一流の人をつくる 整える習慣

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046012845

作品紹介・あらすじ

昨今、注目が高まっている「デキるビジネスマンの自己管理」について、自律神経のケアを中心とした「メンタル面」に強い小林弘幸氏が、疲れを癒し、パフォーマンスを最大化する方法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 小林先生の本ではこれがベストだと思う。
    1ページに一つのことが書いてあって
    読みやすい。

    今日引っ掛かったところ。
    ①鞄の中を整理して、すぐ取り出せる状態にしておく。
    リュックの外側に小さなポケットが付いていて
    すぐに取り出せる位置にあるから重宝している
    んだけど、すぐ取り出したいものが
    たくさん入っているので、すぐ取り出せない
    状態になっていて、それが
    プチストレスだった。
    今日、整理しました。
    探している時間が自律神経を乱している。

    ②制限時間を意識する。
    あと1時間でこれをする、と決めてからやる。
    クオリティを求める場合はまた別。
    本当の締め切りの前に自分なりの締め切りを
    設ける。

    ③大問題ほど小さく考え、些細なことほど
    大きく考える。
    さっきのポケットのように、小さな問題は
    真剣に考え、取り除く努力をしておく。
    そうすることで、自律神経が無駄に乱れる
    のを防ぐ。

    ④移動時間に何をするか。
    あらかじめ決めておく。
    ぼーっとする、もOK。
    決めていないで、無駄な時間を過ごすな。

    ⑤飲み会は、目的がはっきりしているなら参加する。
    目的がはっきりしないなら、断る。

    ⑥人の評価は口にしない。
    言葉を決めておく。
    よく知らないんです・・
    いやあ、よく分からなくて・・

    ⑦相手のことを考える。
    相手のバックボーンを考えることで、
    丁寧に対応できる。

    ⑧周りの人に気持ちよく働いてもらう。

    ⑨朝や集中力が落ちてきたと感じた時、一杯の水。
    全身に行き渡るイメージで飲む。

    ⑩気分が乗らないときは、片付け。
    手を動かす。

    ⑪荷物を軽くする。
    荷物が重いと疲れる!!!

    ⑫ミスはその場でメモ。
    小さなミスは忘れがち。だから、忘れないために
    メモ。そして、こうすればいい、と
    成功の上書きをしておく。

    また読みたい。

  • 自己啓発らしい良い本。いろんなことを考えず、白のシャツと黒のスーツとはジョブズ的。自分のストレスと付き合うことが真のストレスフリーにつながる。全体的には、整理法やリフレッシュの本。
    仕事に重要度をつけないのも目からウロコ

  • 一流アスリートは、本番に自分のもてるものを出し切るためにコンディションを整えることを大切にする。五郎丸やイチローのルーティンが有名になったが、ルーティンもその一つであるし、食生活や睡眠環境を整えることもそうである。

    自己啓発と言うと「新しいスキルを身につける」に終始しがちだが、スキルというのは使えるようになって初めて役に立つものであり、「今持っているものを100%使えるようにする」ということも非常に大切である。

    この本では、現有している自分の力を出し切るための方法が80個提案されている。全てが俺に使える方法でもないし真新しい内容でもないのだが「自律神経を整える」という見地からのストレスコントロールに絞っての内容なので非常に分かりやすい。

    カバンの中を整理することからはじまって、最終的には「自分本位」についてまで、自分を整えるために取り入れたいことがたくさんあった。非常に勉強になる読んで良かった自己啓発本であった。

  • ・片づける場所を決める。
    ・窮屈な服や靴は選ばない。
    ・シャツは「白一択」
     服選びに時間をかけないために効率的に自分のルールを決めておく
    ・服を捨てると集中力が増す
     服じゃなくても身の周りの整理
    ・午前中の勝負時間
    ・金曜日に来週一週間必要なものをそろえておく
    ・締め切りは一か月前に設定
    ・人の評価は口にしない
     知らない、分からないというスタンスで。
    ・認められないならあきらめる
    ★最大のポイントは「朝」でなく「前の日の夜」にある
     翌日のシミュレーション
    ・「感謝」ほど自律神経が整うものはない
    ・家に帰ってすぐ「オフモード」にならない
    ・すべての行動の前に「何のためにやるか?」
    ・怒りそうだなと思ったら「黙る」
    ・誰かに怒られたら迷わず階段を「のぼりおり」
    ・「こうする」と一度決めたら悩まない
    ・できる人ほど大事にしている、「誰も信用しない」「すべては自分の責任である」
    ・本当の得意分野で勝負する。得意分野であねたみ、嫉妬はない。

  • 医学部教授が、自律神経の習性を徹底的に考えて、普段の生活の何気ない行動のひとつ一つを分解して、解説して、より良い整え方を示している。

    曰く、朝の駅までダッシュは自律神経を乱す、自律神経は一度乱れると整うまで3〜4時間かかるから、ゆっくりリズム良く歩こう、そのためにはいつもより5分早く家を出ること、など。

    避けるべきは、探すこと、選ぶこと、窮屈であること、焦ること、不安を感じること、急激な温度差、睡眠不足、、、

    行動を最適化するために、やるべきことは、片付ける、諦める、準備する、目的を決める、急がない、心の不調は体を整えることで解消する、次の行動を決める(1個の法則)、何となくという時間の使い方をやめる、マイナスイメージの上書き、、、

    一つひとつの行動を意識し、決定し、行動の質を上げ、ちょっとしたストレスを避ける。そうやって、自律神経を整える。この積み重ねで、人生のクオリティが上がっていく。

    ただ、ストレスは複数もって、ストレスに対する耐性をつけるのが良い、という章もあった。

    サラッと読んでしまえるが、これらの行動の一つひとつを意識し、実践するには、この本を常に携帯し、辞書のように参照するしかないと思う。

    ちなみに、私の生活は、この本に書かれている良くない例のオンパレードで、、、。よく自律神経失調症にならずにすんでるな、私。あるいは、ストレスは複数もつ方が良い、に当てはまりまくっているのだろうか?

