中世尼僧 愛の果てに 『とはずがたり』の世界 (角川選書 501)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047035010

作品紹介・あらすじ

『とはずがたり』は、後深草天皇の御所で育った作者・二条が自らの愛の遍歴と、尼となって東国・西国を旅した様子を綴った自叙伝だ。宮廷内の複雑な男女関係を披瀝したためか、昭和25年に一般公開されるまで、宮内庁に秘蔵されていた。二条はなぜ自分の過去を書き残したのか?読者を作品の中に引き込む劇的構成と、繰り返される言葉の効果を明らかにしながら、謎に包まれた『とはずがたり』の真相に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • とはずがたりに関する本。
    従来の説は、そのセンセーショナルな内容の影響から、本来の意味を読み違えているところもある、というスタンスで書かれた本でした。

    きちんと解説本を読んだことがなかったので、なるほど!と思うことばかりでした。

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著者プロフィール

1945年、佐渡に生まる。早稲田大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授を経て早稲田大学文学学術院教授。現在、早稲田大学名誉教授。
主著に『平治物語の成立と展開』(汲古書院)、『平家物語の誕生』(岩波書店)、『岩波セミナーブックス・平治物語』(岩波書店)、『平家物語転読―何を語り継ごうとしたのか』(笠間書院)、『いくさ物語の世界―中世軍記文学を読む』(岩波新書)、『中世尼僧 愛の果てに―『とはずがたり』の世界』(角川選書)など。

「2017年 『「平家物語」という世界文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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