東大教授が教えるヤバいマーケティング

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 181
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046040602

作品紹介・あらすじ

いまや資本主義時代に欠かせないのがマーケティング。
単に市場動向を調査するだけにとどまらず、
いかに消費者の購買意欲を刺激するか、
最大限の利益を得るかを、実践されている。

本書は東京大学経済学部で実際に行なわれている授業をもとに、
行動心理学や認知心理学の面から数々のマーケティング論を分析・紹介。

「人をその気にさせる」マーケティング論を学べば、
単にモノを売るだけでなく会議の場や人を動かす際にも役に立つ!

感想・レビュー・書評

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  • 難しいというかアタマに入りにくかった。
    アタマが良い人向きの本だと思った。
    あ、これこそバイアス。東大バイアスだな。

  • いい勉強になったわ。あざす。

  • 買い物をする際には本当に必要なものか、欲しいものかをよく考えて買う必要がある。かといって考えすぎることで機会を逃し逆に損をすることもある。チャーミングな文章がいくつかあると感じ、面白かった。ビジネス書とは…の文がとても納得できた。

  • 愛着が湧いてしまうIKEAの家具、なかなか手が伸びない透明コーラ、無数の組み合わせができるメニューの中から無難なセットを選んでしまうマックやサブウェイ、気付いたら予算よりも高く入札しているオークションなどなど、マーケティングって面白い!そして消費者こそ学ばないといけない。

  • 文章がかなりとっつきやすくてすごく読みやすい。
    マーケティングはほぼ言葉しか知らない状態でも楽しく勉強出来ました。

  • 675||Ab

  • タイトル通りマーケティングに関する本だが、日常生活の場面がふんだんに取り入れられており、買い物など普段の生活の場面を想像しながら読めるだろう。

    著者の専門がマーケティング・サイエンスであるため、ベイズ理論やゲーム理論が出てくることもあり、そこはしっかり読まなければいけないが、全般的には読みやすい本かと思う。

    終盤のマーケティング・リサーチやカンパニーに関する話は読み応えがあり、リサーチやグループインタビューの話はそれらの専門書を補完するものとして読めるだろう。

  • 今まで読んだことないジャンルを読もうと思って経済の面白そうなところを。マーケティングと書いてあるけど、売るためになされた具体的方策というよりは、購買行動の基本的な心理・行動経済学の解説だった。そっちの方がありがたい。一人暮らしによってちゃんと生活用品とかを買うようになってきたので、売り手に踊らされないように心理メカニズムを意識して冷静になって購入したい。

  • 面白かった。
    人間が確率や統計から自らの損得を適切に判断できず、多分に非合理的で場当たり的かつ感情的なヒューリスティック判断で購買意思決定をしていることがよくわかった。
    利得より損失を過大に評価する性質や、小さい確率を過大評価する傾向などのプロスペクト理論。
    サンクコストやイケア効果が生じるバイアス。
    マリッジブルーなどの選好逆転が生じるのは、心理的距離感に応じて評価基準や損得の割引率が変動するからである 等、買い手側が注意すべきこと、かつ、売り手側が使えそうなものが多かった。

  • マクドナルドのカウンター正面に掲げてある大きなメニューには、マックが売りたいセットしか載っていない。細かく注文するにはカウンターに着かないとできない。その時点で後ろには行列。結果大体の人はセットメニューを頼むように仕組まれている。
    サンクコスト効果。これだけつぎ込んだのだから、もう後には引けません、というやつ。満州の大地に流れた帝国陸軍の血から、15機しか作られなかったコンコルド、ディアゴスティーニの週刊〇〇に至るまで、途中で止めておれば、相当の損失を抑えられたはず…。これは本当に国家から個人までやられてしまう。
    成功体験が身を亡ぼす。エジソンは送電方式で直流を発明したが、もっと効率的な交流方式を発明した人をディスりまくり、自身の評判を失墜させた。
    成功の法則は妄想。エクセレントカンパニー、ビジョナリーカンパニー、ブルーオーシャン…今まで数多くのビジネス成功本がベストセラーになったが、成功体験を知っても大して意味はない。例えば成功した企業の多くが、基軸を曲げなかったというが、成功したから基軸を曲げる必要が無かっただけで、基軸を曲げないことが成功に繋がった訳では無い等々。
    で、どこかで読んだような話が多いなと思っていたら、著者は「大学4年のマーケティング理論を10時間で」を書いた人だった。

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著者プロフィール

東京大学教授

「2018年 『マーケティング効果の測定と実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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