新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046310811

作品紹介・あらすじ

アリスは7歳の女の子。野原でうとうとしてたら、懐中時計を持ったおかしなウサギが走ってきた。ウサギを追って、地球をつきぬけるような深〜い穴に落ちると、そこはふしぎの国!あまいケーキを食べれば体がのびて、びんの水薬を飲めばちぢんじゃう。涙の海を泳いだり、ドードー鳥とかけっこしたり、こわいハートの女王様に首を切られそうになったりと、もうめちゃくちゃ。51の絵と新訳で名作がうまれかわる。小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • 年長6歳1ヶ月1人読み。
    小4、9歳4ヶ月は拒否。
    韻を踏んでる冒頭から気持ちよく音読していた。
    訳は砕けすぎていないのに読みやすい。
    本棚から時折引っ張り出して読んでる姿を見ると我が子には名訳なのかなとも思う。

    絵にひっぱられて、ストーリーもかわいらしく感じた。
    色んな絵柄の本を子らには選んで渡してきたつもり。
    でも、昔ながらの挿絵ではきっと6歳の彼女は読み終わることなできなかっただろうな。

  • 原作はかなり言葉遊びが激しく翻訳家泣かせなのだが、この本では韻を踏んだり同音異義語を抱き合わせたりとかなりの工夫を凝らしているため、現在出ている訳本では一番の出来かと。私自身がナンセンス文学があまり得意ではないため、内容自体はあまり肌に合わなかったが、翻訳内容に感動したために星4つ。

  • 最近、児童書の名作が、新訳として現代っこたちに抵抗の少ない
    挿絵や文章で、あらたに出版されている。

    いいなあ、と思っているのは、宗田理さんの「ぼくらの七日間戦争」シリーズが児童書向けの装丁で出版され、再ヒットしていること。
    あと、ふしぎの国のアリスも
    石井睦美さんの訳で、ツウェルガーの挿絵で出版されたり。

    このアリスもそんな中の一つ。
    角川つばさ文庫は、現代の子どもを意識して、イマドキの挿絵で名作古典を出版したり、ライトノベルで人気の「涼宮ハルヒ」のシリーズを児童書で出したり、へえ~!と思う取り組みがある。

    このアリスを訳した河合祥一郎さんは、以前もアリスを翻訳されていたが、現代の子たちが読みやすいよう、新訳に取り組まれたとのこと。

    ただ・・・この挿絵が、私の働く図書館ではけっこうな物議をかもした。
    かわいらしすぎる挿絵の印象が強すぎて、不思議の国のアリスに対する先入観ができてしまうと。
    でも、それでも、この本をきっかけに、
    「本っておもしろい!」
    「長いおはなしを通して読めた!」
    ・・・と思う子どもが一人でも増えればよいのではないかとも思う。

    とか、いいつつまだ読めていないので、早く読もう。
    ちなみに、アリスは、岩波のものが自宅にあります。
    ジョン・テニエルのちょっと怖いような地味な挿絵のアリスです。
    それと、ツウェルガーの絵のファンなのと、石井睦美さんの柔らかな文体も好きなので、そのアリスは個人的に買いました。
    どれがベスト、とは決められません。

    ☆☆2010/12月読了☆☆
    読みました。
    訳者があとがきでも書いているように、現代っ子が読みやすいよう、
    ルビや言葉遣いが直されている。
    子どもたちが話の途中で、「これ何て読むの?」とか「なんのこと?」
    って言葉で止まってしまったら、話に集中できないだろうから、
    確かに読みやすい!
    …し、たくさん登場する「詩」はしっかりとことば遊びを再現している。
    (これが訳者さんのこだわりだそう)
    図書館では、ロアルド・ダールの本もすごく人気なのだけど、
    彼の本も韻を踏むリズムの文章がたくさん出てきて、
    物語の面白さももちろんながら、その軽快なリズムも人気の秘密だと
    思うので、
    この新訳アリスは、原著のアリスが持つ文章の面白さを生かした
    良訳なのだろう!と実感。

    でもでも…
    このマンガっぽすぎる挿絵にやっぱり拒否反応を示してしまうのは、
    大人の身勝手さというか、ノスタルジーなのだろうか。
    ふんだんに挿絵が入っているのはよいのだけれど・・・。

  • 新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫) 作者のルイス・キャロルの作品です。

  • 赤の女王のトランプけらいがアリスをトランプでふきとばしたところがおもしろかったです。 

  • okama目当てで買ってたのをルプさらだ読んで思い出した

  • ★★★☆☆
    訳は思ったよりしっかりしていました(偕成社版を底本にしているそうです)
    タイショジンはもっとかわいらしい訳にしてもよかったかも。

    イラストが甘いのに引きずられ、物語も甘く感じた。
    動物や年配の方のイラストが苦手っぽいのかな?
    (まっきー)

  • 不思議すぎて面白くなかった。

  • 映画の方が好きー!

  • 河合祥一朗さん訳のアリスが読みたかったんだけど、角川つばさ文庫版しか図書館になかったので、まあいいか、と借りてみた。子供向けにふりがながふってあって、読みやすくなっているようだ。
    角川文庫版の挿絵はテニエルだけど、こちらはokamaさん。可愛らしい挿絵で、これはこれで良い感じ。
    言葉遊びもうまく訳されているようだ。「ウサギをバラして憂さ晴らしか!」とかちょっと笑ってしまった。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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