もしニーチェが短歌を詠んだら

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著者 : 中島裕介
  • 角川学芸出版 (2012年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046526151

もしニーチェが短歌を詠んだらの感想・レビュー・書評

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  • ほかに書いてるひといるけど確かにトイレに置いておきたい本だった。短歌だし暗誦するぐらい読み込むことで意味がにじみでてくるのかもしれない。ガチの哲学の本ってカントの純粋理性批判よもうとしてだるくなって積ん読になって以来、読もうと思わなかったけど、この本は57577の定形リズムでなんとなく読んでいけるので楽しかった。

  • ニーチェ入門書としては最適でしょう。

    私の短歌観からみて、これらが短歌かというと、微妙です。

    ニーチェの思想を内在律で要約してみた『新しい短歌の取り組み』という感じでしょうか。

    でも
     珍しい花をつけてる生垣の下に行くには短い 生は

    という、情景と心象が重なると「よいなあ」と思いました。
    として

  • 孤独は決して悪いことではない。
    自ら強いと思い込んでいる者が他人に同情する。
    疲れたら、まずゆっくり眠れ。
    自分からよく考える者こそが危険で優れた組織人となる。
    苦しんで悩め、それこそ人間を向上させるすべてであった。

  • ホンモノのヒトは一つの橋であり一つの没落である 渡れよ
     中島裕介

     近年、大学の進学相談会に「ニーチェを学びたい」という受験生が来て、ほう、と目を向けたことがある。たしかニーチェ思想の「超訳」が話題になった時期で、その男子生徒はいくつかの箴言に強く惹かれるところがあったらしい。
     箴言や警句をちりばめた著作を残したニーチェ。そんな彼が、もしも短歌を詠んだとしたら、という斬新な著書が出た。著者は、1978年兵庫県生まれ、大学院でフランス現代哲学を学んだ気鋭の歌人中島裕介である。
     出典を明記しながら、ニーチェの言を短歌に翻案。数行のコメントも添え、入門書としてじつに読みやすい。掲出歌の出典はニーチェの「ツァラトゥストラ」で、「橋それ自体は目的地ではなく、どこかの目的地へ続いていく場所の一つです。そして、人間が向かうべき目的地が『超人』」だと解説している。
     読者の間では、次のような歌が話題になっている。出典はどちらも「人間的、あまりに人間的」。

      形容詞の最上級をよくつかうヤツには特に警戒をしろ

      結婚の前に必ず考えよ「年老いてなお語り合えるか?」

     まるで自己啓発本のようなフレーズで、命令形や断定が多いのも特徴である。
     近年の文系学生たちは、命令形や、禁止形の短いフレーズを好む。そのような表現になぜ惹かれるのか、という問題意識も持ちながら読みたい一冊だ。

    (2012年10月7日掲載)

  • 上昇も下降もせずにいつだって澄んだ空気のように生きろよ
    P147

  • さらさらと読める。

    時間のある時に、ひとつひとつの言葉をゆっくり噛みしめたい。

  • ニーチェの言葉が短歌となって、我々日本人に語りかけてくれます。
    時々好きなページを読み返して、「プチ・ニーチェ」に触れたいと思います。

  • ニーチェに振り回されることなく生きていくためにも、この最初の歌を味わって読んでおきたい。

    残念なお知らせをまず致します「いつも世界は不公平です」

    「何が良くて何が悪いか」という価値判断、つまり道徳というものは実は非論理的なものです。
    そのため、人間ははじめから不公平な存在であり、世界もまた不条理にできています。
    だからといって「こんな世界はクソだ!ゴミだ!」というのではなく、それに立ち向かうこと--それが生きるということだとニーチェはいいます。
    -本書の第1章から引用-

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もしニーチェが短歌を詠んだらの作品紹介

ニーチェの深く難解な哲学を、現代人のためになるテーマごとに選別し、短歌に超訳。その切れ味鋭い格言(アフォリズム)が日本人のDNAに染み付いた「七五調四拍子」の短歌定型に収められることで、身体で覚えられ、理解しやすくなる。ニーチェ本人も「血と格言とで書く者は(文字として)読まれることではなく、暗誦されることを欲する」と書いている。これまでうまく理解できなかったニーチェの世界がすっと心に入ってくること請け合い。

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