どんな問題も「チーム」で解決する ANAの口ぐせ (単行本)
- KADOKAWA/中経出版 (2014年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046006028
感想・レビュー・書評
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当たり前のことも多く書かれているけど、それを当たり前にやることが難しかったりもする。
ANAの取り組みを通していい気づきがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「安全な飛行」「顧客満足の追求」というミッションのもとに、ANAがどうチームで仕事をしているかを示す本。
全般的に、人は面倒くさがりでミスをするものだ、という前提のもとに「やりやすい場所」をどう作っていくか、という観点があるようだ。
また目的、ミッションが明確であり、権威勾配がきちんとある(各自が役割を遂行する)ことが円滑な業務につながっているのだと思う。なるほどなーと思うことも結構あった。
以下気づいたこと
・チェックはセルフチェックのほうが気をつけるからダブルチェックより良い(たしかに!)
・注意ではなく「したほうがよくなるよ」、また理由を聞く
・いいことはみんなの前、アドバイスは個別に
・観察して、想像力を働かせて、尋ねてみる。
・エラー0はありえない
・エラーは防ぐのではなく、コントロールする。指差呼称は大事
・失敗のヒアリングはリラックスさせるようにする
・マニュアルは書いて、試してもらって、直す。作業者もつくる人
・片付けるしくみをつくる
・信頼は当たり前の積み重ね
・5分前精神(うう難しい)
・お客様が身内だったらしてあげたいことをする -
新しい発見が数多くあった。
当たり前のことばかりだけれど、考え方を改めさせる事柄も数多くあった。 勝手にこれが正しいんだと、思い込んでいたこともあった。
なんとなくわかっていたけれど、その正体が分かったこともある。
最後に自分自身に向けて言うとすれば、実行するのは全く別次元のこと。私がこの本を活用できるとすれば、真摯であれということかな。
また時間をおいて、読んでみて、自分の進歩を確認してみたい本だ。 -
お客様のためを思いおせっかいをする。お客様と考えるのは、お金を払うお客様だけでなく、社内のほかのスタッフも。お互いを尊重し、気づいたことは間違っていても確認する。大切な心がけだと感じた。
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航空会社のANAが現在までに成長してきた人材開発や組織運営のノウハウについて書いた一冊。
読んでいて当然と思える事柄が多いですが、それを仕組みとして取り入れたり、組織として末端まで考えが浸透するまで徹底しているところは以前書籍で読んだことのあるスターバックスや無印良品と通じるところがあると感じました。
ただそんななかでも失敗に対する考え方など人間の本質に基づいて、業務をどう円滑に進めていくかを考えていくあたりはすごく勉強になりました。
組織としてどれだけ自分以外のお客様や社員の人に貢献できるかを考えて仕事をしていくことが、今のANAの成功に繋がっていてまた自分自身を成長させることでもあると感じました。
おせっかいと言われるくらいに相手のことを考えている同社、9.11や東日本大震災などにも負けずにここまで来られた理由が本書を読んで深く理解できました。 -
人の命を預かるビジネスだから、危機感が違うのかもしれないと思った。人が変わると企業も変わる。企業風土の重要性を感じた。
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どうしよう。
グッバイ・ウェーブ、
なぜか、涙出てきた。
一朝一夕で組織なんてできません。
サービスなんて、なおさら。
勉強になりました。
活用させていただきます。
ただ、NH…
もうちょっと安くなりませんか? -
ちょっと前に本屋で平積みになってたので…ぱらぱらとめくってたら使えそう。
教育を学んだ者にとって、目新しいことが書かれているわけではありませぬ。でも、日々忙しい中で忘れがちな「基本」は、時々こういう本を読むことで思い出せる。これが大事だと自分は思う。社員教育も、学級経営も、基本は同じ。
各小見出しは、短くまとめられているので、生徒に話をするときにも効果的に伝えるのに○。 -
何か気づいたとき、『まあいいか』と思ってそのまま流すか、それともきちんと行動に移せるか?
一見、簡単なことかもしれないが、これができる文化がある会社が強いということを教えてくれる本。
ほとんどの会社は、上司や他部署のことに口出しすることを遠慮していると思うので、これができたら強いのでは。 -
航空機で離陸する時のグッバイウェーブがANA発祥だったのは初めて知った。
安全を最優先する企業としてその行動様式は興味深い話ばかりであった。