- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046534163
作品紹介・あらすじ
いじめ問題最大の要因は、異質な他者を拒む日本社会の根源的な習性にある。これを排し、他者を受け入れる共同体をどうつくるか。いじめの構造から過去の教訓、予防措置、初期対応、そしてネットをはじめとする現代型いじめ対策まで。文科省や自治体で青少年の健全育成に関わる委員を歴任する著者が、学校、家庭、そして社会全体がとるべき針路を示す。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
いじめについて知ることのできる一冊。
どうしていじめは起きるのか、
いじめの背景にあるものは何か、
どんなことがいじめを助長してしまうのか、
いじめへの対応はどうしたらいいのか、
いじめを予防するにはどんな取り組みが有効と考えられているのか、
等々
データや事例をもとに紹介されていて、とても参考になりました。
リスクマネジメントの意味も込めて、学校と関わりをもつ方々に、おすすめしたい一冊です。 -
3月に著者講演会があるとの事で主催者より本書をご紹介いただいた。
-
いじめがどのように起こるか、その仕組みと対処法について非常に分かりやすく簡潔に解説。いじめでだけではなく不登校など学校現場をめぐる他の問題にも応用できそう。
-
新書らしい新書、という印象を受けました。
薄すぎることもないが、でも厚いわけでは決してない。
これまでに起きた有名ないじめ事件の事例をいくつか挙げていたところが読んでよかったけど、ほかはどうだろう。
著者が持っている意見に共感できない部分ももちろんあるし、それをしてどうなるの?みたいな部分もあったので、あまり頭に残らなかったです。
まあいじめをなくしていくために、確かに現実的な、地道な一歩なのかもしれへんけど。