- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046532992
作品紹介・あらすじ
34歳での現役引退。ピッチから離れて学んだこと、そしてサッカーに思い描く理想像とは-。
感想・レビュー・書評
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FIFAマスターコースの体験談。かなりハードなコースであるというのが読み取れる。歴史・経営・法律を体系的に学んでいくというのは興味深い。しかもそれぞれ歴史はイギリス、経営はイタリア、法律はスイスで講義を行うのが欧州らしい。権利保有者という考え方は重要、オリンピックはIOC、サッカーのワールドカップならFIFA。その権利管理が宣伝・資金調達にもつながる。
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FIFAマスターで学んだことを宮本さんが書いている本。サッカーの歴史から、スポーツ経営や法律まで、いろんな角度からサッカーを学んだんだなという感じで、こちらも勉強になる。イタリアとドイツとイギリスのリーグや街、文化の違いなどが面白かった。
読みやすく、二時間くらいで読めました。
スタジアムを中心としたサッカーの盛り上げ方を提言したり、サッカー選手のセカンドキャリアなどについても触れたりしている。
東京五輪やパラリンピックについても触れていて、モラリストという感じ。
闇の宮本恒靖が見たい気もする。
20161115 -
タイトルは大きく出ているが、つまるところは元日本代表キャプテンである宮本恒靖氏による、FIFAマスターの受講の記録である。そこで学んだことをベースにした提言もあるが、どちらかといえば体験記と考えた方が正しいだろう。
その内容は非常に興味深いものである。こざっぱりとまとめた文章は、恐らくはその実際の苦労からはかけ離れているくらいまとめられたものだろうが、それだけに要点だけ抜き取ってある感覚で非常に読みやすい。
地味に、英国での受講の地がレスターであったりするところなどは、いま読んでも楽しいところだろう。ここで説明されているような(インド人移民が多く、有色人種が人口の半数を占めているのだとか)異文化が受け入れられやすい素地があったからこそ、日本人選手の獲得がされやすい環境だったのだなと改めて感心した次第である。
タイトルを思うと、最後の提言部分はいま少し踏み込んだものであってほしかった。
その分だけ星を引いて、星四つ半で評価している。本そのものは興味深く読ませていただいた。 -
元プロ選手としては珍しいらしいFIFAマスターに挑んだ宮本の謂わば、留学記。
サッカーを通じた歴史・経営・法律。経営企画のお仕事にも共通するテーマですが、日頃は冷静沈着なイメージがある彼が選んでいた『情熱(パッション)』が最重要なことを再認識させられました。 -
サッカーをやってる子はもちろん、
第5章のサッカーを文化にしたい
はスポーツに関わる仕事をしたい子に読ませたいな~ -
「日本サッカーの未来地図」という題名なものの、中身はFIFAマスターの研修の日々や内容のこと、そして卒業してどのように生かしていきたいかということ。
イギリスでフットボールの歴史を学び、イタリアで経営を学び、スイスで法律を学ぶ、受験から始まり、英語力をあげるところ、現地でのグループでのディスカッションやレポートの提出、よく頑張ってきたというのが正直な感想。と同時に、FIFAもいろいろな試みをやっているんだなあと思った。ちなみにFIFAマスターには選手上りは宮本氏一人だとは思わなかった。経営等に携わる人が多い印象だった。
選手としても一流だったが、頭脳も明晰な方なので、これからは日本が行く方向性を示してほしいと思う。それが、真の意味での日本サッカーの未来地図を描くということになると思うので。本書はまだ、その基盤を作ったくらいしか触れていないように感じた。 -
FIFAマスターを卒業し、選手としても実績がある宮本選手の視線がとても印象的。この人にJFAのトップに立って欲しい。
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宮本選手ってこんなに勉強しているんだと感心した一冊。今後の日本サッカー界のために多大なるご尽力を期待してます(^^)
ブラジルW杯はどういう結果になるのでしょうか?