私の胸は小さすぎる

著者 :
  • 角川学芸出版
3.95
  • (10)
  • (16)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 110
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046537270

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今までの詩から再編集された本
    装丁の色が鮮やか

    対象は人間じゃなくていいので(既婚者なので
    人間はご法度ですね)新しい恋がしたくなりますね
    読書も大好きですがガッと心が奪われる感じを味わいたいなぁ

  • 恋を意識する女子すべてにささげたい本。半ば、甘すぎるくらいの詩にくらくらもしたけど、前半にあった「君の香りを風が運んできたときそっと口づける」的な詩が記憶がまっすぐで美しく印象に残ります。終わりにかけて恋というよりは愛に近い、別れに関することを綴る詩も好きでした。ところどころにある、著者の恋愛観もみどころ。読みやすい。

  • こんなタイトルを私が読んでいるとお前自虐かといわれそうだが(pc_q` なんのなんの、谷川俊太郎さんの恋愛詩を集めたものでございます。編者は中国の詩人?田原(Tian Yuan)さん、不勉強ながら存じ上げなかったのですが、谷川さんの詩の魅力に憑り付かれた方らしい。コトバが紡ぐと美しいですね、愛というものは。エロティックかといわれればそうかもしれないけれど、それは読み手の経験と想像力次第かも。愛に憧れる年頃ならどきどきもするだろうし、いい大人になってしまえば、選び抜かれたコトバで彩られる愛というのはすこし遠い位置にあるものになってしまう、というか。ああ私ごときではこんな説明ですら上手にコトバがうかばないけれども…。こんなに誰かを想うキモチってわかる、そのコトバたちは浸み込む、でもそれは自分のいまなかにあるものとは混ざらない、というか。。。失うかもしれない境界線が見えるとこにいればこそ、愛(恋愛、異性愛ね)ってきらきらするじゃないですか。あーうまくいえない。まあでも谷川さんの魔法のようなコトバ選びを目で追うだけでもビリビリきますよ。赤い暗闇を蒸発させろ なんて谷川さんしか編めないよね。こういう1冊は、なんかなあ、老夫婦になってから、ダンナ様の胸に体を預けてくつろぐ老いた妻に、朗読していただけたら素晴らしいですね。少なくともいまは違う。愛し合ってても頭の奥で明日の献立を考えてるくらい俯瞰してるのが、いま私が守ってる愛。

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

谷川俊太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
角田 光代
村上 春樹
川上 未映子
村上 春樹
村上 春樹
三浦 しをん
森見 登美彦
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×