アネットと秘密の指輪 お嬢様と湖の告白 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044507152

作品紹介・あらすじ

亡国の王子でもある執事のリチャードに、自分の想いを告げたアネット。しかしリチャードは相変わらずのポーカーフェイスで、アネットは自分の気持ちが届いていないのかと愕然とする。そんな中、アネットの領地で事件が起こった。問題を解決するためリチャードと視察に向かうアネットは、バカンスのような二人の旅に密かに喜ぶが、王宮では別の事件が動きはじめ!?ついにリチャードの気持ちも変化する、大接近の第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • アネットは屋敷の前で、行倒れの少年を見つける。そのまま放っておかないところがアネットらしい。この少年フィルは、グレンディル家のスコットランドの領地の村の小作人の子で、兄のレオンが濡れ衣の密漁の罪で捕まったのを助けて欲しいというのだ。アネットはリチャードと初めて領地に行くことになる。湖のほとりの城が領主の館だったのでアネットは驚くが、そこでも最後はリチャードや家令にも助けられ、隠されていた事件を暴いてしまう。アネットの面目躍如だが、その事件を通じ領地の家令の信頼も得ることになる。アネットもリチャードも大いに相手を意識しているが、さてどうなっていくのか。ルドルフ皇太子の辺りから暗雲も立ち込めてくる。

  • 前巻の感想は撤回です。リチャードおまえ6冊もかかって……!!!!自覚しかけのリチャードの一喜一憂っぷりがめんげーです。ふたりになごんで終わるかと思いきや、最後の展開が気になりすぎて仕方がないので早く続きが出ないものかと思っております。

  • 嵐の前の静けさです。クライマックス直前。

    領主として、領地に赴くことになったアネット。
    そこで、ちょっとした事件の捜査に乗り出すことに。

    事件を通じて、領地を取り仕切る家令と打ち解けていくアネット。
    リチャードとも良い雰囲気になったり。全体的にマッタリ良い感じ。

    ……最後にユージンに被害が直撃してますけど(汗

  • 明らかに、今までと違う空気!!
    まってた!この展開をまっていた!

    リチャードのターンが楽しくて仕方ない!!

    アネット視点だと、リチャードの心情が顔に出ないから

    リチャードターンになって、本当はヤキモチ焼いてたんだー!とか

    そゆのがすごく(*´∀`*)ニヤニヤ


    男の子に抱きつかれてるのが面白くなかったり

    ケーキが大好きと言っているのおきいて、

    自分とケーキが同じレベルかと拗ねたり

    特に、領地にもどるのにユージンを誘ったのをみて、ヤキモチ焼いてるシーンと、そのイラストーーー!!

    すてきすぐるーヽ(`Д´)ノ


    希望としては、馬に乗った時、しがみついてきたアネットにどう思ったのか

    リチャ視点から知りたかった。

  • アネット6巻です。


    亡国の王子でもある執事のリチャードに、自分の想いを告げたアネット。
    しかしリチャードは相変わらずのポーカーフェイスで、アネットは自分の気持ちが届いていないのかと愕然とする。

    そんな中、アネットの領地で事件が起こった。

    問題を解決するためリチャードと視察に向かうアネットは、バカンスのような二人の旅に密かに喜ぶが、王宮では別の事件が動きはじめ…。



    アネットとリチャードは、ロンドンの伯爵邸を離れて、スコットランドにあるエイラッハ城に移動します。

    この巻では、ずーっとリチャードと一緒です。
    アネット幸せいっぱい♪


    前巻で、一世一代の大告白をしたアネットだったけど、天然な執事にはちゃんと伝わってなかった…。
    でも、リチャードがアネットの存在に和んでる描写がたくさんあって思わずにっこりしてしまいます、笑。

    ポーカーフェイスもアネットの前だと、徐々に崩れてきていて、気づかずに微笑んでいるリチャード。
    そうえば、今巻の表紙のリチャードも地味に微笑み顔!

    乗馬のシーンとかの勘違いぶりも面白かった!
    アネットは照れて恥ずかしがっているのを、自分と乗るのは嫌なのかと思ったり。

    アネットのお嬢さまらしからぬ言動も、つい許しちゃったり。
    お嬢さまの危機には心配のあまり思わずハグしてしまったり。

    愉快だ!愉快だぞリチャード!
    なんだかとっても面白い執事ぶりでした。



    そんなのほほんなお話の最後は、なんだかガツンと不穏な空気になってきている。

    しかし、ユージンはいちいち言うことがカッコいいですね。
    めっさ頼りになるキャラです。

  • リチャード!!!!
    わたし、こういうお話大好きなんです。
    もっともっと砂糖分増えても全然大丈夫。
    続編が楽しみな一冊。

  • も、もどかしい……!!
    両想いなのに微妙にすれ違っている二人が、何とも。でも、こういうのは好きです。主従大好き!
    今回は薄暗い陰謀とはちょっと違ってのんびりした感じでしたが、何やら雲行きがまた怪しくなってきたので、次回からはリチャードを巡るごたごたが復活するのかな? 
    早く想いが通じ合って、HAPPY ENDになればいいのに。

  • 今回は次の幕間までの小休止的な巻。
    やっとほんのすこーしばかり前進したようなアネットとリチャードが可笑しくもあり可愛くもあり。
    それにしても最後のマクレーン氏の顔がちょっと可愛いと思ってしまったのは年かしら(笑)
    次巻はどうなるのか楽しみです。

  • アネットと秘密の指輪。主人公が前回一世一代の告白をしたがなかなか急激に近づくとかそんな感じではない始まりだったのですが。でも着実にリチャードが前進していることに、ほっとしました。ある程度主人公の努力は実っています。本当に関係がちょっとずつ進む小説なのですがこのじれじれが良いです!

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