- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046021625
作品紹介・あらすじ
コミックの『結婚しても恋してる』著者が、コミックでは語られなかった結婚の決意から今までの10年間を綴る。
年上で5歳の子どもがいる女性との結婚は、両親の理解を得ることができず、自分の決断だけを信じて決行。結婚したら、すぐに一児の父。息子との間を埋めたきっかけは、妻の出産。出産3ヶ月前から妻は経過入院し、なさぬ仲の息子との二人暮らしが始まる。このことによって息子との絆ができ、無事に双子が生まれてからは、家族として生きていく強い心が芽生えた。
社会の一員として生きていくこと、子どもたちを慈しむこと、妻に恋すること。すべてはひとつ。それは人を思いやる気持ち。例えば、お誕生日のプレゼントは、その日の朝渡すと1日がハッピーになる。一緒にテレビドラマを見ようと決めていると、放映がある日は早く帰るようになる。洗濯や皿洗いなどは妻と同時にする。日々の些細なことを一つ一つ丁寧にこなすことで、笑いのある温かな家庭が築けることを教えてくれる。
感想・レビュー・書評
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特別なことは日常に溶け込んでて、
それに気づくか気づかないかが分岐点。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
TwitterとInstagramをフォローさせていただいてる、shin5さんの「結婚しても恋してる」ノベライズ。
何気ない、でも日常の中のその瞬間にしかない出来事と感情をツイートしているのを魅力に感じて、Twitterを読ませていただくようになったのが最初だった。
あの限られた文字の中にあった様々なことから、shin5さんと奥様とお子さんたちの間に起きた、決して順風満帆とはいえない出来事まで、まるで人生の一瞬に立ち会わせていただいたくらいの思いで今はいっぱい。
いつもツイートを読ませていただいているからなのか、小説を読むときと全く違った感じで読み進めてしまって、後半は泣きながら読むところもあった。
奥様のはるさんの視点からもノベライズには入っていて、改めて、おふたりの関係が互いを尊重して大切にしていて、夫婦といえども続けていくという決意のようなものとそれへの努力が必要なんだということを実感した。