サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫 こ 1-1-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年5月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044743017
作品紹介・あらすじ
「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ-。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」-世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが…。リセット後の世界で「現実」に立ち向かう、少年と少女の物語。
感想・レビュー・書評
-
評価:☆3
「リセット」
たった一言。
それだけで、世界は三日分――――死ぬ。
舞台は能力者が集まる咲良田市。
3日前に戻す能力というのがまずなかなか面白い。
そして記憶を保ってられる能力をもつケイと協力して「現実」に立ち向かう・・・ここまではいい。
でも全部ケイの自己満足にしか感じられないんですよね。実際にケイも自己満足だとは分かってるみたいだけど、何だかなぁって感じです。
リセットが原因で親しい女の子が死んじゃったから、リセットを使ってそういうことが起きないようにするって明らかに言ってることおかしいしね。
気持ちは分からんでもないがやっぱりもやもやする。
あと物語の進み方が淡白に感じたかな。
登場人物の感情ややりたいことがいまいち伝わってこなかった。(特に前半)
おかげで読むのに時間がかかってしまったよ・・・。
ただ締め方を見るに次巻からはまた少し展開が変わっていきそうな感じはするので期待はしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひさびさのライトノベルでした。
ざっくり言うと、超能力者たちが集う街・咲良田に暮らす高校生たちのSFとミステリーを足して割ったような作風。
こういう世界設定は嫌いじゃない、…けど、読んでいてあんまり作品に入り込めなかったのが残念。文体は何だか中二病っぽくて個性的。これも嫌いじゃない、…けど、ずっと読んでると何故かツライ(笑)
挿絵が良い味だしてます。 -
とりあえず、時間軸の話が読みたくて、検索したりお店に行ったりして買った本です。
このシリーズは何度も読み返しました。 -
副題目:猫和幽灵,发展着星期六。要害是麥麦高芬(MacGuffin)和温柔的。只今我知道这个是连的故事。
-
Message body
作品に漂う切ない雰囲気が好き
2巻3巻を読んで一番初めに戻ったからちょっと混乱した
春崎ってこんなに喋るのか…って思った
2巻3巻のイメージが強過ぎたのかな?
米澤穂信の古典部シリーズに雰囲気が似てるかもしれない
主人公が何かを諦めようとしていて、でも諦めきれない感じとか
最後まで読んでみたいな
咲良田から超能力が無くなって終わりなのかな -
異能を持つ集団の物語はかなり好きなジャンル。今時っぽいクールで熱い子、無感動な発展途上の子、トゲトゲしてて傷ついてる子、とよくあるキャラクターではありますが、シリーズ化されててこの先も読める様なので、まずは読んで見たいと思います。
-
【再読】
全体的に淡い印象。大きな話をしているようで、でもそれは狭い世界での話で。まわりくどく言っているけど、結局何が重要なことなの?という感じ。でも、この作品のこと嫌いじゃないのは、多分読んでいくうちに何が言いたいのか分かってくるから。よく分からないことをごちゃごちゃ言うだけ言ってそのままぽーい!とされるのが一番苦手なので…。
でも「~だった。…だけれど。」という文章が多いように感じて、そこは少し気になった。まわりくどいのは慣れてくるけど、この文章は引っかかったかな。あと主人公の達観した感じも好きになれない。ストーリー上必要な部分ではあると思うから悪いとは言わないけど、個人的な好みの問題。
まだ明かされていない部分も多いので、次も期待。野ノ尾さんとか、また出てくるのかな? -
そのまま受け入れていいのかちょっと疑問。ケイは今後も懺悔のために「リセット」をするのかしら。
-
咲良田の世界や能力に馴染むのに、少し手間取りながら読み進めた。