シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と赤の王国 (角川ビーンズ文庫 73-6)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550561

作品紹介・あらすじ

間近に迫った新聖祭に向け、砂糖菓子作りに余念のない、銀砂糖師アンと仲間たち。その矢先、ペイジ工房の優秀な職人が襲われた!襲ったのは、銀砂糖師襲撃事件を起こしていた、美貌の妖精ラファル。しかもアンは、戦士妖精シャルに異常な執着を示す彼に人質にとられ、シャルと共にさらわれることに!囚われの身となりながらも、新聖祭を思い気が気じゃないアンだけど…!?面白さ抜群!待望の第六弾。

感想・レビュー・書評

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  • 新聖祭に間に合わせる砂糖菓子を作るアンを連れ去る妖精ラファルは妖精王になる為にシャルの羽まで奪い取る、、、ドキドキな展開。

  • 以前から砂糖菓子職人が赤い妖精に襲われていたのが、今度はペイジ工房のオーランドまで。しかも職人にとって大切な目を傷つけられてしまう。ブリジットが連れてきたグラディス(妖精)はシャルにやられて怪我を負った赤い妖精だった。赤い妖精ラファルの企む陰謀に巻き込まれていくシャル。そして人手不足なのに次々働けなくなるペイジ工房の職人。
    果たして納品に間に合うのか?シャルはラファルの手から抜け出せるのか、ハラハラドキドキの展開でした。この巻でペイジ工房編は終わり。途中でとんでもない助っ人が現れて、おまえ、ここできたかーって思います。

  • 新聖祭に飾るための砂糖菓子を朝から晩まで
    わき目もふらずただひたすら作り続けていたペイジ工房の面々。
    なのに、やはり一筋縄ではいかなくて。
    前巻ラスト、アンとシャルが聞いた悲鳴は、
    シャルに異様なまでの執着を見せるラファルに襲われた
    前職人頭のものだった。
    鋭利な刀傷は眼球まで達し、左目は失明の可能性が強いという。
    砂糖職人にとって、手と同じくらい大事な目。
    ラファルを連れてきたブリジットも、罪の意識に苛まれます。

    シャルを手に入れるためにアンを軟禁したラファル。
    シャルや他の妖精たちの片羽を手に入れ支配し、
    寒村を襲って、人間を奴隷のように使役しようと考えます。
    初代妖精王の遺志を継ぐのは自分だといい、
    そのパートナーとしてシャルを欲するのだけれど、
    そもそも初代妖精王が望んだことは、人間との共存。
    シャルとラファルが歩哨で対峙し、
    そこからラファルが落下したことで対決は終わったとシャルは考えますが、
    100年以上生きてる戦士妖精のシャルにしては迂闊と言わざるを得ません。
    また出てくるわ、あいつ。

  • シリーズ6冊目。

    今回も楽しかった。
    ラファルによりアンとシャルが攫われ、オーランドも怪我、砂糖菓子も工程遅れ…と難題がたくさんあったものの、無事に解決し無事完成。
    アンやペイジ工房の職人達の一生懸命さが素敵でした。
    エリオットのふにゃっとしてるのに長としてたてる人ってすごいと思う。素質なんだろうなぁ。

    ラファルはあのまま死んでしまったとは思えないので、きっとどこかでまた出てくるのかな…と思いながら、少しラファルの過去も気になった。

    シャルは相変わらずかっこよくて、アンがほんと羨ましい。種族が違っても幸せになってほしいなあ。

  • アニメ見た後に読んだけど、原作がこんなラブラブな話だと思ってなかった
    (多分恋愛体質ではない私の受信能力不足)

    この手の、あの子は天才よ(byガラスの仮面)みたいな話は、主人公の表現する物がどれだけ、意外性と説得力を持つかがキモだと思うんだけど

    どうもその辺が自分的に成程!!と思えなくて、今回の雪の結晶のツリーもこの世界にないものなら斬新なのかも知れないが、冬の飾り物としてツリーは常識だと思ってる側からすると大して驚けない

    増して皆が頑張ったから10日余裕が出来たわ、更に何か工夫をしよう!!
    で、何するのかと思ったら、大きくした

    ・・・うーーーーーーん

    つまりこれは、お仕事クリーターサクセスストーリー物としてではなく、胸キュン純愛ラブストーリーメインで、プラスアルファとして主人公が一人前の職人になろうと頑張ってるお話として認識すると良いのかな

  • 人と人ではないものの触れ合うお話が好きです。
    寿命の違いに触れているお話も多く、このお話ではどんな風になるのかとても気になります。
    シャルを手に入れようとするラファル(オパールの貴石の妖精)
    他の妖精とも仲良くなれそうなアンの行動。
    新年の砂糖菓子が間に合うのかとか色々盛り込んでありました。
    気になっていたブリジットとジョナスのことも書かれていてよかったです。

  • ひとつ解決したらまたひとつ、忙しいものだなあ
    でもがむしゃらに頑張ってて、丁寧に周りの人と接してるから、だれかが助けてくれる
    ラファルは死んでないでしょうなあ
    目指すものが違うことで争うんじゃなくて、距離をとっていくやさしい世界の住人でありたい
    ジョナスみたいにまた道が交差することもあるかもしれないし

  •  シャル、とても頑張るの回。
     妖精って、人間的な支配欲なんかはないと思っていたが、外面が違うだけで内面は結構人間と一緒なんだなと思った。
     金剛石の妖精もそのうち誕生するんだろうか?
     個人的にはシャルよりもリズの立場に驚いた。
     ジョナスにはキャシーといつまでも一緒に平和に暮らして欲しいなと思った。

  • 積読中です。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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