スターバックスCEOだった私が伝えたいこれからの経営に必要な41のこと

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046001238

作品紹介・あらすじ

3社で社長を務め、V字回復、最高売上を達成したプロ経営者の「超実践的」な経営の教科書。

感想・レビュー・書評

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  • これからの時代の経営には、変化の先を読みそれを迎え撃つために変化できる事、スピード、グローバルが必要
    等と考えてしまうが、実際に複数の会社でCEOを経験した著者が考える「これからの経営」に必要な事とは新しさとは真逆の「原理原則」に戻る事、「本質」を極めていくことだと言っている。

    そしてマニュアルで縛るのではなく、経営の本質を基準に自律的に考えて行動する組織、従業員になるような教育や環境が必要だと説いている。

    著者の本は何冊も読んだが、本書とミッションは必ず読むべき本だと感じた。

  • 岩田松雄氏の本は2冊めだが、基本的にはリーダーシップをテーマにした本であることは変わらない。しかし、本書は著者がこれまに経営者として直面した課題について、どのように考え、どのように対処したかという具体例が豊富に書かれている。自分が外資系企業の日本法人経営者という立場にたった今、規模は違えど同じ立場にいた先人の言葉に励まされる。

    主な学習は以下
    採用は迷ったらしない
    現場、末端などという言葉で最前線の人たちを呼ばない
    経営者の仕事は、経営者でしか決められないことを決める
    経費とプライベートとの境目について

  • 岩田松雄氏の本は2冊めだが、基本的にはリーダーシップをテーマにした本であることは変わらない。しかし、本書は著者がこれまに経営者として直面した課題について、どのように考え、どのように対処したかという具体例が豊富に書かれている。自分が外資系企業の日本法人経営者という立場にたった今、規模は違えど同じ立場にいた先人の言葉に励まされる。

    主な学習は以下
    採用は迷ったらしない
    現場、末端などという言葉で最前線の人たちを呼ばない
    経営者の仕事は、経営者でしか決められないことを決める
    経費とプライベートとの境目について

  • “「ボランティア活動のような組織」を作ることを究極の目標にしなければいけないと思います。”

    ・・・せやろか。

  • ・自分の思いは何回も言わないと伝わらない
    ・人がビックリするような目標を掲げる(ただし、目標は周りの人へのインタビューなどから実現可能性がありそうと思えるものを設定)
    ・人はすぐに評価できるものでは無い
    ・会社の全体像をイメージする、自分の味方になりそうな人を把握する
    ・思い切った熱意をもつ、掲げたミッションを追求する
    ・派遣、バイトなど働き方の違いで区別しない。みんな同じ職場で働く仲間だから

  • 経営者とはどのような観点でものごとを考えるべきかが、筆者の経験をもとにわかりやすく記されている。

  • これからの経営者に求められること、それは原理原則に戻ること、「会社は何のために存在するのか?」といった本質を極めていくことを説いた1冊となります。経営者を志す人にとってもそうでない人にとってもおすすめできる1冊です。

    ■企業は、世の中をよくするためにある
    ―経営者が「決める」ときの指針がミッション
    短期と長期をどうバランスさせるか。社会的責任と、今日明日の売上をどう天秤にかけるか。経営は、矛盾をどう解決し、折り合いをつけるかが問われます。ギリギリの決断の場面で、ミッションに戻って決断ができるか。企業として何を大事にし、どんな価値観を重視するか。それが、企業の命運を大きく左右するのです。
    企業に限らず人生でもそうだと思う。何を大事にするのか、どんな価値観を大事にするのか。他人の価値観ではなく、自分自身の価値観を持たなければならない。今一度考えなおしてみたいものである。

    ■在庫を減らすと、問題が見える
    ―「人の在庫」も多過ぎてはいけない
    人が大勢いると、大勢いるための仕事を始めてしまう。逆に、ギリギリまで減らすことによって、解決すべき問題点が出てくる。無駄な仕事もしなくなる。組織に余計な人員を配置してしまったら危ない、ということです。人もモノも、「在庫」が多いと会社の本当の問題に気づけない。
    在庫にしろ、人員にしろ、私は「負荷をかける」ことが大事だと思っています。これまでよりも厳しい状況に身を置く。そうすることによって、出てこなかった問題が抽出されてくるのです。経営者は常に組織に負荷をかける意識を持つ必要があるのです。
    在庫が多すぎるせいで、人が多すぎるせいで、問題が顕在化していない可能性がある。いつしかそれが大きな問題となるかもしれない。1度、「負荷をかける」ということをやってみてもいいかもしれない。

    ■早く成長し過ぎない
    ―質が低い成長を目指してはいけない
    成長は必要ですが、早ければ早いほうがいい、というものではありません。「適正なスピードの成長」こそが、必要なのです。焦る必要はないのです。適正なスピードで、成長していくことを考える。ある点を超えれば、成長は自然と加速されていきます。そこまで我慢するのです。
    起業したてだと、おそらく利益だけを追求してしまう可能性がある。成長を焦るのではなく、大きく成長するために力を蓄えよう。

    【1読書1アウトプット】
    原理原則に立ち返り、本質を極める。

  • この著者の本は初めて読んだが、コンセプトが絞られており大変読みやすく、また共感することができた。
    特にこの本で重点的に記載されていることは「ミッション(会社の存在理由)」の大切さであり、経営者はそれを何百回も何千回も手を変え品を変えて、時にはスローガンなどを用いて伝える事が重要だということ。
    その他、経営にとって必要であると著者の経験したことが分かりやすいキーワードとしてまとめられている。(人事・予測力・負荷をかける事・事実(fact) など)

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著者プロフィール

岩田松雄(いわた・まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。

「2023年 『ミッション 私たちは何のために働くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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