- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047034211
作品紹介・あらすじ
歴代の天皇は、和歌によって、政治を行い、人民と交流し、自らの心を吐露してきた。和歌は日本国家の誕生時から天皇とともにあり、天皇が歌を詠み続けることは皇位継承の上からも、自然の恵みを得るためにも、必要なことであった。一方で、天皇個人にとって歌は自然な心情の発露ともなった。古代から現代までの天皇の歌、天皇たち自身のことばから、国家、天皇制、自然とのかかわりなどを読み解く試み。
感想・レビュー・書評
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万葉集・古今和歌集・新古今和歌集・・・それぞれの時代の和歌が天皇にとってどういうものであったか。
和歌の持つ意味を知ることができます。 -
[ 内容 ]
歴代の天皇は、和歌によって、政治を行い、人民と交流し、自らの心を吐露してきた。
和歌は日本国家の誕生時から天皇とともにあり、天皇が歌を詠み続けることは皇位継承の上からも、自然の恵みを得るためにも、必要なことであった。
一方で、天皇個人にとって歌は自然な心情の発露ともなった。
古代から現代までの天皇の歌、天皇たち自身のことばから、国家、天皇制、自然とのかかわりなどを読み解く試み。
[ 目次 ]
第1章 天皇と国家(国家の起源と歌;即位の歌;国土の歌;神仏の歌;戦争の歌)
第2章 天皇と制度(狩猟の歌;行幸の歌;年中行事の歌;勅撰集と歌)
第3章 天皇と自然(花の歌;四季の歌;天地の歌)
第4章 民を愛する天皇(民を思う歌;天皇を祝う歌;天皇に訴える歌)
第5章 恋する天皇(恋の歌;結婚の歌)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
天皇の歌は祈りであり、日本は言霊の国であるというのがよくわかり、今上天皇の歌に「願い」「願う」が頻出するわけが分かった気がします。