エルヴァインの末裔 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044507046

作品紹介・あらすじ

アダルシャン王国の辺境・グラーレンの地で、王弟・アレクシードは自分の出生の秘密を知る。驚く彼に、真実を告げた男は、兄王を裏切るようささやきかける。「あなたこそ、この国の真の王。玉座を、全てを、あなたへ」兄王への誓いと、王都で囚われている幼い妻・ユスティニアを思い苦悩するアレクシード。そして決意のもとに、兄の待つ王都へ攻め上るが…!?アダルシャン・シリーズ衝撃の第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 978-4-04-450704-6 c0193¥476E

    エルヴァインの末裔

    角川ビーンズ文庫BB52-4.

    2005年10/1.

    著者:雨川恵(あめかわ けい)

  •  ついにアレクシードが自分の出生の秘密を知ってしまう巻。
     味方だと思った優しい青年が、兄や国を裏切るようにささやいてくる。

     そして、裏切るアレクシード……

     という感じで物語は進んでいくんですけど。
     不思議なのは、アレクシードの下につく兵隊が一切、逆らわないこと。
     いくら指揮系統がそうだから、と言われても、普通であれば、反対意見が出てきそうなものだけれど、みんながアレクシードの指示に従って、自国に攻め入っている。
     もちろん、上の方の人たちはことの真相を知っていたのかもしれないけど、それでみんながついてきてくれるっていうのはすごいですよね……

     そしてこの巻の一番の見どころは。

     兄の弟に対する信頼と重たすぎる愛。

     もうね! もうね! ぎゃー!!! ってなります。
     それこそ、愛が重たすぎてしんどい……っていうのはこういうことをいうのか……と思うレベルです。

     馬鹿だアホだみたいなひどい扱いをしているのに、
    「あいつはアホだから自分を裏切れない」
     って絶対の信頼をおいているのがすごい。
     弟が相当なブラコンなのは描かれているのだけれど、実はそれよりも根深い意味でブラコンなのはこの兄貴なのではないだろうか……と思って、くっそ萌えました。

     いやあ……萌えます。

     兄が弟に抱く歪んだ愛情が好物な人にはぜひ、おすすめします。

  • グラーレン内乱編、完結。

    「あっ」と思わせる結末。
    戦神アレクの一面が見られます。
    それにしても、エリアスが最終巻まで出てくることになるとは……。

  • 2008年9月9日

  • アダルシャンの花嫁シリーズ4
    アダルシャン王国の辺境・グラーレンの地でアレクシードは自分の出生の秘密を知る。驚く彼に真実を告げた男は、あなたこそこの国の真の王だと兄王を裏切るよう囁きかける。兄王への誓いと、王都で囚われているユスティニアを思い苦悩するアレクシードは、ある決意の元に兄の待つ王都へ攻め上るが…。

  • 2008年4月2日読了。

    ユーゼリクス兄上は、結局ブラコンなのではと思う(笑)

  •  アダルシャンシリーズ第4巻。前巻からの続き。ブラウクレントと手を結ぶアレクシードだが・・・<br>
     兄弟愛がメインでした。後半、アレクシードがぐるぐる悩みすぎてて読んでて少し疲れました。王都から追放されることになったアレクシードですが、次はどうするんだろう。

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