プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046009494

感想・レビュー・書評

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  • ライフハッカーというサイトで週5日書評を書いている著者の本です。

    ・文章を簡潔に書く
    ・漢字とひらがなのバランスを考える
    ・読者像を考えながら書く

    と言ったことが印象に残りました。

    情報を伝えたいのか、それとも自分の考えや思いを伝えたいのかという考えて書きたいと思います。

  • アウトプットの仕方がもどかしいので参考になればと手にした。
    著者は日本語版ライフハッカーに週5本の書評を連載している。
    この手のノウハウ本の中で、他と違うところが、助詞の使い方に熱い表現が割かれているところ。
    著者が助詞マニアだそうだ。
    助詞辞典というものがあるらしく、心惹かれた。

  • 本の読み方がすごい参考になった。(さすが書評家さんだ。。)

    読み終わった後にインパクトの強い部分しか覚えてない。だから、初めから核となる部分を読めばいい。

    いつも最初から最後まで読んで、メモして…で、結構読書のハードルが上がっていた。。
    でもメモしても、インパクト強い部分しか覚えてないんだよな。。
    全部メモしてふんわりするよりも、その本のインパクト残った部分を吸収できるのが大事な気がする。
    最初から最後まで読まなくていいっていうのは、いろんな読書術の本で言われていたけど、やっと納得できた気がする。

    文章の書き方については、ターゲットを決めることの大事さを感じた。
    印南さんが本の引用を多くしているのは、そのターゲットにあわせてのものらしい。
    「普通書評っていうのはこうだろう!」みたいなのに自分はとらわれがちだけど、ターゲットの人が喜ぶコンテンツを渡さないといけないんだよな。
    ターゲットは、性別・年齢・立場を定義する。

  • どうやったら伝わりやすい文章が書けるのか。その疑問を解りやすくまとめていて、特に“伝えること”に関した項目は勉強になりました。 #本 #おすすめ本 #読書 #プロ書評家が教える伝わる文章を書く技術

  • なんとなく文章をうまく書ければなと思って借りてみた。日常的にはtwitterやメール書いたりするくらい。あと個人的な日記。

    著者は週に5日書評を書いているってすごい。
    web媒体で書いているせいか本当に簡潔にまとまっていて、さくっと読めた。

    内容としてはそんなに目新しいことはなかった。
    読者が読みたい・読みやすいように意識する。簡潔に書く、漢字をひらく。読点ばかりでなく句点を入れる。
    …あたりはすでに実行してる。

    勢いで書いてしまってから推敲するっていうやり方は実践したい。いつも自分は練り直しながら読み直しながら書いて、一本のメールですら時間がかかるから…。

    やっぱりちゃんと本のようにまとまった文章を読む習慣がないと文章力って養われていかないんだな。それは身近な人の文章を見ていてもそう思う。
    お手本にしたい人の文章をいっぱい真似したいと思う。

    印象に残った箇所。
    たとえば比喩表現とかリズム感とか、何をモチーフにするかという感覚の鋭さとか、文章力以外の部分でもかっこいい、力の見せどころがある。
    そういう個性を見つけたいと思った。

  • <印南流書評の秘訣は、自分イズムを徹底して避けることにあった!>



     余計な色や味がついていない水のような文章、だから受け入れられやすい――。するする読めてしまう『ライフハッカー』(https://www.lifehacker.jp/feature/book_to_read/)のビジネス書評はいかにして生まれるのか、そのテクニックを、書評ライターの印南敦史さんが伝授してくれています☆

    ①「リズム」のある文章を生むこと。
    ②「自分イズム」は主張しないこと。

    の2つが、消えない印象です。

    ①リズム感。どうやらこちらが印南流文章術の肝らしいです。
     簡潔にまとめること、語彙を増やすこと、センスを磨くこと。さらには引用文と地の文でサンドイッチを作るような構成も、どれもがリズムを生み出しているのです♪

     それと、
    ②イズムは出さない。個人の意見や感想はほぼ書かず、自己主張しないよう注意しているのだそうで、この点にはなかなかに静かな衝撃がありました。
     全体的に知的で冷静で客観的な『ライフハッカー』というサイトのトーンには、そのやりかたが奇跡的によく合っているなと感じます。


    「印南さんの書評はなぜ面白いのか?」

     ということは、永らく謎でした。私は印南さんの書評で気に入ったものを印刷し、紙がクタクタになるまで何度も読み返したことのある人間です。でも、そこまで気に入っていながら、なぜか面白いのが分からなかった。ものすごく特徴の際立つ文章には思えなかったのです。
     その魅力の理由を、ご本人が惜しげもなく明かしたわけですが、その秘訣とは「自分を抑える」という一言に尽きます☆

