ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫 A こ 3-2)
- アスキー・メディアワークス (2011年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046312006
作品紹介・あらすじ
湖のほとりの白い古城。背筋を正して、客を迎え入れる四人の少女たち。そう、ここは、彼女たち-四人の女主人を擁する、世にも珍しい古城ホテル『マルグリット』。にぎやかで、でも平穏なそのホテルに、ある日事件が勃発!女主人のひとり、ドジっ娘魔女ピィを捕らえるために、賊が潜入したのだ。抵抗むなしくピィは連れ去られ…!?これは不思議なホテルを舞台にした、四人の少女の切なくも優しい友情物語。小学校中級から。
感想・レビュー・書評
-
(2017-08-12)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作者のあとがきが好きだなあと思います。
作品が、登場人物が本当に好きなんだなあと思えて。
あとがきまで含めて微笑ましい。
いや、話が微笑ましいかといえばそれだけではないのですが、女主人たちはみんな微笑ましい。
ピィの話もフェノンの話も、どちらも当事者は自分だけで解決しようとするのですが、恐らくは四人ともそうなるのだと思います。
そして、他のメンバがそれを無視して手を出していく。
友人ていいものですねえ。 -
ピィとフェノンのお話。
キャラがみんないい味出してきました。
ヘンリーとかヘンリーとか特に。 -
手に入れたホテルを、どうにかこうにか回している4人の少女。
普通のお客様ではないお客様が泊った嵐の晩に
手違いで入れてしまったのは、元のすみかの人達。
師匠を殺してしまって追放、の内容がそうだったとは。
ある意味正当防衛になるのではないでしょうか?
とはいえ、自分が殺してしまったので
良心の呵責はあると思いますが。
単なる暴走かと思ってたんですけどね~。
相手の都合で、あっちへこっちへ移動させられるのには腹が立ちます。
しかも相手の弱い所をついて、ですから、さらに腹が立ちます。
が…実力のある人を相手に怒らせてはいけないね、というよりも
手段を選ばないって素敵ですw
番外編でもう一本。
そしてそこで明かされる、ホテル買い取り金のその後。
いや…確かにそれ大事ですけど、これ、子供向け、ですよね?
大事、ではありますし、守らせねばなりませんが
いくらの借金に!? と思ったのは確かです。 -
ピィとフェノンがメインの話が二編。
ふだんはケンカばかりだけど、いざとなった時の四人の団結力に感激。
ヘンリーの「犬ではない!」も、もう定番になってるし。 -
ピィとフェノンのお話。なるほどそういう選考基準だったんだなあ。2巻から紅玉節といっていたのがわかった気がする。しかしほんとうに姫さまがかっこいいな。そしてヘンリーちゃん不憫属性が作者にまで明言されているwwwもうゆがみなくて好きだwww
-
一巻で築き上げられた土台の上で、しっかりと自らの足でもって歩む四人の少女たち。生き生きと、逆境もものともせずに。
そしてサフィールの本当の(?)姿にしてやられる私。
今日もホテル『マルグリット』は盛況――のはず。 -
シリーズ第二弾はピィとフェノンの二つの話。暗い側面も確かにありましたが、この四人が揃えば最強ということがよーく解りました。リ・ルゥの勇ましい指揮力、ピィの明るさ、ジゼットのクールさも見物だけど、やっぱりフェノンの独特な自由人振りが個人的には大好きです。次はジゼットの話とのことだけど、そろそろイケメン以外の姿が見たいというのは我儘でしょうか。それにしてもヘルハウンド(笑)の扱いが非常に酷い。