性転換

著者 :
  • 角川学芸出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046211569

作品紹介・あらすじ

大学の医学部に通う藤沢修と、建築現場で働く安田純子には、お互いに人に言えない悩みがあった。修には男性の性であることへの強い違和感、純子には女性の性への違和感があった。しかし二人は出会い、お互いの悩みを語り、助け合ってこの苦しみの解決に立ち向かおうと誓い合う。大学にも女装で通うようになった修は、好奇の目で見られ、ついには大学側から退学の勧告を受ける。しかし修は-。一方、純子はひたすら男性への性転換を希望し、性別適合手術を受けることを望むが…。性同一性障害に悩む男女の苦しみ、そして彼らが真に望む姿とは!?公的機関として日本で初めて、医科大学の医師団が性別適合手術に挑む!綿密な取材をもとに、性の複雑な問題に肉迫した、迫真の書き下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 脳(心)と体の性が一致しないのは苦しいだろう。日々の生活も性別なんて常々ついて回るものだし、そりゃぁ本人でなければわからないような苦労があると思う。

    一方、親としても苦しい。子供が悩んでいるのを見るのだってツライ。そんな風に産んじゃってゴメンねって。もし我が子がそこまで悩んで苦しんでいるのなら・・・とやっぱり性転換手術を認めてしまうかも。少しでも悩みを軽くしてあげたいから。ただそれでも肉体を傷つけて、健康な臓器を切除したり摘出したりするのは、正直なところ、やはり複雑な気持ちになる。

  • 周りの人が理解してくれるまで、大変なのが分かりました。

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著者プロフィール

東京女子短期大学大学部卒。著書に「赤き心を」「風花の城」「一輪咲いても花は花」「性転換」「炎の河」など。日本文芸家協会会員。ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞。潮出版社文化賞受賞。著書「小説土佐堀川」がNHK朝ドラ「あさが来た」の原案となる。

「2017年 『きっと幸せの朝がくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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