     いま、私自身もこうしてネット書評的なものに挑戦しているのですが、どうしても、一個人の好悪の感情で荒々しく展開してしまうんですよね。荒ぶる! 素人のやることなのかも。確かに、書評者の気持ちなんかより、本についての情報を盛りこんだほうが人の役に立ちますからね★
     意見いらん、というのは絶望的な気分になる話でしたが、この痛みから得るものがありそうです。


     精進します。

  • 著者の印南敦史さんは、「ライフハッカー[日本版]」というライフハック術を日々読者に届けるウェブメディアのプロ書評家です。週に5日、書評を掲載しています。その書評のプロが、とても分かりやすい言葉で「伝わる文章の書き方」と「要点をまとめる技術」を明かしています。ただ文章を書くということだけにとどまらず、読書術や時間活用術まで解説されているのも、とても参考になります。この本の「伝わる文章を書く技術」は、日常生活の会話やメール等全てのコミュニケーションにおいても役に立つと思います。最近は、SNSやブログで文章を書く機会が多いと思います。今よりもっと伝えられるようになりたい、そう思う人におススメの書籍です。後はひたすら実践あるのみ!

  • とにかく勢いで書いてみる。修正は後からでもできる。その言葉に勇気づけられた。
    私はいつからか文章を書くのが苦手になっていた。中学高校の頃に課せられた小論文にそこまでの苦手意識はなく、読書感想文なんかも卒なくこなしていた気がする。しかし大学に進学し、レポートという新たなジャンルに突入するやいなや、たちまち筆は動かなくなり、夜も徹して作成したこと1回や2回ばかりでは済まない。
    なぜレポートが苦手だったのか。一つには資料の引用方法について大きな戸惑いがあった。レポートを作成するには、授業で先生が述べたポイントだけでは不十分だ。自ら図書館等に足を運び、参考文献を読み漁らねばならない。そこで得た知識を自分なりに解釈し、レポートに活かしていくのだが、私はどうしても文献の知識を自分なりの言葉でレポートに書くことができなかったのだ。「~については・・・がポイントである」と文献に記載されていれば、それに追記できるような文章を思いつくことができなかった。文献にある以上のコメントが思い浮かばなかったのである。
    しかし本稿を読み進めると、厳密にはそうでなかったと気づかされた。コメントは頭の中で思い浮かんでいたのだ。文章化できなかっただけなのではないか、と。文章化するには考えていることをとにかく書いてみること。そして、それだけでは不十分で、修正は後からすること・文章執筆に時間をかけないことも大事なのだ。近頃は流石に文章力の低さを痛感し、とにかく書くことを実は意識していた。しかしそれでも上手くいってなかった。それはちょっと勢いで書いては修正し、書き足しては修正していたことが原因かもしれない。今後は「始めから終わりまで」、まずは書ききってみること、これを意識したい。
    とまぁ、ここまで勢いで書いてみた。意外と書けるんだなぁ自分、と心の中でガッツポーズを。

  • 「伝えること」について書かれているので文章を書く仕事ではないビジネスマンにも役に立つと思います。
    伝わっていないのに伝えた気になっている方も多いと思いますので早めに理解しておきましょう。
    また、文章が長くなりがちな方に、要点や伝えたい点をおさえている短い文章の書き方も載っているのでオススメです。
    アウトプット方法だけではなくインプット方法についても書かれていますので、普段インプットをあまりされていない方の習慣作りのきっかけにも。

  • 執筆よりも「推敲」を重要視する、というのが新しかった。執筆ばかり重要視して、推敲しないことまであったから目からウロコ。

    一文につき「、」は一つ。
    確かに、長すぎたら「。」でいったん区切ってあげた方が自分の頭の中も整理できる。

    無駄を削ぎ落とした方が美しい、っていうのもナルホドと思わされた。

    文章を書くことを愛しているんだろうな〜と感じさせる文体。特別難しい文法とか文章作りのコツを書いてるわけではないので、サクッと読める。さすがライフハッカー日本語版で鍛えてあるだけあって、読み手が疲れないような構造になってる。

    こういう文章術を読んだ後の感想文って、余計に自分の文章オカシイなと心配になってくる。


    >広告においても評論においても 、あるいは企画書を書く際にも 、読者をイメ ージすることは必要

    ≫③執筆ここで心がけるべきは 、一気に書ききること 。何度もいうようにスピ ード感が命なので 、 「この表現でいいかな ? 」など余計なことはなるべく考えず 、まずはひとつの文章として完成させる〜
    ④推敲いちばん重要なのがここ 。ここに至るまでには 、少しでも時間を短縮することを意識していま

    >文章全体を面として見たときの 「見え方 」のバランス〜
    仮名を多くしすぎると 、相手を小馬鹿にしているようなイメ ージが生まれてしまう危険性もあります

    >時間をかける必要のないものに価値がないということではなく 、タイプに応じて時間を使い分けなければならないということ 。それが 、適切な読書時間というものにつながっていくと思うんです〜
    ビジネス書や自己啓発本には時間をかけず 、合理的に要点を抽出することだけに神経を使う 。でも小説などの場合は 、相応の時間をかけますね 」

