誰も知らなかったインド人の頭ん中 (中経の文庫 ふ 7-1)
- KADOKAWA/中経出版 (2009年3月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046028655
作品紹介・あらすじ
お寺にギラギラ電飾、列車の中で思いっきり料理、神様には「タメ口」…ナゾ多き大国インドでは、毎日が奇想天外の連続!じっくり住んでみてこそ、旅行や出張では見えないリアルなインド人の姿が見えてくる。ヒンディー語を話しながら、首都デリーで暮らす著者がつづる爆笑エッセー。
感想・レビュー・書評
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インドに4年以上住んでいる著者の、生活奮闘記。生き生きとした文章で、「柔軟、でも頑固オヤジも真っ青の石頭。何でもアリ、でも手のつけようがないほど融通が利かない。どこまでもゆるく、しかし異常にストイック。何にも縛られず、でも、何かにがんじがらめにされている。すごく清潔で、すごく不衛生。整理整頓好きなのに、街中が散らかっていてゴミだらけ。情に訴える手法が大好きかと思えば、すごく情に薄い。」矛盾に満ちたインドやインド人を描いている。インド人に日々怒り心頭の著者が、何だかんだ言ってインドを大好きことも、矛盾にしているような…。
面白い本でした。インド赴任予定者必読の書かも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
停電と断水、水はポンプで屋上に汲み上げる
重なると悲劇
女性一人だと、女子会みたいなナイトライフというのがない
デリーの7割は違法建築? -
インド人ってこんなにアバウトなのか!?
驚愕のエピソードがいっぱい。
インド人を批判するようなエピソードにもとれるんだろうけど、
作者は結局あの国の空気を大好きでたまらないんじゃないだろうか。
「まぁまぁ仕方ないわねぇ、ほんと・・・」
と好きなダメ男の世話を焼く恋人っぽい雰囲気を感じる -
インドが大好きでめちゃくちゃな人間たちに飽き飽きして
でもやっぱりインドという国と人を愛してやまない著者のインドの生活談。
書面から砂埃とスパイスの匂い立つ本は
「 インドってすげぇ・・」
とは思わずにはいられない内容に満ち、
少なからず読者にインドに行ってみたいと思わせます。
もともとインドに興味のあるぼくとしては
インドの魅力大幅UPの本となりました。