シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.17
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本棚登録 : 918
感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550073

感想・レビュー・書評

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  • しぐさとか、妖精が生まれる瞬間とかの表現がきれいで、読んでいて楽しかった。主人公二人のやり取りや、関係が変化していくところも自然で読みやすい。続きが読みたくなりました。

    戦闘もあるけど、こちらは重要じゃないのか、あまりにさらっと終わってしまったので、あんまり緊張感や危機感は伝わらないと思いました。

    ほのぼのサクセスストーリーかな。

  • 世界観が素敵。
    何だかんだ言いながら、互いに支え合ってる感じになったシャルとアンの姿も素敵。

    ジョナスに品評会用の砂糖菓子を盗まれて茫然自失なアンが、やっと自分の砂糖菓子を作れたシーンも素敵でした。

    甘いお菓子と頑張る女の子好きには堪りません!

  • 表面をさらっと流れていくような本でした。もうすこし展開がゆっくりでもよかったと思う。続きが出てるらしいので読んでみたいです。

  • ストレートにきゅんと来た!フェアリーでシュガーな物語ですが、しっかり者なアンが主人公なので、すっきり爽やかな甘さに仕上がってます。可愛い職人さんの成長ストーリーやね。

  • ビーンズですが、コバルトのような感じかな。2冊目も出ています(未読)。
    人間が妖精を使役する世界で、母を亡くしたばかりの少女アンは、都を目指して旅立った。一人の戦闘妖精シャルをつれて。
    この世界には、砂糖林檎からつくられる「銀砂糖というものあって、それから作られる「聖なる砂糖菓子」が貴重なものとされている。それは王から認められた「銀砂糖師」にしかつくれないもので、アンの母もその(優秀な)一人だった。母と同じように「銀砂糖師」になりたい、と都で行われる品評会への道をいそぐアンの前に困難が待ち受ける。アンの気がかりは、人間に心を閉ざす妖精シャルのことだった…
    というようなあらすじです(苦手だ)。文章は読みやすく、繊細な描写がきれいで、おいしそう!(それか!)
    安心してオススメできる(表紙絵がおっけーなら)かと思います。
    ミスリルがかわいいいいんだ。この世界の妖精はことごとくツンデレなのか(悩)(i44)

  • 砂糖を使った菓子細工師に妖精。
    これだけ聞くとメルヘンですが、内容はまったく非メルヘンw
    柔らかくて綺麗だけれど、それだけでは終わらなかったです。

    最後の最後には、まぁそれだけのためについてこないよね、と
    ちょっと納得してしまいましたが、かなり愕然とするものが。
    自分を磨くのが一番です。
    むしろ高望みをするなら、目の前の階段を
    ちゃんと登ってからにしてほしいです。
    最後には爆笑とすっきりが残っていますがw

    ちょっとした幸運、ちょっとした信念。
    新人さんとは思えない、夢中になれたものでした。

  • ビーンズ文庫と考えると…幼すぎる感も…でも作品自体は、まさに、少女向けファンタジー小説な感じで凄く良いと思います

  • 希望が生まれていくような結末に心が温まりました
    特に終盤のシャル!あなた格好良すぎだから!
    思わず涙が出そうになった面がありました
    それにしても砂糖林檎美味しそう……食べたら裏切りの味らしいけど
    甘くて優しいお話に大満足です

  • 「剣を持って戦う妖精さん」に釣られてうっかり衝動買いした作品でしたが、個人的には良かったです。
    異種族恋愛はいいなあー(′口`*)

    話自体はありふれた王道的な内容だと思うけど、メルヘンな世界観が好きだったり、妖精さんが好きだったりする人にはオススメです。
    特殊な砂糖菓子を作る職人の話でもあるので、そういった設定が好きだったりすると尚いいかも。

    王道ファンタジー好きにはたまらんお話です。

  • 結構あちこちで絶賛されていたので、へそ曲がりで天邪鬼な私としては、きっとそれほどじゃないんだろうと思っていた。

    ……面白かった(笑)。

    シャルはいいツンデレ。可愛い。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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