身代わり伯爵の求婚 (角川ビーンズ文庫 64-7)
- 角川グループパブリッシング (2009年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044524074
感想・レビュー・書評
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取り置き先:稲城市立中央図書館
清家未森の名を一躍有名してしまったような作品。その最新作にして、シリーズがどこまでコケる(キャラクターが転がしていくという意味)かの試金石を占うような感じになってしまったのが本書であると言える。
結論から言えば、すでに清家のコントロールが利かなくなっている側面があるような状態であったが、本書で完全にコントロールが崩壊した。とはいえ、それでも作品世界が崩壊する負のスパイラルに陥っていないところは「ライトノベル」特有の現象が必ずしも全体に一律に生じないということを評者に教えてくれる。また、本書の場合は過剰なコントロールは必要がなかったのかもしれない。そういう意味であるならば、希少価値のある作品でもあろうか。
ただし、「伝統」というのがかなり危険なタームになりつつあるので、これだけはコントロールする必要があることは言及する必要があるだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リヒャルトォォォォォォォォ!!
と、叫びたいくらいでした。
いよいよ腹を括ったのかぁ。後はミレーユがもう少ししっかりしさえすれば……。
次巻がとっても楽しみです!! -
おやおや…と微妙なところで、次の巻へ続いてしまいました;
便利な魔法は登場しない世界だと認識しているのですが、どんな展開になっていくのか、楽しみですv -
ロジオンのキャラが活きてきましたね。師団での生活が面白い!それにしてもミレーユの鈍感っぷりにはさすがの私も苛立ちを隠しきれません・・・。
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王道ラブコメ。
どんどこどんどこ驀進していく少女と
実は王子様でした設定の物静かな青年と
その他変人奇人が織り成す面白おかしいお話。
既刊では、主人公達が持って生まれた天然と鈍さとで
いろんな想いがスルーしていくのも楽しかったし、
本当は両想いなのになかなか通じ合えない
もどかしさに焦らされたりと、
恋愛小説の醍醐味(?)に唸らされた私ですが
今回でようやく二人の仲も進展し始めましたね!ガンバレ〜。
閣下やら行方不明の公子様やら偽者大公?やらも登場し、
ちらほら謎解きが進んでいく様子もうかがえて
お話の続きが待ち遠しいばかりです。
しっかし、自分恥ずかしながらこういうの、
いくつになってもホントに好きなんだなーと再確認しました。
キュンってしますもん。
これがいわゆる萌えってやつなのでしょうか・・・。