1日ひとつだけ、強くなる。 世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀

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  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046006417

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  • 「1日ひとつだけ、強くなる。」
    世界一プロゲーマーの勝ち続ける64の流儀。


    14歳で日本一になったプロゲーマー梅原大吾による3冊目の本。この試合がなかったら今の自分はないと感じる大会においての梅原大吾の取り組み方や感じ方を中心に書かれている。その為、ゲームに興味が無いと読み続けるのに苦労するかもしれない。


    プロゲーマーは一般的な仕事とは異なる部類に入る職だ。だから彼が感じることや作り上げた取り組み方は、一般的には応用が利きにくいものであったりするが、応用が利くものもある。


    例えば、試合を場面で見るのではなく全体で見ることは、一般的な仕事においても応用が利くことに思える。目の前にある仕事だけに捉われるのではなく、全体の目的から見た場合、その目の前にある仕事はどれだけの意味合いがあるか?を理解しながらその仕事に取り掛かることは肝要と思う。例えば、目の前の仕事が予定より多大な時間を要する場合、後回しにすべきか、他人に手伝って貰うか、上司に相談するかの対策が必要か検討することがポイントになる。が、しかし、目の前の仕事だけに捉われてしまうと、そのポイントに気づかずに結局やって損するだとか悪い成果に繋がってしまう。


    また「正しいことを積み重ねた先の個人差。それが個性」は、プロゲーマーらしい視点から生まれたものの様に見える。が、個性を出そうとするんじゃなく、出てしまうのが個性だ。正しく成長していけば、必ず自分だけの個性の芽が出てくる。といった視点は、一般的な私達にも言えると思う。


    しかしながら、プロゲーマーの世界とは過酷なものだ。最近は、ゲーム番組も流行りだし、eスポーツも人気になり、韓国や中国は特にプロ化が進んでいる。そんなプロゲーマーになる為に、朝から晩までゲーセンに通い詰めなんて出来ん!!あんなにコントローラのボタンを素早く打ち込めん!!なと笑。それに、もしプロゲーマーと戦ったらきっと開始波動拳を避けられて嵌められて一般瞬時KOされるな・・・とも笑。

著者プロフィール

日本人で初めて“プロ・格闘ゲーマー”という職種を築いたパイオニア的存在。1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。2010年4月、アメリカの企業とプロ契約を締結する。

「2018年 『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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