ロードス島伝説 永遠の帰還者 (角川スニーカー文庫 604-14)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 288
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044604226

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    全く派手さがなく隙間を埋める本書。
    豪勢なメインディッシュを食べ終えた後のデザートとしてはちょうど良い。

    シリーズ全体を見るにロードス3部作の中で最高最強、完全無欠の主人公ナシェル、だからこそ伝説の主役なんだな。
    最後の最後で救いがあってよかった。

    それにしても全シリーズを通して登場する女性キャラはどれも、容姿端麗、良妻賢母、もう女神です。



    最近になって新作が出たそうで、その主人公はもしやナシェルの子孫?なんて妄想を膨らませてます。
    はよ、手に入れて読んでみたい。

    今回もこの世界にどっぷりとハマれて楽しめました。
    大満足です。

  • 最後はハッピーエンドなのがよい。
    ナシェルは卓越した才能と、全人類の不幸を背負って生き抜いた人なのでやはり最後は報われてほしかった。

  • 短編っぽくロードス島伝説本編で書かれなかった細かい所が書いてある。
    永遠の帰還者とは多分ワールウィンドと一緒にいるナシェルの事だと思う。
    何故暴走が起こったのかも分かって改めて感動した。

  • ロードス島伝説の短編集。魔神戦争勃発の経緯、ナシェルがワールウィンド(竜)の心を掴むまでと、ナシェル編のエピローグが読めます。
    竜の話は、本編に含まれていてもいいなと思いますが、序章と終章は本編を読み終わってから読んだ方がよいです。

  • ロードス島南西部に位置するモス公国。そこは小国がひしめき合い、長年に渡って王国間の外交交渉、対立や動乱などが絶えず行なわれていた。
    そのモス最南端の弱小国スカードの王子ナシェルは、国の各地で聞かれる不気味な噂と父王の不在に心を痛めていた。意を決して騎士団とともに調査に向かった南のドワーフの「石の王国」で、奇怪な生き物と戦うドワーフの「鉄の王」フレーベを辛くも救出する。そして意識を回復した「鉄の王」の口から、強大な同盟国「石の王国」の最後と共に、奇怪な生き物が魔神であることを告げられる。モスには対外共闘連合「竜の盟約」があるが、スカードはそれに名を連ねていない。この未曾有の危機に、国の民を守る為にナシェルが下した決断とは……。
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    ナシェル!!
    本編には収録されなかった番外編集でもあります。

  • ようやく終幕。ハッピィエンド。

  • 完全ナシェルメインなので、愛読しまくってますが。
    本編の序章と終章が一冊にぶっこまれてるので、本編と併せて時間軸を追って読むと分り易いんでしょうけど、個人的には本編全巻読破してから、コレを読んで欲しい本。

  • 中学・高校の頃、『ロードス島シリーズ』はもう純粋に面白く、RPGの世界を独力で何か形として残したいという願望を理想的に具現化したものとしてワクワクしながら読んでいた。
    しかし大学、そしてつい最近になっては読書遍歴を重ねて目が肥えたせいか、過去の遺産にしがみついて書かれた付録として捉えていた。

    しかし、今回、そういった自分の不明を恥じる。
    一見、竜騎士、魔神、魔法など、典型的なモチーフを取り扱った作品と思われていたこのシリーズは、実は単なるファンタジー物ではなく、作者なりに、濃度はどうあれ、リアリティー、根拠付け、動機付けを持たせようと腐心していることがわかった。
    というのも、この『ロードス島伝説シリーズ』を完成品とすべく、編まれた本作は、短編集というよりも、エピソードの集積と代言してもいいほど、地味な内容なのだ。主人公のナシェル自体、ストイックなものだから、自然に話の色も地味になるのだろう。
    だがその内容に込められた情報、描写は非常に味わい深い。今まで竜騎士が竜を操る事に対してこれほどまで深く理論付けた作品があっただろうか?

    こうして考えてみると今までスカスカだとしか思えなかった文体は、実は極力情報量を切り詰め、冗漫になりがちな贅肉を削ぎ落とした洗練されたものだったのではなかろうか?
    ・・・まだまだ未熟である。平伏。

  • 全てを失くした男のただ一つの帰る場所とは。

  • 全巻

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著者プロフィール

1988年刊行の「ロードス島戦記」(スニーカー文庫)でデビュー。以降、「魔法剣士リウイ」シリーズ(ファンタジア文庫)、「クリスタニア」シリーズ(電撃文庫)などで、ファンタジー小説の旗手として活躍する。

「2018年 『グランクレスト戦記DO 英雄の系譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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