エリートの仕事は「小手先の技術」でできている。

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 209
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046009180

作品紹介・あらすじ

企画書は「8割の出来」で提出。努力を魅せる「茶色マーカー法」。堂々と「コピペ」しなさい。1つの才能より、100のコツ。東大首席→財務省→弁護士の10年で学んだ仕事術を公開!

感想・レビュー・書評

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  • 『感想』
    〇仕事のできる人は技術があるんだよということ。確かに仕事自体の処理の仕方は教わっても、その1回だけでみると効果があるのかわからないような技術は周りから積極的に教えてはもらえない。それをどこかから仕入れて身につける力がエリートにはあるのだろう。

    〇色々な小手先の技術が紹介されているが、決して珍しいものではない。そして個人的にはそれは効果が低いと思うものもある。それはそれぞれが仕事の中身や人間関係や自分の個性を踏まえて決めていけばよいこと。

    〇印象付けするためだろうが、「エリート」という言葉を頻繁に使うのは気分がいいものではない。エリートの定義は人によって違い、それは自分が評価するものではなく他人から評価された一つの表現に過ぎない。

    〇自分は他人で代わりの利く人間か。そして独りよがりではない個性を持っているか。ここを大切にしているところは著者に共感できた。

    『フレーズ』
    ・企画書は、あえて「8割の出来」で提出する。(p.36)

    ・優秀な事務次官は上司に「突っ込みどころ」を用意する。(p.39)

    ・思ってもいないことを褒めるのは媚び。思っていることを口に出せば褒め上手。(p.54)

    ・「わかりません」と答えられるのは、優秀な人だけだ。(略)その物事に精通し、軽重の見極めがつくようになってはじめて、これを「わからない」といっても決しておかしくないと判断がつくようになる、というのです。そして、相手が「じゃあ、調べておいて」と受け流すということは、その判断が間違っていないということ。(略)もしあなたが、自信をもって「わかりません」と答えることができるなら、それはその分野に精通しはじめたという、ひとつの証。(p.144)

    ・お話を伺ったあとのひと言感想、次はこの技術についてです。(略)慣れてきたら、キーワードをそのまま言うのではなく、類義語に変換すると、さらに気の利いた印象になります。(p.188)

    ・私は新人のころ、外見も含めて、なんでもかんでも「個性」だと思っていました。そういう軽薄なものは、経験を積むにつれ、少しずつ引きはがされていきましたし、今でも引きはがされつつあります。それらを削ってもなお、自分の中に人とは違う何かが残るならば、それこそきっと代替不能な「個性」ではないでしょうか。(p.219)

  • 山口さんは発達障害に思う。なんでも言語化することで理解して、対策を立てる。逆にいうと、山口さんが作成したマニュアルを、にた人は使えば楽に進める。

  • ちょっとタイトルがアレですが、要は小技を効かせて仕事しろという感じ。
    まぁ、小手先で済むことはあまり完璧主義者にならないのは大事かな。

  • 仕事は早く着手する。
    メールは速攻返信。
    最適な納品時間は相手よって異なる。
    メールの宛先とCCは2回読みする。
    気づかいフレーズを仕組み化する。

  • 仕事自体の速さもさることながら、着手の速さも同じくらい、それ以上に重要になる。
    表かの対象は結果だけではなく、努力の過程も対象になる。

  • このひと、せっかく頭いいのに、こんな同じような内容の本をいっぱい書いて、自己啓発書いてていいのかね。私があんまり自己啓発の本を好まないというのもあるとは思いますが。

  • 東大を首席で卒業して現在は美人弁護士として活動中の山口真由による、エリートの仕事術をつづった一冊。

    エリートの考え方というより、いわゆるライフハック的な話がメイン。

  •  エリートが書くこの手の本は嫌いだが読んでしまう。

     たいていは、いかに自分が優れているかという事を延々と書き続けているわけだけれどこの本にかぎってなぜかそのような嫌みは感じられなかった。やはりそれなりの自慢的なことはサラッと書かれているのだがそれ以上に凡才にも通用しそうなことが多く書かれていることに好感が持てる。

     本当のエリートはいったいどういう人なのだろうかという事を考えるにはよい本だ。

  • 結局、エリートは小手先の技術でなく、考え方がしっかりしているじゃん!

  • まずタイトルがよくないと思う。
    小手先の技術というのは、心がこもっていない感じを与えます。
    「エリートの仕事のやり方教えます!」くらいにした方がよかったんじゃないかな。

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著者プロフィール

1983年、札幌市出身。2006年3月、東京大学法学部を卒業。同年4月に財務省に入省。08年に退官し、15年まで弁護士として法律事務所に勤務。15年9月~16年8月、米ハーバード大学ロースクールに留学し、卒業。17年4月、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に入学。17年6月、米ニューヨーク州弁護士登録。20年3月、東大大学院を修了。20年4月から信州大学特任准教授となり、翌年、特任教授に就任。

「2023年 『挫折からのキャリア論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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