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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047031944
作品紹介・あらすじ
慶長18年、北政所ねねの甥木下延俊は、正月の参賀に江戸城に出仕し、秀忠から茶をふるまわれる。そのご領地日出へ帰国する途中、駿府で家康に拝謁、大坂城の秀頼を訪れる-大坂の陣の直前、東西両陣営のはざまで生きる大名の緊迫した1年の行状を、新出の日記をもとに再現。
感想・レビュー・書評
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慶長十八年、北政所ねねの甥木下延俊は、正月の参賀に江戸城に出仕し、秀忠から茶をふるまわれる。そのご領地日出へ帰国する途中、駿府で家康に拝謁、大坂城の秀頼を訪れる。大坂の陣の直前、東西両陣営のはざまで生きる大名の緊迫した一年の行状を、新出の日記をもとに再現。(平成二年刊)
・まえがき
・江戸の春
・東海道の旅
・楽しき京都
・国元日出における生活
・あとがき
昭和61年に発見された日次記を基に江戸での正月、東海道の旅、京都滞在、国元の生活を紹介している。正直、単著として読むと退屈であるが他の本と関連して読むと面白いかもしれない。
大名達の江戸での交際、駿河での家康との対面、京都での親族との交友(高台院ほか)、大坂城での秀頼との対面など興味深い。
日記からは、試し切りなど戦国の余塵くすぶる殺伐とした世相や幕藩体制が整備される前の雑然とした雰囲気が窺えるが、国元での生活は退屈そうである。参考文献一覧が無いのが残念。
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