大論争! 哲学バトル

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046013101

作品紹介・あらすじ

対話形式でわかる哲学入門の決定版!
古今東西37人の哲学者・思想家たちが、時代と場所を超えて大集結!

貧困と格差/戦争/尊厳死/グローバリズム/愛国心/生きる意味…
混迷の時代を生きるための問いに、哲人たちが熱く吠える!

哲学者たちのイラストは、『逆転裁判』でおなじみのイラストレーター岩元辰郎描き下ろし。


●登場する論客たち
ソクラテス/プラトン/アリストテレス/プロタゴラス/エピクロス/アウグスティヌス
トマス・アクィナス/カルヴァン/ベーコン/ホッブズ/デカルト/ヒューム/ルソー
カント/アダム・スミス/ベンサム/J・S・ミル/ヘーゲル/キルケゴール/フォイエルバッハ/マルクス
ニーチェ/ソシュール/レヴィ=ストロース/カール・シュミット/ヤスパース
サルトル/レヴィナス/カミュ/ロールズ/釈迦/孔子/孟子/荀子/荘子/森鴎外/ガンジー

●テーマ
格差はどこまで許されるのか?
殺人は絶対悪なのか?
少年法は厳罰化すべきか?
人間の本性は善なのか悪なのか?
戦争は絶対悪なのか?
グローバリズムと愛国心、どっちが大事?
人類の歴史を動かすものは何なのか?
社会と自分、行動を決めているのはどちらか?
最高の快楽と幸福とは何か?
自由は本当に必要か?
人は「1+1=2」を生まれつき知っているのか?
天国のような別の世界はあるのか?
神はいるのか、いないのか?
この世界に真理はあるのか?
何のために生きるのか?

感想・レビュー・書評

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  • これまで色々な哲学関係の本を読んできたが
    この考え方、あの人と同じでは?などと思ったり
    あの人と正反対では?と思ったり
    してきて哲学の方向性はどうなっているの?
    と思っていたのだが
    この本を読んで、そうか色々な方向に向かっているのだ
    あと時代によって考え方も違ってきているのかと思われた
    また、違った時代でも同じような考えを持つ
    哲学者がやはりいるのか、と思って面白かった
    これがディベートというやつか・・・

    ただ、テーマを半分ぐらいにして
    もう少し長時間のバトルをしてもらいたかった
    ページをめくると、あ、もう終わってしまうの
    このテーマ・・・って感じで

  • ソクラテスのカミュ評が「しかしカミュはずいぶんと変わった男じゃな。でも憎めない。」なのがクソ好き

  • 過去の哲学者がいくつかのテーマごとに「この哲学者ならこう主張するだろう」と論戦する形式の本でした。
    哲学は初心者中の初心者なのですが、この哲学者が気になる、この思想についてもっと知りたいと思える、入門書選びのための入門書みたいな感覚で読めました。

  • 231116-3-4

  • 哲学の知識がほぼゼロの自分でも大変楽しめる一冊でした!
    特にベンサムさんとJSミルさんのやりとりが楽しかったです。
    この本ちゃんと読んだら推し哲学者が出来る、!表記がいかついからハードル高いけど、中身は論理的だったり高度な思考が詰まっていてとても面白かったです。

  • 学生時代、倫理(現社だっけな?)の授業が嫌いで、「神の見えざる手、とかイミフすぎ!」と泣いていた私が、ン十年の時を経て、「そういう事か!」となんとなく理解できた本。
    哲学にまつわる「人物」が、とても分かりやすかったです。

  • アリストテレスにソクラテス、釈迦に孔子に荀子。
    アウグスティヌスにホッブズ、ルソーにカント。
    アダムスミスにニーチェに森鴎外。
    ソシュールにガンディー、カミュまで。
    名前を聞いたことある哲学者から経済学者、作家まで、
    彼らの思想を学びつつ、現代でも議論される哲学的な問いを考えられる1冊。

    かなり、面白かった…!

    哲学って馴染みがないとか小難しいと思いがちだと思うんだ。でも「人はなぜ生きるのか」とか、「殺人はなぜいけないのか」とか「死後の世界はあるのか」とか、誰もがお年頃に一度は真剣に思い悩む命題って、だいたいは歴代の哲学者たちがすでに研究してるものなのよね。
    若者や人生に行き詰まった人こそ哲学を学ぶべき。

    この本が面白いのは時代も国もバラバラの思想家たちをひとつのテーマに沿ってディスカッションさせること。
    バトルさせることでそれぞれの考え方の傾向や違いが明確に出てわかりやすいし、面白い。
    実存主義とか構造主義とか功利主義とかの思想用語も本著を読んでようやく噛み砕けた気がする。
    てなわけで世界史のお勉強にもなるぞ。笑

    個人的に読みながら笑ったのは「神は死んだ」を力いっぱい連呼するニーチェと、ひたすら世の中の不条理さを持ち出すカミュ。笑


  • http://naokis.doorblog.jp/archives/philosophy_battle.html【書評】『大論争! 哲学バトル』 : なおきのブログ

    ●登場する論客たち
    ソクラテス/プラトン/アリストテレス/プロタゴラス/エピクロス/アウグスティヌス/トマス・アクィナス/カルヴァン/ベーコン/ホッブズ/デカルト/ヒューム/ルソー/カント/アダム・スミス/ベンサム/J・S・ミル/ヘーゲル/キルケゴール/フォイエルバッハ/マルクス/ニーチェ/ソシュール/レヴィ=ストロース/カール・シュミット/ヤスパース/サルトル/レヴィナス/カミュ/ロールズ/釈迦/孔子/孟子/荀子/荘子/森鴎外/ガンジー

    ●テーマ
    格差はどこまで許されるのか?
    殺人は絶対悪なのか?
    少年法は厳罰化すべきか?
    人間の本性は善なのか悪なのか?
    戦争は絶対悪なのか?
    グローバリズムと愛国心、どっちが大事?
    人類の歴史を動かすものは何なのか?
    社会と自分、行動を決めているのはどちらか?
    最高の快楽と幸福とは何か?
    自由は本当に必要か?
    人は「1+1=2」を生まれつき知っているのか?
    天国のような別の世界はあるのか?
    神はいるのか、いないのか?
    この世界に真理はあるのか?
    何のために生きるのか?

    2018.08.22 品川読書会で紹介を受ける。
    2018.08.25 読書開始

  • 生きる意味、なぜ人を殺してはいけないか等題材に

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著者プロフィール

北海道生まれ。早稲田大学卒業。専門は政治哲学(正義論の変遷)。現在、代々木ゼミナール倫理、政治・経済講師。情熱的かつ明解な講義で物事の本質に迫り、毎年数多くの生徒を志望校合格に導く。講義は衛星中継を通して約1000校舎に公開されている。「倫理」の授業では哲学的問いを学生に投げかける「ソクラテスメソッド」を取り入れ、数多くの学生に「哲学すること」の魅力・大切さを訴え続けている。著書に『考える力が身につく哲学入門』(KADOKAWA/中経出版)などがある。

「2022年 『哲学者たちの思想、戦わせてみました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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