖しい美形も絡んでオイシイ作品。

  • そんなに厚くないのに読むのにすごく時間がかかりました。
    美形とか美少年ばっかり出てきてもう美少年いりませんお腹一杯です。神父たちの名前も似たような感じで全然覚えらず混乱してしまった。
    かっこいい単語の羅列も読んでいてさっぱりイメージが沸かず、膨大な薀蓄にうんざり。主人公2人のキャラはいいなと思ったし、各地で起こった奇跡を調査する、というのは面白いなと思ったけど、肝心のストーリーを楽しめなかったのが残念。最後まで物語の世界に入り込めなかった。
    ミステリでの自白剤の使用は反則だろう…

  •  以前に表紙だけちらっと見かけたときには、また絵で人気を稼ぐシリーズか、と思い敬遠していたこの本。今回のフェアと店頭ポップをきっかけに、とうとう買ってしまった。
     読んでみると、予想外に面白い。宗教やオカルトの様々な知識が盛り込まれていることと、読者を飽きさせないストーリー展開が良く調和していると感じた。ミステリーものとしても、数々の事件のトリックは予想のつかないもので十分に楽しめる。
     若い読者向けの作品とあって、キャラクター設定などにリアリティがないと感じる部分は時たまあった。しかし、純粋に楽しんで読むという目的のためであれば、しっかり価値のある作品だと思う。

  • まず初めに。
    面白かった。決して面白くなかったわけではなかった。カソリックについてやナチスについて傾けられる蘊蓄にも長いとは思ったけれど知らないことも多かったし勉強にもなった。それにUFOがそんなとこに着陸するのかって意表も突かれた。まあ、犯人だけなら主人公の平賀たちが初めて会ったときに解ったし、ついでにラストの平賀の犯人への所業は法律遵守がやっぱりミステリにも適応されるべきと思っている身としてはそうくるだろうと予測がついてもかなりどうかと思ったけれども、面白くなかったわけではなかった。
    がしかし、がしかしだ。
    突っ込みどころが満載で伏線ばらまくなら全部、なにからなにまできちんと拾ってほしいとどうしても思ってしまった。
    手始めに、コンラッド神父はどうしたんだ? 警備員的には死んでる感じだし、でも慌てて遡ったってそんなシーンはないし、たしかにそれ以降は回想的にしか名前も出てこないけど、殉教者の順番的にもコンラッド神父の死は入り込む余地がないし、やっぱり死んでないはずでは? でもそうするとこの人は過去の因縁にも関わっているはずだし、生きているならラストで一個人として名前を挙げられてもいいはずなのにそれがないし。ついでにラストといえば今回奇跡調査の対象だったシスターの主治医もそのままスルーで有象無象の神父やシスターのなかにいたのかさえ明記されなかったけどこの人がその計画に手を貸さなければほかに医者は出てこないし、ある意味で実行犯のようなものだと思われるのに犯人はその辺は気にしないのか?
    それにマリオが一番最初に被害に遭った理由はどうなってるんだ? あの十字架の言葉が関係しているというならつまり、犯人としては自分が超人として存在しているからマリオみたく優秀でカリスマティックな子がいるともう一人超人がいることになるから嫌とかそんなことなのか? でもマリオが聖痕現象を起こすようになったのは被害に遭った後だし、列聖されるなんて囁かれたのだって被害に遭わなきゃあり得ないことだったろうし、いまいち理由が不明。マリオの背景は不明だから解らないが犯人グループのバチカンへのコネ以上にマリオがバチカンでのしあがるコネを持ってるっていうことで殺したいっていうならライバル削減的理由にはなるけど結局殺人未遂だから意味ないし。
    それから、語りの少年はなんで語りなんだ? この子が洗脳される過程が一人称のほうが伝わるとかってことか? にしてはかなり後半で急ピッチだったけど。
    さらに語りの少年の義父のあの予言の根拠は? まあ、あれはただ盤の文字が読めることをいっただけでマスターになることの予言じゃなければ問題はないけど。でも前者ならSCの子はおそらく皆読めるし、コールのかかった子しか読めないにしても現在のSCの子でコールがかかってるのがマリオと語りの少年の二人しかいないって書いてあるわけでもないし。まあ、語りの少年がマスターに選ばれるご都合主義感は許容範囲だとは思うけど。
    あと、警備員が銀の仮面を持っていた理由はどうなんだ? アル中のせいってこと? それとも洗脳の結果? その辺も説明がないし。
    とまあ、そんなこんなが残念で仕方ない。
    でも、ナチスなんてかなり大きいことを言い出しても一応収束させたし、ラストの炎上は聖者像の順番的にも聖ラウレンティウスの火あぶりでの殉教に呼応してたし面白かった。
    それから、ホラーではないね。ホラー文庫だけど。ミステリだね。続巻からホラー化するのかな?
    あとちなみに萩尾望都の「トーマの心臓」を思い出した。でもあっちはちゃんとした信仰でこっちは洗脳の上の信仰だけど。

  • お互い美形の神父様が(笑)奇跡の裏に隠されたモノを暴き出す!!
    京極夏彦さんの京極堂シリーズのキリスト教版?「(ーヘー;)
    でもあそこまでのドロドロ感、重たさはないか…

