総図解 よくわかる 第二次世界大戦

著者 : 倉山満 鍛冶俊樹

• KADOKAWA/中経出版 (2011年2月14日発売)

作品紹介・あらすじ

楽しく面白く歴史がわかってためにもなるビジュアル図解本の決定版!日本と世界のつながり、世界の国々同士のつながりを見ていく上で重要な事件を、詳しく解説。

感想・レビュー・書評

[ジャミラさんの感想 · 2015年5月10日]

「写真とイラストで歴史の流れと人物・事件が一気に読める」とのタイトル通り、概ね時系列に沿って第二次世界大戦の政治・軍事的展開を概観できるお手軽入門書。

見開きで一項目、右ページが解説文、左ページが図解というスタイルを基本とし、章末にはその時代に活躍した人物や兵器などのコラムを載せる。
時系列の開始点を第一次世界大戦前に置いているところが良心的で、帝国主義の膨張、その結果としての世界大戦という性格を分かりやすくしている。

各章を２人の著者が分担して著述しているが、鍛冶氏の叙述は無難なものである一方、倉山氏の著述は氏本人の価値判断を盛り込んできているところが特徴。
本書のそもそもの性質からして圧倒的に文章スペースが足りないゆえに、なぜそのような価値判断を断定的に下せるのか疑問がよぎるところも多く、本書単独の評価としては落とさざるを得ないものの、逆に倉山氏のほかの著作に興味が惹かれた。

[kitanoさんの感想 · 2015年1月31日]

タイムアウトで無念の返却
再チャレンジします

著者プロフィール

憲政史家

「2023年 『これからの時代に生き残るための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」