- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044514082
作品紹介・あらすじ
ソラ。殺してやれなくてごめんな-『神の都』にたどり着いたカナギは、美貌の詩人・ソラの記憶を失ってしまう。魔導師の少女ミリアンは、光魔法教会総教主として奔走し、バシュラールも皇帝の椅子を目指して動き出していた…。『世界の王』から世界を守るべく、カナギたちの最後の戦いがはじまる-。暁よ、かくして最後の幕が上がる!栗原ちひろ×THORES柴本による、感動の最終巻。
感想・レビュー・書評
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読後感はモヤモヤ…。
これは"ヒト"が"ひと"であるべきコトのお話だったのかな?
あらゆる事象に対して根拠が曖昧で説明不足に感じた。
"世界の王"然り"ウゴル"しかり"ソラ"しかり…存在の意義がどこにあったのか、良く分からなかったなぁ。
ミリアンはデクストラの半身というか姉妹として世界と関わるのは分からなくもなかったんだけど、カナギが救世主になる理由がどこにあったんだろう?
"ヒト=魔物"でカナギがその筆頭のようにされた(?)根拠がいまいちで魔導師達がそれに納得して、世界を救わせるに値する者にしたのは何故?
"七賢人"だとか魔法に関する現象も何だったのか…。
世界の王とソラが大きくのし掛かってくるのかと思いきやあっさり退場したようになったのは残念だったし、"花"で世界を祝福したようになったのも納得いかんし、やっぱり最大の謎はミリアンとカナギが男女の関係に発展した理由…それこそ、ここは曖昧に付かず離れずにしておいてほしかったけどな。
ソラを"鳥の神"として存在させたんだとしたら、最後に大空に舞って終わるような壮大さくらいはあっても良かったよね…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借本。
シリーズ最終巻、ハッピーエンド好きにはたまらない一冊。
出来たら、もう一捻り欲しかった。
このシリーズを読み終えて振り返ってみると、著者の成長が凄く分かりやすい。 -
シリーズ完結編。終わってしまうのが惜しい感じです。
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大円団!!<br>
綺麗に纏まりました。<br>
ちゃんとハッピーエンドで終る、これ、とても大事です。ちょっと、ラストのカナギとミリアンのやりとりはいい子過ぎる気はしたけど。っていうか、ミリアンはいい子過ぎだ。<br>
シュナルさんが無事、皇妃になれそうな感じでよかったっす。作中のカプの中で一番、シュナル×バシュラールが好きなのであります。次点で、リュリュ×デクストラ。<br>
最初はいまいちだと思ってたけど、帝都編前後からばりばり面白くなってきて、ヤバかったっす。世界がTHORES閣下の絵と上手い具合に交じり合ってきたっていうか、(一巻目は見掛け倒しやったし)、文章がこなれてきたというか。<br>
最終的にすげー楽しかったので万事好しであります。 -
よかった。泣いた。皆、幸せでよかった。でも、ソラ……(涙)