    >なんらかのフレ ーズを引用する際には 、 『読者が知りたがっているのは 、この本のこの部分だろうな 』っていうことの見極めがすごく大切

  • ライフハッカー[日本版]にて、月~金曜日までほぼ毎日書評を書き続けている著者ならではの文章の書き方、まとめ方、読ませ方を書かれていました。

    毎日はさぞかし大変でしょうね・・・。

    全体の内容としては、よい書評の書き方となっていましたが、プレゼンテーションや企画書、レポート作成法などビジネスにも応用できる部分もたくさん載っていました。

    “「誰が読むのか」「誰に読んでほしいのか」をはっきり意識すること”
    “「読み手がなにを求めているか」を常に意識しながら書く“

    特に企画書などの場合は、理解されることが最優先ですので、ことさら「読んだ人はどう感じるか」をイメージしながら作ることが大切なようです。

    http://businessbook-no-susume.com/

  • この表紙とタイトルだけで客寄せはできるけど、内容がありきたりすぎて、結果として評判が悪くなることは恐れなかったんだろうか?
    1ページの文字数が少なく、後半はトークで枚数稼ぎをしているだけで、内容が薄っぺらく、参考にならなかった。

  • インプットからアウトプットまでを4つのステップに分け、
    それぞれの段階での工夫などを
    惜しげもなく「伝えて」くれています。
    4つのステップがそれぞれなんであるかは、
    本書を手に取って見ていただきたいと思いますが、
    この目次がとてもわかりやすいです。

    帯の言葉といい、目次の作りといい、
    相手に伝えようとするための工夫がいっぱいです。
    具体的な文例を掲げて、より伝わるようにするために
    どこをどうすればいいか、といった解説もあります。

    人それぞれ、言葉で何かを伝える機会は
    多いと思います。
    今よりもっと伝えられるようになりたい、
    そう思う人におススメの書籍です。

  • 最初の文章から引き込む力が凄かった。要点がしっかりまとめられていて、要約力の塊だと思う。
    表紙可愛いなぁで読んだけど、これは当たりの本。

  • ライフハッカー日本語版で書評を書いている著者が、「プロの書評家が教える伝わる文章を書く技術」「誰にでもできて、稼げる文章力がすぐ身につく」というタイトルで、「まとめ」「書き」「伝える」テクニックを紹介している本です。
    ただ、読んでなるほどとは思ったものの、何回読んでも、稼げる文章ってのはなかなか難しいですね。

    伝わる文章の書き方のポイント
    ・まず「読み手」とその求める題材を選ぶ
    ・読み手が「読んでみたい」と思わせる「フック」を意識する(→刺さる)
    ・「表現」ではなく、「伝える」意識
    ・「つかみ」が大事、まとめるときはまず「柱」から
    ・読ませる文章は、センス、文法、リズム、簡潔さ、焦点を絞る、格好良さが大事

  • メールが長文な人は真面目、できるだけ短く、っていうのがグサリときました。笑
    文章だけだと伝わらない事が多いと思うと長くなってしまう。
    文章を書く事についても勉強になりましたが、個人的にはメールの話が一番刺さりました。

  • 何のために何をどのように誰に(性別年齢立場)伝えたいのか。短時間で読めてちょっと得をした気になれる。冷静さ客観性わかりやすさ、個人的な意見は少なく、引用多くてよい。(柱、動機、全体像、対比、結論)(書名、著者、出版社、)内容解説、引用(わかりやすさ、インパクト、面白さ、役立ちそうと思わせること、説得力で選ぶ)、解説、引用(どこをどれだけの分量でどのような構成によって)、解説、まとめ。無駄を省き点の位置を移動してリズム感を作る。伝えるべき要素に漏れがなく簡潔。
    読むときに引用個所の確認。必要事項の入力、小見出しとそのページ数。執筆、一気に。推敲リズム感、不安なくなるまで。何が書きたいのか再確認。

  • 短く、簡潔に格好良く文書を書くコツがチリばまれていた。

  • あまり欲しい情報は載っていなかった

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:816||I
    資料ID:95150350

    誰にでもわかる「伝わる」文章の書き方と要点をまとめる技術がわかりやすく書かれています。

    (薬物送達学研究室 毛利浩太先生推薦)

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著者プロフィール

印南敦史(インナミ・アツシ)
作家、書評家。
1962年、東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー・ジャパン」で書評を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。その後、ほかのウェブサイト「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)などのほか、音楽関連の書籍やエッセイも多数。

「2023年 『先延ばしをなくす朝の習慣 コツコツ書き続けて日本一になった書評家が、絶対に締切を破らないためにやっていること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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