走れメロス 太宰治 名作選 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 111
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046310699

作品紹介・あらすじ

友情と信頼をまもろうと命がけで走る青年の姿をえがいた「走れメロス」など、太宰の本当の良さがわかる感動的な11の短編。犬がこわいのに犬に好かれてしまう太宰と飼い犬との交流を楽しく語る「畜犬談」、重い病の妹とその姉に起こる奇跡をミステリー風に物語る「葉桜と魔笛」、キリストへの愛ゆえの裏切りをユダが語る「駈込み訴え」のほか、「トカトントン」「桜桃」などドラマチックな物語や心にのこる名作ばかりの決定版。さし絵多数。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • やはり名作ですね!

    名作は友情が描かれる。今まで600冊?ほど読んできたから分かる暑さが有る!!!

  • 「走れメロス」「畜犬談」「葉桜と魔笛」「黄金風景」「駆込み訴え」
    「眉山」「燈籠」「善蔵を思う」「桜桃」「トカトントン」「心の王者」

    この本、いずれ買おうと思う。
    「眉山」が読みたくて借りたのだけど、期待を裏切らない面白さでした。
    特に「畜犬談」。
    声に出して読みたくなる名調子の文章。
    溢れてくる含羞とプライド、諦念とか優しさ、とか。

    なんでそうなん?といいたくなるような、そんなこと気に病むなよ、と
    声をかけたくなるような。
    マジでダメな男なんだけど、ほっとけない。

    いや、太宰、モテただろうよね、そりゃあ。

  • 公文でも読んだことがありとても面白かったです^_−☆

    メロスは、優しいのかどうだか⁇

  • メロスはともかく、畜犬談に太宰らしさが滲み出ていて、思わず苦笑してしまった。
    この人のひねくれ具合、どうにも憎めない。

  • 小・中学生向けの、太宰の短編集。

    読んだことのない話が多かったので、楽しみながら読んだ。
    大人になってから読むと、『走れメロス』が、いわゆる「どうしてこうなった」的原因で、メロスが走ることになっているのにツッコまずにはいられない(笑)。
    個人的には、『畜犬談』が、声を出して笑ってしまうほど面白かった。

    -----

    収録作品
    走れメロス/畜犬談/葉桜と魔笛/黄金風景/駆込み訴え/眉山/燈籠/善蔵を思う/桜桃/トカトントン/心の王者/

  • 「走れメロス」の「文庫」で予約したら
    この本が来てしまい
    驚愕そして爆笑。

    いかにも少女向けなイラストの表紙で受け取るのが少々恥ずかしかったですが
    内容は勿論素晴らしい。
    短編集ですが
    やはり作品は長さではないなと。
    ほんの十数ページの作品でも
    内容が薄いのに何故か出回っている数多の作品一冊より遥かに価値があるかと。

    こういう作品を読むと
    今は面白くはあっても読んで得られるもののない作品も多いなあと思う。
    読後 考える、考えさせられる、その上で自分の内面に何か残せるような作品だからこそ名作、なのかと。

  • 最高。

  • 教科書にものっている「走れメロス」他、選りすぐりの短編11編を収録。高学年から。(太宰作品をこれから読む小学生には、ちょうどいい内容とページ数かと思います。)(IMA)

    • knslさん
      最初、このちょっと萌え?系の表紙に、どうなんだろう、と思いましたが、「短編集」として見ると、同じような青い鳥文庫のと比べるとおもしろい、...
      最初、このちょっと萌え?系の表紙に、どうなんだろう、と思いましたが、「短編集」として見ると、同じような青い鳥文庫のと比べるとおもしろい、読みやすい、んじゃないかと思いました。
      ちなみに、
      このつばさ文庫分は
      収録作:走れメロス/畜犬談/葉桜と魔笛/黄金風景/駈込み訴え /眉山 /燈籠/善蔵を思う /桜桃 /トカトントン/心の王者
      青い鳥文庫版では
      走れメロス/魚服記/思い出ロマネスク富嶽百景
      /雪の夜の話/お伽草紙(抄)こぶ取り
      となっているようです。(i44)
      2010/09/02
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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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