赤き月の廻るころ 異国の騎士は姫君を奪う (角川ビーンズ文庫 70-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044547035

作品紹介・あらすじ

「髪の毛一本俺のものだと、その身体に刻みこんでやる」自らの不思議な力と向き合う事に決めたレウリア。そんな彼女の元に、ついにジェラールが「第二王女」に求婚しにやってくる。しかしジェラールを気に入った妹が「私が第二王女だ」と言い出し、レウリアとジェラールも喧嘩をしてしまう。時を同じくツァーリアからも正式にレウリアとの婚姻の話が舞い込んで!?肉食系王子×強気な姫君が贈るグラウンド・ラブロマン第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • レウリアめっちゃモテモテ!!
    乙女ゲーっぽい展開?

  • シリーズ3作目の前半は、2巻で出てきたツァーリアの真の王太子ロシュアとブロウのジェラールが、揃ってレウリアに求婚しに、ロクソンにやってきます。

    今回、ロシュアではないですが、ちょっとジェラールのお子さま加減が目立って、おいおいってところが多々ありました。いくらレウリアが自分を好きと言葉に出してくれなくてヤキモチ焼かせたいからといって、第三王女の出自と顔だけが自慢のミザレアに愛想振りまいたり、そんなミザレアに侮辱されて落ち込むレウリアにとどめをさすようなことを言って、ケンカするとか、ありえません。
    自分に自信のある男ってこれだから・・・って、ちょっと思っちゃいました。

    レウリアの周りにグレイグだけならなんとかなりますが、今回は同じく求婚しているロシュアがいるのにケンカしちゃって、おかげでなぐさめ役をロシュアに取られてしまっちゃったじゃないですか。しかも、折角レウリアの自分への気持ちを聞いた直後に、自分を忘れ去られるという状況。
    ばちが当たりましたね、絶対。

    一方、ロシュアは今回おいしいとこどりですよね。
    ジェラールがケンカしてくれたおかげで、レウリアの信頼を得ることができ、国の危機はレウリアとジェラールに助けてもらう。しかも、記憶を失ったと分かった途端に、レウリアにちゃっちゃと求婚してジェラールは追い払う。
    レウリアをなぐさめるシーンでは、ちょっとだけ、自分の中でもロシュアもいいかも・・って思っていたところだったんで、腹黒加減に幻滅です。

    次は記憶を失ったレウリアの話になりそうですが、どんな展開か楽しみです。

  • ようやくレウリアはジェラールの想いを自覚しますが、まさかそんなことになります!!
    続きが大期待です!

  • まさかのどんでん返しでした!!思わず「なんで!!?」って叫んだ! 笑

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著者プロフィール

4月22日生まれ、愛知県在住。第6回角川ビーンズ小説大賞にて<奨励賞>受賞。2009年に「赤き月の廻るころ」でデビュー。その他の著作に「蒼の狼は華を愛でる」、「薔薇は王宮に咲く」「巫女華伝」がある。

「2023年 『後宮の錬金術妃 2 悪の華は黄金の恋を夢見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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