角川学芸ブックス 童話を書きたい人のための本

著者 :
  • 角川学芸出版
3.55
  • (2)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 36
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046212658

作品紹介・あらすじ

書くことによって癒された著者。その書く喜び、創作の楽しみを、コンクールに入選するまでの自らの体験を通して実践的に述べた童話作家による実作のための書。童話を書きたいと思っている人はもちろん、小説や物語を書きたいと思っている人、人生の節目に自分のことを振り返ってみようかと思っている人必読の一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 那覇市の日本蕎麦寶の奥様が童話作家で、とても懇意にしていただいた。
    沖縄から転居するに際し、本を購入してサインをしていただいた。
    絵本ではなくエッセイにサインをしていただきたくて、ちょうどジュンク堂に本書の在庫があるのを見つけた。希望通りサインをいただけてうれしかった。
    本書には上條さんの壮絶とも言える体験が書かれている。(2021.9.7)
    http://kamijyou-s.cocolog-nifty.com/blog/
    ※2021.2.7購入@ジュンク堂那覇店

  • メルヘンとメンヘルはよく見間違える。

    この書き手、「よいところが一つも見いだせなかった」と振り返る幼少の娘と旦那から、逃げるようにしてメルヘンの世界に入っていくところをつらかった思い出として(自虐的にでなく)語るのが気持ち悪い。自分語りをしたいだけなら、こんな本のタイトルにしないで欲しい。唯一、落選を続けていた生活のブレークスルーとして参考になるのは、良い子を主人公にしていたことに気づくところか。

  • タイトルよりも内容ははるかに深い。
    自分を幸せにしてあげること。童話を書くことは、著者にとってその一つの手段だったのですね。
    好きなことに打ち込めることの幸せ。
    人生いろんな辛いことがあっても、それを受け容れ自分の内に取り込める強さと優しさ。
    上條さなえさん、ポジティブなのに控えめなオーラ。このバランスがいいのでしょうね。
    何気ない文章のなかに、ハッとする「気づき」をたくさん見つけることができました。
    童話が書きたくなった!とまでは思いませんが(^^;;、自分の幸せのために、自分を見つめ直してみたくなりました。

  • 筆者の壮絶な人生、読み応えあり。挿入童話にも涙!人柄も最高です。

  • 3月6日

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

『さんまマーチ』でデビュー以来『さんまラプソディー』(国土社)『コロッケ天使』(学研)『ぼくのおじいちゃん、ぼくの沖縄』(汐文社)『わすれたって、いいんだよ』(光村教育図書)、ホームレス同然の暮らしをした体験をつづった『10歳の放浪記』や、『月と珊瑚』(講談社)などたくさんの作品がある。作家活動と並行して児童館の館長を務めたほか、埼玉県教育委員会の教育委員、同委員長も務めた。現在、沖縄在住。

「2021年 『シェフでいこうぜ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上條さなえの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×