銀の竜騎士団   死神隊長と見習いウサギ   (角川ビーンズ文庫 68-7)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044545079

感想・レビュー・書評

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  • 前々から絵が綺麗だなぁと思いつつ、読めていなかった銀の竜騎士団。やっと読みました。
    読み始めてみたらページを送る手が止められませんでした。テンポも良く、ストーリーも飽きがこない展開でサクサクと最後まで読めました。キャラクターもみんな個性的で良いです。

    主人公は自分の竜・ルーが育たないのは自分が成長しないからだと、王女にも関わらず身分を隠し、竜騎士団に入団して黒竜隊の隊長の元で頑張る15歳のシエラ(竜騎士団にいる時はルーシェ)。
    黒竜隊の隊長は死神隊長というかなりおっかないあだ名の18歳・スメラギ。とても10代には見えない落ち着いた態度と、職務に熱心すぎる真面目な世話焼きお兄さん。
    そして、そんな隊長スメラギのさらに上の団長にあたる、シエラのいとこのシリス。彼は腹に一物あるねww笑顔の裏で色々画策してそう。でも彼は真剣に国のことを思っているんだなぁと。
    それからスメラギの世話焼き女房役をもこなすルーシェの同僚・カイトに、忘れてはいけないルーシェの相棒・赤竜のルー。

    読み始めた時はルーシェがちょっと幼い印象でしたが15歳という年齢を考えるとこれから成長していくのでしょう。一途に一生懸命頑張る女の子は見ていて応援したくなります。ラストのあたりの一人で山に登る場面はちょっと無謀だろうと感じましたが・・・。そして、スメラギが落ち着きすぎててちょっとウケました。こんなに落ち着いた18歳いないよって。でも、シリスも19歳だし、この話の男の子たちはきっと大人びているんでしょう(笑)ルーが大きくならなかった理由もルーがルーシェのことを本当に大切に思っているからこそだと思い、2人の絆の強さというか人と竜の絆に胸がじーんとしました。スメラギとデュラクもそうなんだろうな、とか。まだ1巻なので恋愛のれの字も見られませんが、そこはこれからに期待しておこうかな。さて続きを読もう♪楽しみです。

  • 予想より面白かった

    スメラギとシリスがいい!!
    好みのタイプだ!!
    特にシリス(笑)

    シエラは子どもだけど可愛いし、次巻も期待!!

  • 全12冊

  • デビュー作が面白かったので新しいシリーズにも手を出してみました。
    面白いっ♡
    微妙な身分差に萌える…!

  • イラストが可愛くて購入したけど、頑張る主人公や十代だと思えない隊長さんや、ちびドラゴンが可愛くて、めずらしく何度も読み返してる本♪

  • 時間はかかったけど、良かったです。

  • 面白かった。
    前シリーズが微妙に好みじゃなかったのでどうかなーと思っていたんだけど、今回はいいww
    でも、死神隊長という割りに死神っぽい描写がほんのちょろっとしか出て来なかったので、物足りないと言えば物足りないかも……。いや、このレーベルで死神前面に押し出しても仕方ないけどww
    あからさまに同一人物なのに気づかないのもお約束。いつ気づくのかにやにやしながら待つ楽しみが増えるというものです。でも、隊長鈍すぎるよ……死神のくせに……。

  • お姫様という身分を隠した女の子と配属先の上司との話。最近のファンタジーではよくある設定ですが、物語の流れ自体は結構テンポ良く面白かったです。
    ルーシェがそこまで世間知らずではない、という部分が、多分他のお姫様キャラと比べると違いとして上がる気がします。

    気になったのは、続刊出ること前提での物語だとは思うのですが、割と文章内で設定系統が詰め詰めに語られ気味?
    同じ話を違う視点で語られることで状況を飲み込みやすくはなるのですが、「あれ?この説明少し前の行でも語られていた気が……」ということも幾つかあるかもしれません。


    最後に皆さん言ってますが……スメラギ隊長のメガネは節穴か!(笑)
    これ正体ばれたら隊長はどうするんだろうなーというのが今後の楽しみです。

著者プロフィール

投稿作『佐和山異聞』で、第6回ビーンズ小説大賞、優秀賞、読者賞を受賞。

「2018年 『華陽国後宮史 龍は桃下に比翼を請う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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