かりそめの花嫁 (角川ルビー文庫 133-2)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550363

作品紹介・あらすじ

運悪く失業中の智里は、偶然の出会いから超美形な青年実業家・ルークのホテルの部屋に同居することに。恩返しにと日本の伝統衣装を収集する彼を手助けすることにした智里。けれど、純情可憐な智里に一目惚れしたというルークから蕩けそうに優しくされて、なぜかドキドキしてしまう。優しく触れる指先、愛を告げる甘い囁きに流されて、体を重ねてしまった智里。けれど、ルークの部屋には結婚相手のための美しい花嫁衣装が大切に飾ってあって…!?運命変えるシンデレララブ。

感想・レビュー・書評

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  • 着物がいっぱい出てきて面白かった。智里の祖父母って趣味人で本当は金持ちなんじゃねと思ったwww

  • 少々の障害さえもスパイスになるシンデレラストーリーなので、通常なら途中で飽きてくるのを最後まできちんと読ませてくれるのは流石です。着物の知識も織り交ぜてくれて楽しかったですね、下手な入門書を読むより頭に入りました。

  •  智里は高校卒業後に働き始めたものの、その会社が3年で潰れてしまい、その後は寮のある会社に勤めていたが、その会社からもクビを言い渡されてしまう。
     寮を追い出されてしまった智里は、ネットカフェやホテルに泊まりながら新しい仕事を探すけれど、住所不定となってしまった身に新しい仕事はなかなかない。
     そうして3ヶ月が経ち、お金もそろそろ底を尽きようかという頃、ひったくりに遭い、全財産と携帯その他すべてが入った鞄を持って行かれそうになった智里は、彼らを追いかけようとして運悪く車道に飛び出しころんでしまう。
     そこに車に接触された。
     車に乗っていたのは、超美形の青年実業家・ルーク。
     彼は、智里の治療費を払ってくれた上、智里がくじいた足が治るまでホテルの部屋に置いてくれるという。
     当初、智里は恐縮するけれど、くじいた足では働くこともできず、ルークに世話になることにした。
     何でもルークは、テキスタイルデザイナーで、アメリカで着物のセレクトショップを開くために、買い付けで日本まで来てるのだという。
     祖父母から着物の多少の着物の知識を教わっていた智里は、恩返しにと、ルークの手助けを始める。
     けれど、純情可憐な智里に一目惚れしたというルークから蕩けそうに優しくされて、智里はなぜかドキドキしてしまう。
     けれど、ルークの部屋には結婚相手のための美しい白無垢と、色打ち掛けという花嫁衣裳が大切に飾ってあり……。

     という話でした。

     行き倒れそうになっていた智里をルークが拾って。
     ルークに優しくされているうちに、智里はルークに段々惹かれて行ってしまう……という内容。
     智里は、たおやかな雰囲気の男の人で、ルークを喜ばせることは何でもしたい! という気持ちがあるので、途中、ルークが「して欲しい」というから、ルークが帰ってきた後は女物の着物を着る、というようなことまでしてしまっています。
     まぁ、具体的な描写は、最初の一回目の女物の着物を着ようとしていた智里を途中でルークが押し倒す、というところにしかないんですが……。
     いわゆる着物エッチですが、さすがにルークが買ってくる着物は高すぎるし洗えないので、すぐ脱いじゃうことになるので、あんまりそういう意味での臨場感はないです。

     ちょっとむちゃくちゃな内容のところもありつつ、それでも着物の知識であるとか、そういうところはすっごくしっかりしているので、とても面白く読めました。

  • 外人が出ると読む気がうせるけど、松幸さんなので読んだらやはり楽しかった。筋が読めたのが残念。

  • どこまでも健気な大和撫子な受&クールで紳士な攻。ハラハラドキドキってのはないですが、安心して読めた1冊でした。

  • いわゆる大和撫子のけなげ受ってやつですね。
    そして攻のルークはどこまでも紳士ですね。
    シンデレラものとも言えます。正統派のラブストーリーとして楽しめました。

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