平気で他人を傷つける人

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 64
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046011145

作品紹介・あらすじ

日常の中でさらりと他人を傷つける人がいる。たとえば、ママ友で嫌味を言う人、子どもを傷つける母親、妻が掃除した部屋をもう一度、自分で掃除する夫など。彼らの心理とその言動から自分を守る方法をまとめる。

感想・レビュー・書評

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  • この本には以下のようなことが書かれてあります。
    ・モラルハラスメントとは
    ・モラルハラスメント加害者の心理
    ・よくあるモラハラパターン
    ・モラハラを受けた際の対処法
    ・モラハラ加害者にならないには

    社会人で初めて後輩ができた私にとってはとても勉強になった一冊です。
    後輩を指導している中で、「なぜこれができないのか?」「以前教えたはずなのに、彼は真剣に取り組んでいるか?」という思いをもちイライラしてしまう時があるなと感じていました。
    そのイライラを解消したり、出さないようにはどうすればいいかと悩んでいました。

    この本に書かれていた、モラハラ加害者にならないためのポイントである、以下を実践したいと思いました。
    ①自分のポジションが相手に与えるプレッシャーを想像する
    ②相手を否定しない
    ③相手を言いくるめない
    ④不全感に対して自問自答する
     ・自己愛が大きくなりすぎていないか
     ・自分の価値観だけで物事を捉え、他人に強要していないか
     ・相手がどう思うかを想像できているか
     ・他人に対して過剰に羨望感を持っていないか
     ・自分の生活を自慢したいと過度に思っていないか

    他人に傷つけられないためにも、他人を傷つけないためにも読んでおいてよかった一冊だと思います。

  • とてもわかりやすくモラハラについて書いてある。
    あの人明らかにモラハラ旦那に口撃されてるよね。みたいな人はそれに気づいてないんだな。とわかった。
    自分ならこうされたらどう対処するだろうか。を考えながら読み進めることができた。
    理不尽なこと言われすぎてて自己肯定感低いと思い込んでいる方。悪いのは平気で他人を傷つける人ですので、この本読んでみてほしい。

  • 加害者側の思いを5つの型に分けているが、うーん、どれにも当てはまらないような…

  • 毎回遅刻してくる友人を最近ストレスに感じていて、そうか、この人はフレネミーだったのか、と気づいた。
     昔のパワハラ上司の考えてることがわかるかと思って読んだら、私もモラハラ加害者(予備軍?)に当てはまっていてしきりに反省。家族への甘えからきているが、家族でも他人は他人。気をつけます。

  • 感情をこだしにすることってとっても大事だと思った。

  • 精神科医の書いた、モラハラの本。会社や家庭でモラハラにあっていても、加害者も被害者もモラハラに気づかず、事態を悪化させることが多いそうだ。モラハラの構造、モラハラ加害者の特性、モラハラにあったときの症状と対処法が、分かりやすく解説されている。「あの人ちょっと」と感じたことがある人に、とてもお薦め。モラハラについての理解が広まり、加害者も被害者も減るとよいと思う。

  • モラハラを実例を通して説明。すごいわかりやすい。付箋を貼りまくって読んだ。結構周りにいるじゃないか。気をつけよう。自分も加害者になってないか気をつけよう。
    ・受動的攻撃
    ・フレネミー
    ・情性欠如タイプが一定程度いる
    ・「付随する何か」で優劣を決めたがる(女性)
    ・自分の大事なことはあまり話さないようにする
    ・周りの人が黙っているときは要注意

  •  近年問題になっているモラルハラスメント、モラハラについて精神科医の著者が、書かれた本。

     セクハラ、パワハラに比べて、モラハラはなぜそのような状況に起こるか分かりにくいと言います。被害者に自覚がないまま、体の不調として表面的に出てきます。
     モラハラを受けていることを自覚すること、モラハラを行う相手に対して対処する方法などがありました。

     自分自身も波風立てたくないタイプで言われやすい方だと思うので、自覚していかなきゃなあ。

  • これをすべてハラスメントというなら、世の中大半がハラスメントにあたると思う反面、暴言平気で吐くようなことを平然とやってる人もいてこれをモラハラというのだと理解。
    自分が当事者にならないためにはと思うと、若干、対人恐怖になってしまう。

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著者プロフィール

1961年生まれ。大阪大学医学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。専門は精神医学、精神分析。フランス政府給費留学生としてパリ第八大学でラカン派の精神分析を学びDEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わりつつ、精神分析的視点から欲望の構造について研究。日生病院神経科医長、人間環境大学助教授を経て、現在、神戸親和女子大学教授。著書に『オレステス・コ
ンプレックス—青年の心の闇へ』『17歳のこころ—その闇と病理』(共にNHK出版)『分裂病の精神病理と治療7—経過と予後』(共著、星和書店)など、訳書に『フロイト&ラカン事典』(共訳、弘文堂)などがある。

「2005年 『攻撃と殺人の精神分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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