アネットと秘密の指輪 お嬢様と湖の告白 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044507152
感想・レビュー・書評
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嵐の前の静けさです。クライマックス直前。
領主として、領地に赴くことになったアネット。
そこで、ちょっとした事件の捜査に乗り出すことに。
事件を通じて、領地を取り仕切る家令と打ち解けていくアネット。
リチャードとも良い雰囲気になったり。全体的にマッタリ良い感じ。
……最後にユージンに被害が直撃してますけど(汗詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アネット6巻です。
亡国の王子でもある執事のリチャードに、自分の想いを告げたアネット。
しかしリチャードは相変わらずのポーカーフェイスで、アネットは自分の気持ちが届いていないのかと愕然とする。
そんな中、アネットの領地で事件が起こった。
問題を解決するためリチャードと視察に向かうアネットは、バカンスのような二人の旅に密かに喜ぶが、王宮では別の事件が動きはじめ…。
アネットとリチャードは、ロンドンの伯爵邸を離れて、スコットランドにあるエイラッハ城に移動します。
この巻では、ずーっとリチャードと一緒です。
アネット幸せいっぱい♪
前巻で、一世一代の大告白をしたアネットだったけど、天然な執事にはちゃんと伝わってなかった…。
でも、リチャードがアネットの存在に和んでる描写がたくさんあって思わずにっこりしてしまいます、笑。
ポーカーフェイスもアネットの前だと、徐々に崩れてきていて、気づかずに微笑んでいるリチャード。
そうえば、今巻の表紙のリチャードも地味に微笑み顔!
乗馬のシーンとかの勘違いぶりも面白かった!
アネットは照れて恥ずかしがっているのを、自分と乗るのは嫌なのかと思ったり。
アネットのお嬢さまらしからぬ言動も、つい許しちゃったり。
お嬢さまの危機には心配のあまり思わずハグしてしまったり。
愉快だ!愉快だぞリチャード!
なんだかとっても面白い執事ぶりでした。
そんなのほほんなお話の最後は、なんだかガツンと不穏な空気になってきている。
しかし、ユージンはいちいち言うことがカッコいいですね。
めっさ頼りになるキャラです。