古墳とはなにか 認知考古学からみる古代 (角川選書 493)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047034938

作品紹介・あらすじ

なぜ前方後円墳のような巨大古墳が生まれ、そして衰退したのか。竪穴式石室から横穴式石室へという大転換はどうして起きたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、埴輪や副葬品、石室の位置関係やつくられ方を、ヒトはどう感じ考えるかという心の動きの分析から解明。「神格化の舞台」から単なる「墓」へ。3世紀から7世紀の日本列島に10万基以上も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学からの古墳時代論。

感想・レビュー・書評

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  • 古墳に様々な個性があったことを初めて知りました。変遷も興味深かったです。単純に大王筋の墓かと思っていたら、そうじゃなかったんだぁ…。ただ古代日本があまりにも穏やか過ぎる印象が気になりました。大陸の影響→単なる国内のブームとか。読み込みが浅かったらごめんなさい。

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著者プロフィール

松木 武彦(まつき・たけひこ)
1961年愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。モノの分析をとおしてヒトの心の現象と進化を解明、科学としての歴史の再構築を目指している。2008年、『全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞。他の著書に『進化考古学の大冒険』『美の考古学』(新潮選書)、『古墳とはなにか』(角川選書)、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)『縄文とケルト』(ちくま新書)などがある。

「2021年 『はじめての考古学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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