ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫 A こ 3-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 182
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046312006

作品紹介・あらすじ

湖のほとりの白い古城。背筋を正して、客を迎え入れる四人の少女たち。そう、ここは、彼女たち-四人の女主人を擁する、世にも珍しい古城ホテル『マルグリット』。にぎやかで、でも平穏なそのホテルに、ある日事件が勃発!女主人のひとり、ドジっ娘魔女ピィを捕らえるために、賊が潜入したのだ。抵抗むなしくピィは連れ去られ…!?これは不思議なホテルを舞台にした、四人の少女の切なくも優しい友情物語。小学校中級から。

感想・レビュー・書評

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  • (2017-08-12)

  • ピィの性格あまり好きじゃないんだけど(同僚にこんな甘ったれで使えないやついたら嫌だ)魔山での話は面白かった。助けに行く人たちが格好いい。やはりフェノンが好きだなー。にこにこしながら言動の辛辣なとこが。今回もあまりホテル内の描写がなくて残念。古城ってとてもいい舞台なんだけど、活かされてないな、と。ヘンリーの駄犬扱いが良いですね。不憫なのがチャームポイントってあとがきに思わず笑ってしまった。

  • この作者のあとがきが好きだなあと思います。
    作品が、登場人物が本当に好きなんだなあと思えて。
    あとがきまで含めて微笑ましい。
    いや、話が微笑ましいかといえばそれだけではないのですが、女主人たちはみんな微笑ましい。
    ピィの話もフェノンの話も、どちらも当事者は自分だけで解決しようとするのですが、恐らくは四人ともそうなるのだと思います。
    そして、他のメンバがそれを無視して手を出していく。
    友人ていいものですねえ。

  • ピィとフェノンのお話。

    キャラがみんないい味出してきました。
    ヘンリーとかヘンリーとか特に。

  • 手に入れたホテルを、どうにかこうにか回している4人の少女。
    普通のお客様ではないお客様が泊った嵐の晩に
    手違いで入れてしまったのは、元のすみかの人達。

    師匠を殺してしまって追放、の内容がそうだったとは。
    ある意味正当防衛になるのではないでしょうか?
    とはいえ、自分が殺してしまったので
    良心の呵責はあると思いますが。
    単なる暴走かと思ってたんですけどね~。

    相手の都合で、あっちへこっちへ移動させられるのには腹が立ちます。
    しかも相手の弱い所をついて、ですから、さらに腹が立ちます。
    が…実力のある人を相手に怒らせてはいけないね、というよりも
    手段を選ばないって素敵ですw

    番外編でもう一本。
    そしてそこで明かされる、ホテル買い取り金のその後。
    いや…確かにそれ大事ですけど、これ、子供向け、ですよね?
    大事、ではありますし、守らせねばなりませんが
    いくらの借金に!? と思ったのは確かです。

  • ピィとフェノンがメインの話が二編。
    ふだんはケンカばかりだけど、いざとなった時の四人の団結力に感激。
    ヘンリーの「犬ではない!」も、もう定番になってるし。

  • ピィとフェノンのお話。なるほどそういう選考基準だったんだなあ。2巻から紅玉節といっていたのがわかった気がする。しかしほんとうに姫さまがかっこいいな。そしてヘンリーちゃん不憫属性が作者にまで明言されているwwwもうゆがみなくて好きだwww

  • 一巻で築き上げられた土台の上で、しっかりと自らの足でもって歩む四人の少女たち。生き生きと、逆境もものともせずに。
    そしてサフィールの本当の(?)姿にしてやられる私。
    今日もホテル『マルグリット』は盛況――のはず。

  • シリーズ第二弾はピィとフェノンの二つの話。暗い側面も確かにありましたが、この四人が揃えば最強ということがよーく解りました。リ・ルゥの勇ましい指揮力、ピィの明るさ、ジゼットのクールさも見物だけど、やっぱりフェノンの独特な自由人振りが個人的には大好きです。次はジゼットの話とのことだけど、そろそろイケメン以外の姿が見たいというのは我儘でしょうか。それにしてもヘルハウンド(笑)の扱いが非常に酷い。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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