UFOと猫とゲームの規則 (角川スニーカー文庫 602-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044602048

感想・レビュー・書評

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  • お盆で実家に帰った時に、ふと中学生の頃に好きだった小説を目にし、久しぶりに読んだらどんな感じがするのかなー?と思い持って帰って読んでみたのがこの小説。
    もう20年ほど前に好きだった小説なのに、今読んでも結構好きな感じだったのに驚いた。当時は感じなかったが、今あらためて読んで感じたのは村上春樹っぽいなー、ってこと。昔からこーゆーテイストが好きだったんどなー、って感心した。特に「ノルウェーの森」辺りまでの孤独感が似ていてそーゆー意味でも面白かったし、「不思議の国のアリス」的な不条理な異世界冒険ものとしてもなかなかの味わいがあった。さらには、フランツ・カフカの短編「父の気がかり」に登場する謎の物体オドラデクがそのまんま登場する辺りも当時ではわからなかった部分。オドラデクの描写がそのまんまなのには笑ってしまった。
    物語としては、奇妙な異世界に迷い込んで旅をするSFなんだが、その世界観の奇妙さが中学生当時の自分にはツボだったんだろう。
    今読んでもなかなか面白い小説でした。

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