貞子怪談 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046313270

作品紹介・あらすじ

貞子って知ってる? 白い服を着た、ながーい黒髪の女の人の幽霊。あることをすると貞子さんを呼び出せて、きらいな人を呪い殺してくれるんだって。…え、その方法? …呼び出した後、どうなっても知らないよ?

感想・レビュー・書評

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  • 貞子の呪いは伝播するーー。 ある学校に静かに伝わる不気味なおまじない。それは「あることをすると、”サダコ”が井戸の底からやって来る」というものだ。やがて、あることを実行した者達の回りでおかしな事が起こり始め……。 *** 言わずと知れたジャパニーズホラーの金字塔『リング』より山村貞子が児童書ホラーに出張。しかも、この作品は他の社で出ている映画のノベライズ版ではなく、貞子を題材にしたオリジナル。ある小学校の裏側にひっそりとたたずむ古井戸。その井戸が存在するためか、その学校ではある『おまじない』その感情は様々だが憎しみ、嫉妬、恨みなど人間の負の感情ばかり。そんな人間が誘われるように貞子怪談の噂を知り、それを求める様は、すでに憑依され操られているようだった。貞子に関わるにつれ、身も心も貞子になり果て、次の生け贄を求める。そして、呪いは広がっていく。手段は違えど、原作貞子の目的が今も変わらず、遂行されていっている。貞子の物語はいつまでも半永久的に語られ、作られその都度形を変えて人類に襲いかかる。次はどのような形で描かれるのかと思うと楽しみでしかたがない。

  • 児童文学だけどおもしろい。この年代のこどもにとって他人と比べられることは大きな戸惑いなのだろうな。本書は漫画家の阿部洋一先生が挿絵を描いています。ナイスキャスティング。

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