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作品の紹介・あらすじ
数百年後の未来、機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年に、アンドロイドは、次々とかつてヒトが書いた物語を読んで聞かせるのだった――機械とヒトの千夜一夜物語。
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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自分たちはもう少しで地球を滅ぼしかけた。地球の主人を名乗る資格がない。もっと優れた知性体が現れた以上、地球の未来を明け渡して、自分たちは静かに退場すべきなんだって
― 549ページ -
SFは現実逃避?そんなことは言われなくても分かっている、しかし、現実とはそんなに素晴らしいものなのか。直面して生きる価値のあるものなのか。--------------物語は常にハッピーエンドだ。悪しき者は罰せられ、愛と信頼と正義が勝つ。
それが世界の正しいあり方ではないのか?間違っているのは、否定されるべきは現実の方ではないのか?
― 46ページ -
「私たちには闘争本能が組こまれている。だから困難な問題に挑戦し、それを達成することに喜びを覚える。ヒトを落胆させるのはたやすいことよ。ヒトを苛立たせることも。ヒトを怒らせるのも。そんなのちっとも達成困難じゃない。だから喜びも得られない。でも、ヒトを喜ばせることは違う。それはとても難しい。マスターを怒らせたり落胆させたりしないよう、ヒトの心という複雑で矛盾だらけのブラックボックスを、試行錯誤で探らないとならない。頭を使い、努力し、ヒトの与える課題をクリアーしなければならない。
― 540ページ
みんなの感想・レビュー・書評
アイの物語。タイトルの一言に尽きます。
アイビスが主人公に伝えたかったこととは…。いろいろと考えさせられる作品でした。
6つの短篇にインターミッションを踏まえて、真実の、アイの物語をどうぞ。
人間とロボットの支配関係が逆転した未来のお話。 パターンとしてはよくあるかんじのSFですね。 成り行きで主人公の人間の青年が、アイビスという女性型ロボットの 語る物語を聞く羽目になる。 彼はロボットによる洗脳を疑いつつも彼女の話を聞き続ける。 その結果、彼が知ることになる真実とは… アイビスが語る6つのフィクションとアイビス自身についてに実話の 計7編から成る連作短編集とも呼... 続きを読む »
現代版アシモフ的な位置づけの作品。
とてもよく練られた設定にうまく話を乗せている。
希望を持って未来を描いたSFとして評価できる。
友達に紹介したいけれど、題名を口に出すのがちょっと恥ずかしいです。
内容はとても面白いのに。
この題名を、友達に、口に出して勧めるなんて。
惜しいです。
本当に惜しいですが、評価をひとつ下げて、星5つということで。
仮想と現実、人間とロボット、論理と倫理などをテーマにした複数の短編(レイヤー2)と、それらを包括してヒトを導く語り部の物語(レイヤー1)が交互に展開。
ひとつひとつの短編が異なる世界観とキャラクターで描かれるので、取っ付き難さが付きまとう。さらにそれらを繋げる物語もあるので、読み飛ばす訳にもいかない。結果読み切るのにずいぶん時間を要してしまった。
けれど時間が掛けただけの価値はあった。私自身(レイヤー0)の実生活にも影響を与えそうな程、語られる言葉には力がある。また読み返したい。
『ブラックホール・ダイバー』がお気に入り。
まともに読んだSFはこれが初めてかもしれない。「詩音の来た日」は、老人介護の現場がリアリティのある筆致で描かれており、はっとさせられる。
わくわくした。面白かった!ライトノベルってこんな感じなのかな?という平易な文体で読みやすい。
地球を支配するマシン ( 人工知能 AI ) によって語られる、ヒトの愚かさとヒトへの愛の物語。
『SFが読みたい!』2007年版国内編第2位の印象が強かったので、ハヤカワではなく角川文庫であることに戸惑った。連作短篇集というのだろうか。7つの短編と、それらを包括する一つの長編から成っている。人間味のある、日本人作家のSFってことで、どことなく梶尾真治や菅浩江と同じ匂いを感じた。各短編は好きな感じだが、まとめた長編が好きになれず。人類は完璧なものではなく、更に超越した存在が主役になるというのは、目当たらしい展開とは思えなかった。おそらく優しい結末なのだけれど、短編の感じが好きなだけに満足できず。筆者の他作品にも手を出してみようかな。
前半はピンと来なくて、子ども向けっぽい印象もあって外れたかなーと思った。でも、後半に語られる話がすごく良い。じーんと来た。別に語り部と聴き手の外枠の話は要らないような気もしたんだけど。そこが初めにピンと来なかった理由かなぁ。
遠い未来。人類は衰退し、ロボットが地球を支配していた。物語を語り継ぐ「語り部」である僕は、ある美しい女性型アンドロイド・アイビスに捕えられ、施設で世話を受けながら夜な夜な物語を語り聞かされる。それはロボットと人類の歴史に関するある秘密を解き明かす物語だった。なぜアイビスは「語り部」である僕に物語を語るのか。 人類とロボットの関係を描く壮大な物語。7つの短編描き出す未来の千夜一夜物語。 ... 続きを読む »
「ヒト」という種から進化した「ロボット」という存在。
人間の不条理や不合理性を排し、人類史を俯瞰することによって、更なる高みへと突き進むロボットの世界観を紡ぎだす著者の手腕に脱帽。
人間とロボットが友情を育み、愚かな人類にかわりロボットが理想的な未来世界を作るという、おめでたい話。こんなの何十年も前にアシモフが書いてんだけど(懐かしいなぁ、ダニール・オリヴォー)、現代性(=萌え)も加味されてて、そこそこ面白かった。
題名のイメージからして恋愛の物語かと思ったら(まぁ確かに相容れない愛ではあったけど)、SFだったのね。
会話が、独特でイメージ無視・厳密に定義しすぎ・数値化しすぎの言い回しによってAIの本質を捉えてて面白い(i表現は使えない)。
「ヒトと同じ」感情を持たせたら、もはや人間のロボットに対する特権はなくなっちゃうスカンクの誤謬。ヒトは自分より上位の存在がいた経験がないですからね。
スケール大きくていい!
ヒトの創りだした人工知能はヒトの夢を紡いでいく。それはヒトが肉体を持つ故に叶えられなかった夢。非常に美しいSF作品でした。面白かった。
読み終わり。山本弘はファーストインプレッションが良くなかったからどうかなと思っていたんだけど、存分に面白かった。物語のはなし。ちょっと瀬名秀明の夏の博物館を思い出した(どんな話だったかは例によってさっぱり思い出せない)解説に書いてた詩羽のいる生活も読んでみよかしら
おもしろかったです。
わからない専門用語は適当に流し読みしても問題ない親切仕様。
『詩音が来た日』が特に好きです。

面白い(8+2i)。
物語の中で語られる7つ物語。それはある意味で短編集と行っても良いかもしれないが、どれも面白い。
本編を含めて、8つの物語が完結する。
"アイの物語&qu...






