子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫 か 2-1-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044748258
作品紹介・あらすじ
生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。そのメンバーである成田真一郎は、寄せられる風変わりな相談に大奔走!そんな時出会ったのが、生徒会室の隣を隠れ家にするボサボサ頭の仙波明希。ダラリと本を読んでいる彼女に、なにげに相談について聞くと、毒舌だけどとても的を射ていて-!?実は生徒たちに「子ひつじの会」が広まったのは、この仙波の活躍があってこそだった!-第15回スニーカー大賞"大賞"受賞。
感想・レビュー・書評
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ラスボスは生徒会長
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青春部分が創元に行くほどでなく
らいとのべらないずされたキャラクタのミステリ
単に忘れているだけだが新人の作品としてはきんらい出色の出来
舞台周りの素材が似た『菜々子さん』より
いわゆるひとつの「かんせいど」というやつでは上
だが私は『涼宮ハルヒ』シリーズは1巻だけであとは読む気しないし
もっとも興味の引く作品がないのが電撃文庫
この作品の出来ばえでなく作っているもののいたいたしいところが
いたいたしくて見てらんない
作者のかたにはライトノベルなんて書いてないで普通にミステリを書いて欲しい -
まず、読みにくい。特に議事の部分(議事ですらないが)が非常に読みにくい。
各エピソードにも共感できるものがなく、
各人も記憶に残らないので、読み進めてもおもしろみが全く増えなかった。 -
典型的な安楽椅子探偵ものでした。
最近やたら目にする教師以上に学校を支配している生徒会ではなかったのは安心できた。
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9784044748258 273p 2010・11・1 初版
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主人公・成田真一郎、ヒロインである佐々原や仙波の性癖との紹介をしつつ、ヒロインたちが主人公の行動によってそれまでの立ち位置から少し踏み出す感じの内容にまとまっており、続刊へ上手く繋がっている。
謎としてはどれも小粒ですが、謎を仙波が解き明かし、主人公がそこから彼特有の行動を取ることで、謎の解決だけでなく相談内容の根っこにあるものの解決を目指すのが軽小説かつ学園モノに合致していて面白い。
動機絡みで各話ゲストの思春期というか人間臭い内面をカットせずに露わにされる部分も独特で面白く感じた。 -
上手いこと面白いキャラクターたちを生み出してくれたものです。
うん、そう、面白い(意味深)って感じです。
結果よりも過程を捏ね繰り回して練り込もうとしてる感じで面白味もあった。
ラブコメ要素にも期待したいところです。 -
生徒会の、生徒会による、迷える生徒のための会。
そこに持ち込まれた問題は、となりの部屋にいる、関係のない生徒が
いやっそ~な顔で解決してくれる。
こちらの声はきれいに聞こえているのに
そちらの声はまったく聞こえない。
一体どういう設計をされているのでしょうか?
いや、この場合建築を指摘すべき?
話は連続短編のように続いて行きます。
最初に相談した人間からの推薦で違う人が訪ねてくるので
案外知っている名前がわさわさと。
そして、あちらこちらに小出しに出てくるネタもひょっこりと。
ミステリーのような感じになっています。
しかし最後。
最後のあの疑問は…もしかしなくとも、姉というのは
彼女の事なのでしょうか?
散々胸の話は出ていましたが…そんな疑問を口にされるほど
もしかして『ない』のでしょうか?
というより、そこは目をつむって上げるべきじゃないでしょうか?!w -
ぱやきのさんになりたい
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生徒会が「迷わない子ひつじの会」という悩み相談を始めた.
持ち込まれる様々な相談に対して
アレやコレやと議論して解決へと持っていこうとするお話.
ここだけだと「めだかボックス」的な感じだけど
途中から学園異能バトルに変化しません.
ちゃんと普通に相談にのります.
あれ?
ということはスケットダンス寄りか.
まぁいいや.
で,成田真一郎という生徒会書記が走り回るわけです.
「なりた しんいちろう」じゃなくて「なるた まいちろう」.
親のネーミングセンスを疑ってしまうにゃー.
まぁ「今鹿」とかいて「なうしか」と読む長男もいる時代ですからね.
それなり.
仙波さんが素敵ですね.
ツンダラ娘という新ジャンル?
毒を吐きながらもクッションにもたれ掛かってダラダラと….