    あ、何よりも実践しようと思ったのは、1個の法則。朝、職場に着いたらまず何から手をつけるか決めておく、昼休憩から席に戻ったら何をやるか、帰宅後ソファにどっかと座る前にまずは何か一つやることを決めておく、など。そうすると、一つやったら、その後するすると紐づいてやることが発生する。そういうのが良いのだそうだ。

    これは、やってみる。以上。

  • 毎朝聴くラジオの朝の番組で、割と好きなアナウンサーの方がお薦めとして紹介していた1冊。

    私は
    「基本的には周りの目を気にするが、大事なポイントでは自分の思う通りに行動できるタイプ」
    だなと思いつつ、この1冊に書かれていることはほぼほぼすべて実践できているし、共感する部分も多いなとも思っていたら、筆者もおんなじタイプだと書いていて納得(笑)

  • ストレスフリーを目指して準備を心がけよう。
    買う服の種類を減らす、前日、前週に準備するをまずは実践。

  • キーワードは、自律神経!
    自律神経は、ストレス、温度変化、不安、怒りなどによって簡単に乱れてしまう。そして、その乱れてしまった自律神経が元に戻るには3時間から4時間ほどかかってしまうということ。
    80のルールの中でこれから実践していきたいことばかり。
    かなり実用的で一流の人はこの本に書いてあったコンディショニングを日頃からコツコツやっているんだろうなーと思った。

    印象に残った言葉
    ・心・技・体で最初に整えるべきは体。
    ・感謝ほど、自律神経が整うものはない
    ・いかにして周りの人たちに気持ちよく働いてもらうか
    ・朝起きた時点で自律神経が乱れていれば、その状態から「何かを変える」というのは非常に困難になってしまう

  • いくら実力があっても、それを発揮できなければ意味はない。実力を出し切る=コンディションを整えるための習慣術。知ってたり、やってたり、言い古されていたこともあったけれど、まとめて読むとなかなかにいい。

    p69
    休日を充実させるために、「ダラダラする一日」の計画を立てる。

    p78
    人の評価は口にしない

    p84
    「認められない」なら「あきらめる」
    ただし、すべてをあきらめるのではなく、部分的にあきらめる。

    p98
    朝起きたら一杯の水を飲む。ただ飲むのではなく、体全体に水分が行き渡るようなイメージをしつつ、意識して飲む。

    p104
    長生きするためだけではなく、コンディションを整え、高いパフォーマンスを発揮するためにも、1時間に一度は席を立って休憩する。少しだけ外に出て空を見上げてストレッチする。

    p107
    寒さや暑さを我慢して一度乱れた自律神経を回復させるためには長い時間かかる。我慢したのが数分でも、回復するには3 〜4時間必要。

    p125
    一日を振り返り、「失敗」を「成功」のパターンに記憶の上書きをする。
    失敗したことを、次はこうしようという改善パターンを思い描く

    p129
    夜の習慣
    まず、落ち着いた時間を30分ほど持つ
    一日を振り返り、失敗したことは成功パターンに上書きする
    明日一日をシミュレーションし、着る服を用意する
    布団の上で正座し感謝する

    p144
    忙しいときほどゆっくり丁寧にやる

    p154
    怒りそうだなとおもったら、とにかく黙る。そして深呼吸する
    腹が立ってどうしても相手になにか言いたければ、その場で言うのではなく!コンディションを整えてから「最も効果的な方法で言う」

    コレ、こわい

    p158
    怒られて落ち込んでいる時点でコンディションは最悪。なので、すぐに自席を離れ階段を1、2階分上がったり下がったりする

    p166
    心の中に心配事を入れる箱を持つ

    これはずっとやってきた。体の横に壷をイメージし、イヤなこと思い出したくないことを入れて荒縄でぐるぐるに縛る。以前は、「もうそろそろいいかな?」と、その壷を開けて、さらに変なものに変化してるのを見てイヤな気持ちになっていたけれど、今はうまくいっている。認知療法の大野裕先生は引き出しに入れたり、川に流したりするイメージを勧めていた。

    p172
    人間関係のストレスは相手への期待から生じる。だから、Don't believe anything
    「誰も信用しない」のではなく、「すべては自分の責任である」と覚悟する

  • 自律神経を整え、パフォーマンスを上げよう。

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著者プロフィール

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。1992年、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科を経て、順天堂大学小児外科学講師・助教授を歴任。
日本スポーツ協会公認のスポーツドクターでもあり、自律神経のバランスを意識的にコントロールすることで、心身のパワーを最大限発揮できることを提案。数多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンスの向上指導にかかわっている。自律神経研究の第一人者であり、書籍も多数刊行している。

「2022年 『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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