オペラ・フィオーレ 花よ荒野に咲け (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.51
  • (16)
  • (15)
  • (51)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 156
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044514037

作品紹介・あらすじ

この世のすべてより、あなたが欲しい-薬師にして剣士の青年カナギ、謎の詩人ソラ、魔導師の少女ミリアン。仲間として互いを認識し、心の距離が近づいた彼らの前に、次なる運命が用意された。それはミリアンとの別れ、謎の組織に捕らわれたカナギ、そして苛烈なる闇と光の闘争…。花よ、かくして第三の幕が上がる!栗原ちひろ×THORES柴本による、宿命のロード・ノベル。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冒頭の三人のやり取りは面白かった。コントか!(笑)
    "男の浪漫"が"毒草を噛む事"って、全然自慢する内容じゃないけどね…理解は出来なくないけど、"病弱"な体で良くやるわ(苦笑)
    重たい雰囲気だった前巻までを考えたら、このくらいの笑いはあってもよいよ。

    入りの掴みは良かったけど、何故か遅々としてページを捲る手が重たかったのだ…。
    ここで語られる"愛"って本当に愛?
    なんかすごく軽い言葉に聞こえて不快になるんだけど…。
    カナギと同じ意見で、どうすれば"愛"と受け止められるのか分からんなぁ…。
    こじつけに聞こえるからだろうか…。

    ミリアンは、まだ向こう見ずな所が多いな。
    何かしたい、大事な人達を助けたいって気持ちは分かるけど、その力を以て成すには心が幼すぎる。
    最後に何やら関係のある方が登場しかけたけど、どうなるのかな?

    ソラは、やっぱり創られた存在って立ち位置なのか?
    何の為に放浪のような身でいるのか、"人"を知る為?世界を知る為?
    まだまだ情報が足りない。

    カナギは真面目なのか、頑固者なのか、お節介なのか…?
    魔物を取り込んだ体に浮き出る痣って、某映画ですか?
    意外とおとぼけキャラに見えてきちゃって、残念さが浮き彫りになって可哀想になってきた。
    なんかもっとくそ真面目な感じで"己は己"的な孤独感を出してもいい気がするけどなぁ。

  • 面白かった。
    込み入った話になってきましたね。
    なんというかこの三人には恋愛とかそういうべたべたした感情を抱いて欲しくないなあと思う。
    ミリアンの選択が過酷。
    「殺されず、殺さないのが幸福なのではないのだ。飢えなくて、静かなのが幸福なのではないのだ」自分の利き手は闘うためのものだ」

  • 借本。
    先が読めてしまった為、イマイチ期待ハズレ。
    もぅ一捻り欲しかったなぁ…
    良かったのはイラストだけな感じ。

  • 三巻目

  • 2006.6.3購入。
    未読

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

栗原ちひろの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×