    シスターの処女受胎の奇跡の調査のはずが
    他にも申告されてない学園の生徒の聖痕現象の他
    殉教者の死に方と同じ様に殺されていく
    セントロザリオの神父達の事件に遭遇
    セントロザリオ学園に隠された恐ろしい秘密とは∑( ̄ロ ̄|||)

    この手の話が好きな人には面白いホラーと言う名のミステリーヾ(≧▽≦)ノ

    なかなか凝った設定で面白かった
    ロザリオ学園の秘密って規模が大きいよ〜(@Д@;

    それとは別に教会の上層部に蠢く派閥争い
    神の御名においても、まぁ……色々あるんだろうね(;^◇^;)ゝ

  •  「処女妊娠」や「聖痕現象(ステイグマータ)」、「悪魔憑き」などの真偽を、世界中に起きた数々の奇跡を科学的に解明するバチカンの奇跡調査官、平賀とロベルトは、フランシスコ会に所属する『聖徒の座』の最高責任者サウロ大司教に呼び出される。
     アメリカにあるカソリック教会からの申請で、修道女が天使による受胎告知を受け、妊娠したというのだ。ことの真偽もさることながら、極秘に教会周辺も探るという危険な任務にひるむロベルトだったが、幼い弟の高額な医療費を得るため、平賀は引き受けることに。
     しかし、訪ねたセントロザリオ学院で2人を待ち受けていたのは、神父の謎の死。その尋常でない姿に、驚く2人だったが、それは、連続殺人事件の序章に過ぎなかったのだ。

     謎に包まれた学園で、次々に起きる殺人事件。誰が?何のために?やがて、事件は個人的なものではなく歴史の闇の部分に踏み込んできて……。
     歴史についても宗教に関しても詳しくないので、どこまでが真実でどこまでがフィクションなんだろうという感は否めなかったけど、設定はなかなかおもしろかったです。

  • 買うときにホラー文庫に入っていることが気になったが、オカルト系の悪魔にとりつかれた(ような)行動とかだったから安心した。

    中身的には、聖書の引用が多く、ちょっと読みにくかったが、その部分を伏線にするなど、面白かった。

    オチにはビックリさせられた(笑)。ナチスの残党に関する様々な説のうちの一説を取り上げて描いたのであろう。ナチスが、子供をひとつの場所に幽閉し、催眠教育・マインドコントロールをしていたという事実には驚愕した。無垢の子を自分の好きなように洗脳するほど、普通の人にとって想像するに恐ろしいことはないだろう。また、ヒットラーの復活を望むべく死体を冷凍保存したり、精子を保管していたりしているとしていたが、現実にそうありそうな雰囲気を醸し出しており、恐ろしかった。そして、ナチスたちの宗教観も描かれており改めて教養の高い人の暴走の恐ろしさを感じた。


    再読すると、ドイツ物の小物や音楽の描写などがあり、伏線がたくさんあることが面白かった。

  • 少しミステリかな?主要人物がだいたい美形で、耽美だなあと思う。
    高校のときに建築探偵読んだときのような気持ち。久しぶり。

    現代(2000年か)なのですが、舞台が舞台なだけにいきなりノートパソコンとか出てくるとびっくりする。
    設定が100年前くらいだったほうが、神の奇跡・悪魔の誘惑と科学の境界があやふやでもしっくりなじむ気がする。

    とは言え、耽美なんもちょっとオカルトな感じも嫌いではないので楽しく読みました。
    でも、たまに、文章や文法について「これ変じゃないのかな~っ」と思うことがあって読みにくかった。違和感を感じることが度々あった。
    文庫本になる際に加筆修正とか無かったみたいなので、ただの私の勘違いかもしれませんが。

    これは高校生くらいのときに読んだらもっと面白かったかも。
    続きも読みます。後、4冊くらいあるようでうれしい。

  • 残念ながら文章のリズムが合わなかった。
    翻訳物を読んでるみたいな感覚…。

    ジャンルは凄く好みなだけに、残念でした。

  • ツッコミ屋な私には向かない。演出に無理がありすぎ。発売企画がまずあって筋書と設定を用意して、作家さんが書き出したはいいがこなし切れていない、ような。文章は丁寧・調べもの頑張りました・表紙イラストが素敵なので☆2。

  • プロローグ 天使と悪魔のゲーム
    第一章 聖徒の座
    第二章 セントロザリオ学院の変事
    第三章 殺人事件とマリアの嘆き
    第四章 浮かび上がったルーン文字
    第五章 開かずの間の秘密
    第六章 ウィージャー盤の解読
    第七章 地下に潜む亡霊
    エピローグ 天使と悪魔の戦い

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バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)の作品紹介

天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。2人は良き相棒にして、バチカン所属の『奇跡調査官』-世界中の奇跡の真偽を調査し判別する、秘密調査官だ。修道院と、併設する良家の子息ばかりを集めた寄宿学校でおきた『奇跡』の調査のため、現地に飛んだ2人。聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像など不思議な現象が2人を襲うが、さらに奇怪な連続殺人が発生し-。天才神父コンビの事件簿、開幕。

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